浪止伝説
こんがらと大未亜
第一節~第三節
昔、
その者は
これに対し、普通の人間は一般人、もしくは単純に人間と呼ばれている。
超能人には性別が無い。超能人には寿命が無い。その特徴故、天から舞い降りた者と噂されていた。
これは一般人も超能人も互いに警戒し合っていた頃の話である。
「人間と超能人、このままではどちらも滅びる。だが、その前に私が滅びそうだ」
浪止は何かから逃げるように走っていた。
「よし、着いた、ごめんください」
浪止は老夫婦の家を訪れた。
「突然で申し訳ないのですが、お子さんのお迎え者です。育てていただきありがとうございます」
爺さんは話を聞いてぽかんとした顔をしている。
婆さんは微笑みながら「いつかこんな日が来ると思いましたよ。世の中何があるか分かりませんものね。ライトならおりますよ。」
(浪止の心の声)「人も少ない過疎地域、ここの人間は安全か」
「ライトに出会ったときを思い出しますねぇ。家の前に赤ん坊が置いてあったときはそれはもう驚きましたよ」
「名前をご存知で?」
「赤ん坊と一緒に置いてあった紙にはただライトという文字がねぇ……」
「間違いなくアベボンの仕業……」
「今何か?」
「いいえ何も。理解が早く助かります。では」
浪止はライトと呼ばれる超能人の少年を引き取り、その場を後にした。
「ライト、超能人って知ってるか?」
「?」
「いいか、君は超能人だ。すごい力を秘めてる。そして私も超能人だ。例えばそうだな……」
浪止は辺りを見回す。
「3分後に雨が降る、って言っても今すぐには確かめられないか。武器が欲しいなぁ。ということでライト、あっちの方角へずっと走ると村がある。その近くの山の頂上に雷が降る。そこを目指すんだ。剣を抜け」
「あなたはこれからどうするの?」
「まだ1人いるからなぁ。剣を抜いたら私に加勢して欲しい。そうだな……その頃、私は月が登った方角で戦ってる。では頼んだぞ」
浪止はそうそうに走っていった。
ライトは言われたことを信じることにした。
「話が読めない人だなぁ。まるで未来を読んで逆算してるような喋り方だ」
ライトは雨が降り始めると同時に走り出した。
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