幽霊の言語

口を開く

紡ぐ一匙のねこじゃらし

嘘を吐く

説く熱弁は共鳴せず


右脳と左脳が別々に

私の言葉が届かずに

唯白昼夢に溺れてく

言葉の影で


三日月の残魂が

何れの夜に融ける

口説く誘惑に活きる

喉の共鳴が死んでいる


言葉それは一瞬の美だ

泣き喚く顔が尊く見える

言葉それが憎らしいんだ

何時か枯れる宵闇彼方

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