21日目
調査21日目 2021年12月6日
地方ニュース 電子版(続報)
続報・現職警察官による被害者への暴行未遂事件、背後に古賀容疑者との関連浮上 2021年12月6日
昨日未明、清明総合病院の入院病室で発生した現職警察官による強要未遂事件について、逮捕された捜査一課所属の山崎秀明容疑者(40代)が、既に逮捕されている連続集団暴行事件(通称:「ひとり鬼遊び」事件)の主犯である古賀優作容疑者と密接な関係にあったことが、警察内部の捜査で明らかになった。
警察当局は、山崎容疑者が古賀容疑者によって集められた屈辱的映像の存在を知り、それを独自に利用しようとしたと見て捜査を進めている。一方で、山崎容疑者の犯行は被害者女性の恋人である青年の命がけの抵抗により阻止され、被害者たちへの最終的な性被害は未遂に終わった。
この青年の行動について、警察は「市民による勇気ある行動」として称賛している。また、この事件がインターネット上の「呪い」の連鎖によるものという被害者側の主張に対し、警察は改めて「超常的な要素は一切なく、単なる異常な犯罪集団による脅迫・強要事件である」として、徹底した情報統制に乗り出す方針を示している。
◇
番組名: デイリー・トピックス(専門家インタビュー)
放送日時: 2021年12月6日 19:00
キャスター: 「一連の連続強要事件は、現職警察官による最終的な犯行未遂という、最悪の形で決着しました。西野さん、今回の山崎秀明容疑者(40代)の逮捕をもって、『呪いの連鎖』という非科学的な概念は、完全に否定されたと見てよろしいでしょうか?」
西野 . K(社会評論家/オカルト否定論者): 「その通りです。私が前回から主張してきた通り、事件の背後にあったのは『呪い』ではなく『人為的な悪意』でした。古賀容疑者に続き、山崎容疑者という現実の犯罪者が逮捕されたことで、集団的な脅迫行為としての本質が証明されました。被害者の方々が訴えた『呪いの声』や『視線』は、全て極度のPTSDと、山崎容疑者による精神的な再支配の恐怖の現れだったと、論理的に説明可能です」
キャスター: 「では、恋人を救った青年の行動についてはどう評価しますか? 彼の『命がけの抵抗』が、最終的な屈辱を防ぎました」
西野 . K: 「それは愛と勇気ある行動です。しかし、あくまで『愛の記録』ではなく、『正常な人間関係』に基づく勇敢な市民の行動です。今回の事件は、犯罪者による悪質な連鎖を、市民の勇気が断ち切ったという、極めて人間的な結末を迎えたのです」
キャスター: 「神代さん。西野さんの見解に対し、あなたは依然として『呪いの残滓』が残っていると見ていますか? 事件は物理的に解決しましたが…」
神代 . T(元公安警察): 「ええ。物理的には解決しました。しかし、山崎容疑者が屈辱の記録の『完遂』に異常なまでに執着した事実こそが、この儀式が極めて呪術的な性質を持っていた証明です。山崎容疑者の逮捕は、法の勝利ですが、呪いの敗北を決定づけたのは、青年の純粋な献身です」
キャスター: 「それはどういう意味でしょう?」
神代 . T(冷静に、西野の目を見て): 「あの場には、『穢れを完成させる力』と、『愛をもって献身する力』が対峙しました。呪いは、『愛の記録の破壊』という形でのみ完遂されます。しかし、青年の行動は、その破壊を阻止し、呪いのトリガーそのものを無効化しました。この事件の本当の教訓は、警察官の逮捕ではなく、人間的な愛が、超常的な呪いを断ち切ったという点にあるのです。彼らは屈辱の記録ではなく、愛と献身の記録を残したのです」
西野 . K(声を荒げて): 「待ってください! 神代さん! それは現象を愛にすり替えているだけです! 科学的な言葉を使いなさい! 呪いは断ち切られていません、犯罪者が捕まっただけです!」
キャスター(焦った様子で、間に入り): 「っ……お二人とも、再び白熱したところですが、残念ながらお時間です。この事件が残した社会への深い影響は、今後も注視していく必要があります」
◇
捜査員の現場検証報告
時間: 2021年12月6日 13:00 JST 場所: 清明総合病院 入院棟 302号室 記録形式: 警察捜査資料抜粋(事件発生翌日)
山崎 秀明の意識不明による現行犯逮捕を受け、現場は厳重に封鎖され、事件発生翌日、詳細な検証が行われた。
現場の状況: 病院の一室は荒れており、ドアは内側から破壊され、血液反応はないものの、激しい揉み合いと、金属製の点滴スタンドが使用された痕跡あり。呪術的な痕跡は完全に消失していた。これは、屈辱の記録が阻止された際の激しい抵抗を裏付ける。
氷室 葉月の状態: 現場から姿を消しており、発見されず。現場には、側頭部に打撃を受け倒れていた痕跡のみが残る。これは、世間に晒されないという彼女の設定を反映している。
森 葵の状態: 意識不明の重体。全身に呪力枯渇による衰弱が見られるが、屈辱的行為を受けた痕跡(性被害)は未遂に終わっていることが確定した。
橘 あかりの状態: 意識不明の重体。葵同様、全身に衰弱が見られるが、屈辱的行為を受けた痕跡(性被害)は未遂に終わっていることが確定した。
山崎 秀明の状態: 後頭部に鈍器による激しい打撃痕があり、意識不明の重体で倒れているところを現行犯逮捕。破壊された配信機材(カメラ)が傍らに残されていた。これは葉月による反撃の痕跡である。
水元 透の状態: 現場で錯乱状態で発見され、保護された。山崎への打撃については「混乱しており、記憶が曖昧」と供述。山崎の制圧を試みたことは確認される。葉月の離脱により、水元透が単独で対応したと記録される。
配信の痕跡: 破壊された機材のログから、儀式の失敗後、山崎が侵入し、屈辱的な記録を開始する直前に強制終了されたことが確認される。これにより、屈辱の記録が未完で終わったことが確定した。
◇
警察内部記録
記録日時: 2021年12月6日 16:00 JST 記録者: 警察上層部
山崎の逮捕を受け、古賀優作の事件から続く一連の連鎖事件の収束を図るための最終的な総括を行う。
事件の名称: 「清明総合病院 連続猥褻・強要未遂事件 兼 警察官職権濫用・傷害事件」として認定された。これは、警察官による現役被害者への犯行という、極めて異例な事態を反映している。
「穢れの記録」の評価: 押収した山崎の機材ログおよび古賀との関連性から、山崎は古賀の事件を「未完の記録」として引き継ごうとしたと結論付ける。山崎は単なる刑事ではなく、古賀の事件に深く関与した上位の代理者であったと推察される。呪いの根幹の存在は内部では示唆されるが、公式記録には残されない。
水元透の献身的な行動により、被害者への屈辱の記録(最終的な性被害)は阻止されたと認定。別件にて指名手配中の氷室葉月の関与は立証されず、記録上は水元の勇気が事件を防いだこととなる。
警察官による現役の被害者への犯行未遂という事態に、世論は激しく反応。警察は「呪いの連鎖」の存在を否定し、全てを「古賀・山崎らによる異常な集団脅迫および強要事件」として収束を図る。最終的な「歴史の記録」は、権力によって操作されることを示唆している。
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