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  • 〜五角形の雨空〜への応援コメント

     とても静かで、やさしくて、胸の奥があたたかくなる情景ですね。
     言葉が雨粒みたいに細やかで、読みながら世界がすっと立ち上がってきました。
     イラストや挿絵のある作品は、それによって、人物が固定されます。
     それができないので、私は作品内で、そこがどんな場所で、どんな様子か?
     そして、どんな服装をした人が、どんな姿や顔をしているのかを描写するようにしています。そうしないと、自身の持つイメージが形にできないからです。
     ですが、この詩の言葉によって、私には白い服が似合う、繊細な少女の姿が思い浮かびます。
     色の描写が直接は出てこないのに、全体が“淡い光の中”で語られているような雰囲気があって、読み手の中に自然と清らかな人物像が立ち上がってくる。
     最近『雪国』の冒頭を少し読んだ時に感じた、説明が無いのに勝手に思い浮かぶ感じです。
     特に心を捉えるのは、「五角形の小さな空」という表現。
     傘の形を指す言葉でありながら、主人公の心に生まれた“はじまりの恋”を象徴するように広がっていく。
     その小さな空は、彼女にとって世界の形を変えてしまうほどの特別さを帯びている。
     そしてその空を「そっと折りたたんでしまっておく」という結びは、淡い恋心を大切に胸の奥へしまい込むようで、静かな余韻が残りました。

    作者からの返信

    kou様

    この度は心の深くまで届くようなコメントをいただき、本当にありがとうございます。
    温かな言葉のひとつひとつに感動して、何度も読み返しました。

    「言葉が雨粒みたいに細やかで」というお言葉……
    あまりにも美しくて、胸がぎゅっとなりました。光栄で、夢のようです。

    また、kou様が他の方の作品を読まれる時、
    どのように“イメージを形づくる”のか、その心の動きを
    ほんの少し垣間見させていただいたような気がして、嬉しくなりました。

    「白い服が似合う、繊細な少女」と思い浮かべてくださったのですね。
    あの詩の中の“彼女”は、まさにうさぎのような繊細さで、世界を見つめている子かもしれないので、そんなふうに受け取ってくださったことを知ったら、雨の日の空の下でぴょんぴょん跳ねて喜びそうです。

    大文豪の作品名を例に挙げて描写を読んでくださったこと。大変に驚き、恐れ多く、でもとても励みになりました。

    「折りたたみ傘」に合わせて、最後はそっと“折りたたむ”という言葉を選びました。
    ただ胸にしまい込むより、
    丁寧に、大切に、その気持ちを抱きしめている ことが伝われば嬉しいです。

    作中、彼が貸してくれたのが、もし長傘だったら……と、書きながら思っていました。
    そうしましたら、“彼女だけの小さな空”の形は、五角形ではなかったかもしれませんね。
    八角形、十六角形……と想像して、ふふっとなりました🤭

    この度は、素晴らしいお言葉の数々を本当にありがとうございました。