応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 今回は怪異そのものよりも、時代と制度の暗がりがじわじわ迫ってくる回で、その重さが非常に印象に残りました。おとよの食堂の静かな温かさがあるからこそ、遊女失踪の不穏さや「かしく」という名に反応した一瞬の揺れが、ひどく切実に響きます。
    そして終盤、史実の嘆願文がそのまま差し込まれることで、ここまで積み上げてきた「自由とは何か」という問いが急に生身の痛みに変わるのが見事でした。怪異譚でありながら、人の世の理不尽そのものが化け物のように立ち上がってくる感覚があります

    作者からの返信

    明治を調べていくうちに見つけてしまったかしくの嘆願をどうしても書きたかった回です。
    集中しすぎて、葛葉組を出すのを忘れてます。

  • 今回はまさに「言葉では届かない相手」が現れた回で、その手応えの苦さが強く残りました。彰義隊の兵たちの無念そのものは確かに悲しいのに、それがさらに大きな怨念に呑まれて刃へ変えられてしまう構図が痛ましく、勘治の方法が一度は届きかけたからこそ、なおさら胸に刺さります。
    その一方で、葛葉が天野八郎と真正面からぶつかる戦いは圧巻でした。冷徹に見える彼女が、帝を守るために傷を負いながら立ち続ける姿には、揺るぎない覚悟の美しさがありますし、最後に勘治が「まだ終わってねえ」と立つ締め方もとても良いです。

    作者からの返信

    葛葉と玉藻の戦闘スタイルを見せたかった回です。
    史実絡みなので、調べるのにとても時間がかかって、楽しい時間を過ごしました。

  • 今回はとりわけ、怪異の哀しさに正面から触れた一話でしたね。提灯お化けたちの怒りが、実のところ「忘れられたくなかった」という悲しみだったと見えてくるくだりが切なくて、勘治が刃ではなく言葉と線香で向き合う流れに胸を打たれました。
    最後の柳と月の提灯の逸話も非常に美しく、文明開化に押し流されるものの側に、これだけ丁寧に灯りを当てるのがこの作品の良さだと思います。葛葉が去らずに最後まで見届けた、あの小さな揺らぎも印象的でした。

    作者からの返信

    提灯お化けって、夜道への注意喚起的な妖怪ですが、付喪神的な話を書きたくてこんなかたちになりました。
    付喪神になるには年数が足りなかってので、念くれとなりました。

  • 今回は怪異譚の気配を濃厚に漂わせながら、最後に突きつけられるのが「人間の悪」だった、という落とし方がとても効いていました。永代寺跡地と六地蔵の結界という土地の歴史がきちんと物語の不穏さに結びついていて、ただの事件解決では終わらない陰りがあります。
    それだけに、勘治の「人間は裁ける。だが、化け物は、消えない」という感覚が重く残りますし、終盤の古井戸のかすかな泣き声で、まだ本当には終わっていない余韻を残すのが実に上手いですね。葛葉と玉藻の静かな場面も美しく、こちらの陣営にもまた別の緊張と親密さがあるのが印象的でした。

    作者からの返信

    怪異ものですが、人間にも悪いやつはいることを書きたかった話です。
    見どころは廃仏毀釈ガチ勢に狙われた文太です。

  • 蛇女との戦闘そのものの迫力もさることながら、勘治と葛葉の「守る理由」の違いが真正面からぶつかるのが非常に良かったです。葛葉の冷たさは徹底しているのに、だからこそ彼女の背負う使命の重さも際立って見えますし、それに対して勘治の「目の前の人間を守る」という実感のある倫理が、静かに格好いい。
    文太の豪快な助太刀には思わず頬が緩みましたし、戦いの熱のあとに、どうしても相容れない者同士としてそれぞれの道を確認する締め方も印象的でした。

    作者からの返信

    今回の見所は文太のせいで、目を回す勘治でした(笑)

  • 文太の再登場、実に良かったです。明るく人懐っこい気質のまま、勘治を救う場面ではきっちり頼もしさを見せてくれるので、この再会だけで物語の呼吸が少し変わる感じがしました。
    その一方で、白装束の女と白狐の登場が鮮烈で、勘治たちとはまったく異なる理で動く存在が現れた緊張感も強いです。朝方のおとよの店に流れ込む締め方まで含めて、激しい出来事のあとにしみじみとした温度が残るのがとても好きでした。

    作者からの返信

    単独での行動に限界を感じていた時に、昔馴染みの文太の合流で勘治の孤独な戦いが終わりました。
    葛葉組の不穏な登場でやっと本格的に話が進むことになります

  • 文明開化の光と、その裏に広がる闇の対比が非常に美しく、世界そのものが不穏に脈打っている感覚が印象的でした。増上寺炎上の場面で、音も色も失われる演出から現れる「徳川の怨念」は、まさに桁違いの存在感で、思わず息を呑みます。
    さらに四国・京都と視点が広がり、それぞれの勢力が動き出す構図が一気に立ち上がってきて、物語が大きく加速していく手応えを感じました。

    作者からの返信

    前回は主人公の戦闘スタイルの紹介でしたが、今回はこの物語の敵役の出現と主要キャラの顔見せでした。

  • 冒頭の血と雨の描写から一気に引き込まれましたが、ろくろ首との攻防が実に緊張感に満ちていて見応えがありました。鏡や水面を利用した立ち回りが理にかなっていて、勘治という人物の冷静さと覚悟がよく伝わってきます。
    そして最後、袖に残る牙の痕と「執念深ぇな」という一言が強く印象に残りました。この世界の怪異のしつこさと、それに向き合う彼の孤独が滲んでいて、とても良い余韻です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    激しく打ち合う手数が多めの戦闘ではありませんが、雰囲気を味わっていただけたようで良かったです。

  • Xから来ました✨

    明治維新と怪異を結びつけた発想がまず面白く、導入から一気に世界へ引き込まれました☺️

    血や雨、錆びた甲冑の質感まで伝わる描写が濃密で、勘治の渋い魅力も立っています💡

    史実の不穏さと妖怪譚がしっかり噛み合っていて、この先どんな怪異と時代の闇が描かれるのか続きが気になります🤭

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    時代の変わり目に不穏な事が起こりがち。明治という近くて遠い時代で濃厚にエンタメしていきたいと思っています。
    気に入っていただけたようでありがたいです。

  • こ…これで、序章…!

    作者からの返信

    主要キャラクターが揃いましたっ!

  • なまなましい臨場感の描写、好みです!
    個人的には、取れるタイプのろくろ首も好きです。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    戦闘シーンの描写は頑張ってますっ!
    取れるタイプも考えたんですが、一般的には伸びるタイプのほうが有名なので、そちらを採用しましたっ!
    いろんな妖怪が出てくる予定なので、おたのしみにっ!

  • 明治時代の怪異ものを始めて読んだこともあり、新鮮で面白かったです。
    ろくろ首が殺意満点で怖い!
    勘治が三十代で冷静な退治屋なのもお気に入りポイントです。

    作者からの返信

    早速読んでいただきありがとうございます。
    戦闘シーンはこだわって書いていますので、今後も楽しみにしていてください!
    主人公はおじさんで、異能持ちではありませんがなんとか戦い続けます。