第2話 中学校

中学校に入学した私はすぐに1人目の男性と恋をした。まだ、中学校に入りたてで小学生の恋愛観だった訳で相手がどのような性格なのか分からないままお付き合いしたため、長くは続かなかった。そんな感じで、私の中学1年生の生活は恋愛に関しては何もいい思い出がない。1つあるとするなら、とても仲のいい友達が出来た。その子の名前は、ゆみ。ゆみはいつも笑顔で愛嬌があってかわいい。かわいいだけじゃなく、ゆみはとても面白い。一緒にいると変な行動が移ってしまいそうだ。毎日四六時中ゆみと一緒にいて、先生に注意されるぐらいずっと一緒にいた。ある日の授業中、私の担任の先生が他クラスの数学の授業を担当していた。私たちは音楽の授業だった。音楽室と数学の教室は棟が違うため、棟ごしでその数学の授業を見ていた。その日は合唱コンクールの練習の日だった。みんなが歌っている所、私とゆみともう1人の友達はサボっていた。B棟の数学の授業を受けている生徒達を見ていた。目が合った生徒に私たち3人が手を振ったら、先生がみていた。「やばい」3人は壁を盾にして隠れれた、!っと思っていた。遅かった。「おぁぉいっ!!なにしとんじゃぁっ!!」普通にびびった。私たちの担任は普段そんなに怒らない人だったため、初めての先生の怒鳴り声にびっくりした。その後、私たち3人は先生に謝りに行った。その時ゆみがなぜか分からないが泣いていて、吹き出しそうだった。そうやって、色んな悪い事をした1年生だった。ただゆみは、私が色んなことで悩んでいた時にたくさん悩みを聞いてくれて、私に励ましの言葉をくれた、中学生活でいちばん大好きで大切なお友達。ゆみのおかげで私の1年生生活は楽しめた。でも、2年生になるとゆみと違うクラスになった。4月の始業式、クラス替えの紙が玄関前に張り出された。一緒に見に行こうと約束していたゆみと一緒に2年生の列を1組から見ていった。「え。」私が反射的に声を出してしまった。1組の列には「佐々木」という名前がかかれてあった。ゆみの名前は水瀬ゆみ。私の苗字は「桜井」私とゆみは苗字が近いため、一緒のクラスではないことがすぐに分かった。「え。めいの名前ないじゃん。」「なかった。終わったーー」私たちは2年生では、違うクラスになってしまったためそれぞれの物語が始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る