第25話 ヤンキーギャルを捕まえて
《旧校舎 廊下》
「待てコラ! 七宮! 俺の制服を脱いで返しやがれ~!」
「い、嫌だし~! ウチは今日、建宮っちの制服を来て帰るんだし!」
「ふざけるな! そうすると俺がメイド服で家まで帰る事になるだろうが!」
「建宮っちはメイド服が似合ってるから大丈夫だし」
「何が大丈夫だ。アホギャル~!」
俺は今、俺がさっきまで着ていた制服を着た七宮を追いかけている。
意味が分からないって? いや、俺も意味が分からないさ。
《数分前 文芸部》
ん?……あれ? 俺はたしか文芸部3人娘達に肩のツボを強く押されて気絶したんだ筈じゃあ。
「ちょっと待って。七宮さん。なんでゆー君の制服を着ちゃってるの?」
「ん~? 藍ちゃんだって、建宮っちのパンツ脱がせてるし」
「や……これはスカートだったからだね。大丈夫だよ。ゆー君は起きてなかったし。脱がせたパンツの代わりに私の体操着着せてあげたから」
「……あの。七宮さんと藍さんの行動はどちらもヤバイので、その辺で止めておいた方がいいですよ」
「「へ?」」
何だ? コイツ等仲良く俺を取り囲んで何をし……て?
「何じゃこりゃあ?! なんでメイド服を着てんだ俺はあぁ?」
「あ! 藍ちゃんが騒ぐから建宮っち起きちゃったじゃん!」
「わ、私のせいじゃないもん! 七宮さんがゆー君の服を脱がせてメイド服を着せて写真を撮ろって言ったから起きちゃったんだよ?」
藍と七宮。いつの間にかなり仲良くなったんだな。
「……いや。そんな事よりも! お前達!! 寝ている間に俺の何したんだ? つうか。俺の制服返せ! 七宮!」
「い、嫌だし! 不味いし、逃げちゃうし~!」
「あ! 待てコラ! 七宮~!」
そんな感じで現在、七宮と旧校舎で追いかけっこの真っ最中。七宮のやつ、案外足が早いんだな。追いかけて数分位経つのに捕まえられん。
「だが、いつも運動している俺と。いつもマップのジャンクフードを食い
「ふぇ~ふぇ~! た、建宮っち。なんでスカートであんなに
七宮は小さな空き教室に逃げ込むと急いで扉を閉めようとしたが。間一髪で俺に小さな空き教室へと入られてしまった。
「もう逃げられないぞ。七宮」
「た、建宮っち。落ち着くし。話せば絶対に分かち合えるって」
「なにを分かち合い合うんだ? 何? それを言うなら分かり合えるだろうが」
「そ、そうとも言うかもだし~!」
ガラガラ……ガチャ!
なんだかひとりでに扉が閉まって鍵までかかった気がしたが。きっと気のせいだろう。
それよりも今は俺の制服を脱がして着た
「た、建宮っち! ちょっとまっち~! 今の不自然! 不自然な閉まり方だったし! この教室絶対ヤバヤバだってのぉ」
「何を言ってんだ。お前が逃げ込んだ場所だろうが。いいから俺の制服を脱いで俺に返せ。七宮~!」
「あ、あん! た、建宮っち。大胆過ぎるし……そんなに揉みくちゃにされたらウチ……建宮っちに襲われてるみたいだし?」
ブチッ!
コイツ~! 俺はこのメイド服が恥ずかしいから早く着替えたいだけだっつうの!
何かパンツまで奪われてるし。誰の体操着を着せたんだよ。コイツ等は~!
「揉みくちゃにはするが。七宮は女の子だから乱暴にしたくない。藍ならツボ押しで直ぐに制裁を加えられるんだが」
「……た、建宮っち。そんなにウチの事が大事なん? そんなに大事にしてくれるなら。今度からウチ、建宮っちの事をダーリンって呼んであげても良いし。みたいな?」
「あん?! 黙ってろ! アホギャル」
モニュモニュ~!
七宮の態度に腹が立った俺は七宮の胸をなんの
「な、な、何してるし。建宮っち! 何を無表情でウチの貴重なDカップ揉んでるし?」
七宮が恥ずかしいそうに何か言ってるな。俺はなんの罪悪感も感じなかった。
「そうか。藍は多分、Eカップ以上あるから負けたな。七宮」
「は、はぁ~? E、Eカップだし?……ウチ。やっぱり負けてたん?」
藍の
その間にも俺は制服を奪われた腹いせにモニュモニュしている。
「あぁ、負けてたん……うぷっ?!」
「つ、つうか。いつまでモニュモニュしてるし? べ、別にウチは建宮っちなら、いつでもどこでもモニュモニュさせるから。もう揉むなし~! 建宮っち~!」
「わ、分かったから。胸を……胸を押し付けるな。七宮~!」
俺は七宮にいつもされる胸の圧モニュモニュにまた敗北してしまった。
つうか。俺達、この小さな空き教室に閉じ込めたんだが。どうやって出ればいいんだ?
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