意識航法入門

常陸 花折

授業シラバス・課題内容及び評価基準

【到達目標】

1. 意識・無意識・夢界の構造を理解する。

2. 瞑想・呼吸・内観による自己安定化の基礎を修得する。

3. “観測者理論”における主観と客観の境界を説明できる。

4. 日常意識において心象変動を認識し、記録できる。

5. 精神的航行(意識変容)を安全に実践する準備を整える。


【授業計画】(全14回)

第1回 導入:意識航法とは何か

 意識を“航行空間”として扱う思想史的背景。

 夢と現実の境界を測る。

 ニュクスによる初回瞑想誘導(静寂呼吸法)。


第2回 心象の地図――内面空間の構造

 無意識・前意識・顕在意識の階層モデル。

 魔導理論との接続。「心象地図(Mind Map)」の作成演習。


第3回 夢界入門:睡眠と意識変容

 夢の生成過程、記憶との関連。

 明晰夢訓練の基礎。1週目からの夢記録を提出(レポート①)。


第4回 観測者とは誰か――自我の分離と統合

 観測者理論の初歩。

 観測する“私”と観測される“心象”の関係。

 二重意識の実験。


第5回 記憶の回廊:心象の持続と変容

 過去の記憶を再体験する瞑想実験。

 感情と記憶の結合を解きほぐす手法。


第6回 精神界の構造Ⅰ:集合意識層の観測

 “夢の共有”という神話的概念。

 ストラテッラ各領域における精神波通信の事例紹介。


第7回 中間まとめと航法演習Ⅰ

 前半総括。自らの心象を安定させるための呼吸・姿勢・集中の再確認。

 小レポート②提出:「私の心象海航行記録」。


第8回 精神界の構造Ⅱ:象徴と記号の読み方

 夢・瞑想中に現れる象徴を“言語”として解釈する手法。

 神話的記号学入門。


第9回 観測倫理Ⅰ:他者の心に触れるということ

 他者の夢・感情を“覗く”行為の是非。

 共感と侵入の境界を考える。


第10回 観測倫理Ⅱ:自己分裂と観測の限界

 観測者が自身を観測する矛盾。

 無限反射の危険性。メタ意識の扱い。


第11回 航行の安全と危険

 精神航行時に起こる意識喪失・自己同一性揺らぎなどの危険例。

 帰還技術と“アンカー”の概念。


第12回 実践:夢界への再入航

 全過程の応用。

 意識を安定させたまま夢界に再突入する手法。

 瞑想誘導映像による最終演習。


第13回 観測者理論の統合

 物理学的観測者理論との比較。

 ストラテッラの“観測哲理”との接続。

 最終小論課題説明。


第14回 総括:静寂の海の向こうへ

 全過程の振り返り。

 意識航法Ⅰへの接続。ニュクス教授による閉講の“静寂瞑想”。

 最終小論提出:「意識航行における観測倫理」。


【成績評価】

・実習レポート(3回)……60%

・最終小論「意識航行における観測倫理」……30%

・映像講義視聴確認・瞑想記録提出……10%


【教科書・参考文献】

・ニュクス・ストハズモス『夜の観測者たち――意識航法序説』(ストラテッラ大学出版局)

・ヘルメス編『通信哲学入門』第3章「心象通信」

・夢界記録資料集『睡眠下観測実験ログ(第12期)』

・現世文献参考:C.G.ユング『自我と無意識の関係』、D.チャルマーズ『意識する心』

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