第23話 密室の秘密
《裕次と藍 9歳の頃 建宮マッサージ店》
「ゆー君。どうだろう? 私と将来、結婚でもしてみるかい? 私は君を幸せにできると思うんだけど」
「うぅ! そんなの駄目だよね。ゆー君!」
その時の俺は、藍ちゃんのお姉ちゃん。雫姉がなにを言ってるの理解できなかった。
そして、藍は
「ん~? いや、僕には藍ちゃんがいるから良いやぁ。雫お姉ちゃん……それに、いつもハァーハァー言ってるから怖い」
「ゆ、ゆー君! ありがとう。お姉ちゃん。私の勝ち」
「な?! ガーン! ゆー君に私がフラれた?」
俺がそう言うと雫姉は落ち込みながら、床に手をついていた。
「私はまたフラれたのかい? 私は常に敗北者ってこと?……(ブツブツ)」
雫姉が小言で何か言っていて怖い。雫姉はまた誰かにフラれたのだろうか? 雫姉は失恋するといつも俺に結婚しようと迫って来るからな。
「雫姉。誰かに告白を断られたの?」
「ギクッ!」
「そうそう。お姉ちゃんね。同い年の男の子に告白したら、その子には彼女さんがいてね」
「な?! 何をバラしているんだい。藍! そはれは私との秘密だよね? ゆー君にバラすんじゃない」
「えー、お姉ちゃんの事なんて、いつもゆー君に報告してるよ。ゆー君と私の間に秘密は無しって決めてるもん。ね~! ゆー君」
「う、うん。そうだね。藍ちゃん」
……ああ、そうだった。藍と俺の間で嘘をつかないって約束していたんだったけな。
◇
《図書準備室》
「藍に肩のツボ押されると結構痛いな……」
「ゆー君?」
「藍。俺は藍のポヨンポヨンが大好きだ」
「…………はい? 今、なんて言いましたか? ゆー君」
「ああ、俺は藍のポヨンポヨンが大好きだ。それだけは
「ゆ、ゆー君。いきなり何を言ってるのかな? お馬鹿さんになっちゃったのかな?」
そう俺は藍にツボを押されて気づかされた。ここ数日。
白鳥さんやら旧校舎の七菜子さんやらのイベントで、藍との間に変な秘密を抱えていた事を。
俺は馬鹿だったな。
最近、あった事を素直に言えば。藍は
「ゆ、ゆー君?」
「ああ、俺は今から藍に最近内緒にしていた事を話すよ」
「ゆー君が私に内緒にしていこと?」
「そうだ。最近は白鳥さんの家で毎日夜遅くまで一緒にいるんだ」
「ん? ん~?」
ミシッ!……あれ? 藍の俺へのツボ押しが
「それだけじゃない。この間は放課後のマップで遅くまで色々と話たりしたんだ。楽しかったよ」
「ほん? ほうほう」
ミシミシッ!……おや? 藍の俺へのツボ押しが更に痛くなってきたぞ。何でだ?
「それでな。白鳥さんのお母さんには、この間。もう家に
「ふむふむ……成る程成る程。ゆー君はここ
ミシミシミシッ!……痛い痛いぞ。藍にツボを強く押されて俺の身体はめりめり言っている。
「な、何でだ……痛いんだが。俺は藍にここ数日の事をちゃんと隠さずに話したんだぞ」
「うんうん。ゆー君のここ最近のリアル充実ぷりを聞かされて怒ちゃったかもね~! ゆー君」
藍のやつ。またニコニコ笑顔で俺に怒り始めただと?……なんだ。その理不尽は? 許さん。
「この! 俺は素直に謝ったり正直に最近あった事を話したのに。藍! 貴様~! いつまでも俺がムッツリ藍の言いなりだと思うなよ」
俺は身の体制を変えて、俺の肩のツボを押している藍へと反撃に出ることにした。
「ふわぁ?! ゆー君! 白鳥さんと浮気していてなんですか? その態度は……幼馴染みに反撃するなんて許されない事だよ~!」
「な? あの温厚な藍が反撃に出てくるだと? それは計算外……」
普段。藍に対して一切怒らず。手を出さない俺が珍しく反撃してきたのが嬉しかったのか。
藍は俺に向かって抱き付い来た。もう言い訳とかどうでもよくなって、お互いただふざけ合っているだけになってきたな。
そして、そんなジャレ合いをしていると。
モニュモニュ……
そして、俺は藍の大きなお胸を両手で
「しゃうん///」
突然の事でビックリする藍。
「あ! わ、悪い! 直ぐに両手退ける……藍?」
「……良いの? ゆー君。今、放課後で図書準備室に私達。2人っきりなんだよ?」
藍は俺の方へと身体を近付けると。俺の耳元で
「い、良いのって何がだ?」
「ゆー君が私を大切なのは良く分かったし。ゆー君が私のおっぱい大好物さんていうのも分かっちゃったもん……私のおっぱい揉みたい? ゆー君」
「……藍。お前、何を考えて?」
藍の顔。赤面しながらニヤついている。何かを凄く期待しているのか?
「……ゆー君の身体って本当に素敵だよね」
「だから。なんだよ?……藍、お前。下で何を……」
「だから。ゆー君。この後の流れは私に全部任せてね。ちゃんと私がリードして……」
ガチャッ……ガラガラ!!
「建宮っち~! 藍ちゃん~! 戻って来るの遅いから迎えに来たし。何やって……は?」
「「へ?」」
「な、な、何してるんだし! 藍ちゃん! 抜け駆け禁止って言ったの藍ちゃんなのに。何を抜け駆けしてるし~! このムッツリスケベ~!」
「ち、違うの七宮さん。、これはゆー君が私を大好きって言ってくれたお礼で……ちょっと。七宮さん。なんで私のおっぱいをわしゃわしゃするの? だ、駄目! ゆー君が見てるから駄目~!」
「問答無用だし~! このハレンチムッツリスケベ~!」
「うえ~ん! 助けて、ゆー君~!」
あー、なんか色々とめちゃめちゃだわ……図書室には旧校舎の情報は無かったし。
諦めて、明日からは本格的に文化祭に取りかかるかな。
「そんなに、そのけしからん物を揉まれたいなら揉んでやるし。藍ちゃん」
「ち、違うもん。私はゆー君に揉まれたいだけなんの。七宮さ~ん」
「まぁ、また文化祭終わった冬位に調べるか。黎明高校の七不思議は……」
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