ハチさんはMMOを謳歌する。

四季の妖精

第1話 ハチさんはMMOを勧められる。

「リンクスタート!」

〈生体認証を行います。生体情報を獲得しています…生体情報の確認が完了しました。エイト様、おかえりなさい。〉

「うん、真っ白。何もない空間って何度来ても慣れないね…」


 まぁそんなことをいうほどこの空間に来たわけじゃないけど。


〈設定の項目からホームエリアのテクスチャを反映できます。実行しますか?〉

「あれ、前来たときはそういうのなかったよね。」

〈アプデートver.1.12にて、実装されました。〉

「あーそうなんだ気づかなったよ。むぅ、ゲームしようと思ってたんだけど、どうしようかなぁ…う〜ん、どうせならオリジナルのテクスチャ作りたいし、後回しでいいかなぁ。」

〈了解いたしました。では、今日はどのゲームを行いますか?〉

「んードルフィンが初期設定してるって言ったけど…あっあった。〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟だね。」

〈了解しました。それでは、〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟を起動します…起動しています、少々お待ちください。起動が完了しました。それでは、〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟の世界へ、いってらっしゃいませ。〉


 僕、そんなにこういうダイブ型ゲームとか興味なかったんだけど、ドルフィンに勧められたから始めてみようと思うよ。ってのも


◯ー◯ー◯ー◯ー◯


 今は、2XXX年だっけ?昔は、立体ホログラムのAIと使用人兼友人って関係になることもなく、買い物から何まで自分でやらないといけない時代もあったらしいよ。できれば作物を育てるところからやってみたいところだけど、流石に難しいよね。種とか土とかまず売ってないしね。まぁそれ以上に僕はとある問題を抱えているだよ。


『エイトさん!倉庫がまたいっぱいです!』


 この僕の使用人兼友人のドルフィンが言う通りそう、倉庫がいっぱいなんだよ!新しい作品が作れない!これは大問題だよ!


「え〜?また!?むぅ…新しい倉庫の購入は?」

『個人で許可出てる範囲の倉庫数はもう既に購入済みです。』

「あぁ〜そうだったね。」


 いや、まぁわかってたんだけど…倉庫の購入数に制限があるのは!そしてもう制限いっぱいまで購入していることは!


『素材保管用の倉庫のいくらかを処分…』

「素材はだめ!はぁ作品を売り出すかぁ。」


 素材保管用の倉庫には、僕でも手に入れるのが難しい素材とかも入ってるんだから!そうやすやすと捨てられないんだよ〜。はぁ、次手に入る保証のない素材とかもあるし、素材たちを捨てるよりは…作品たちとお別れして誰かのもとに売りに出した方がいいかぁ。


「どの作品なら、売り出せそう?」

『毎回言いますが、エイトさんが作った作品はどのジャンルでも高く評価されているのです。どの作品でも売れますよ?』

「ドルフィンはそう言ってくれるけど、趣味で作ってるものだからなぁ。いまいち実感がわかないんだよね。」

『毎回言ってますけど、毎回どの作品もオークションで高く落札されているのですからね?いい加減、自覚を持ってください。はぁ~話がそれましたが、これらの作品を出品しては、いかがでしょうか?』

「うん〜これとこれとこれとこれ以外は、出品しようか。てか、これらはドルフィンと僕が初めて合作したやつじゃん。もう何売ろうとしてるの!」

『他の作品と比べて出来が悪いものですから…』

「そんなことないよ。こことかいい感じだと思うだけどそれに思い出が詰まったものだし、これは売りたくないんだけど!」

『そうですか、そんなことより』

「あっ照れ隠しだ〜」


 まぁ僕がいい感じって言ったところは、ドルフィンが作った部分だしね。 


『そんなことより、いい加減、素材とか作品を溜め込むのやめましょうよ!』


 これ以上いじるのは良くないかなぁ。うーん素材と作品を溜め込むのは僕の性分みたいなものだし。もの作りは


「辞めるのは無理だよ!」

『いや、エイトさんの趣味兼お仕事をやめてほしいって言ってるんじゃありませんよ。このゲーム、〝インフィニティ・ワールド・モンスター・オンライン〟を試してみるのはどうでしょう?』


◆ー◆ー◆ー◆ー◆


エイト「あれ?なんか見たことあるようなないような内容なんだけど…」

ドルフィン『作者が無理に毎日投稿を頑張ろうとして文章がひどい時があったじゃないですか?』

エイト「ドルフィン辛辣すぎない?」

ドルフィン『それをなんとか読めるようにしようと修正しようかと思ったけど、修正前のひどい文章も読みたい読者もいるかなぁって作者が考えたみたいです!』

エイト「そうなんだね。ものすごい反応に困るんだけど…。修正前の話は更新が終わるのかな?」

ドルフィン『いえ、修正前の方を先に投稿し、修正版は後から投稿するという形になるようです。』

エイト「最新版を読みたい人は修正前の方を読めばいいんだね!」

ドルフィン『えぇ、文章がより酷い方を読めばいいですよ。』

エイト「ドルフィンがものすごい辛辣なんだけど!!はぁそろそろ次回予告をしないと。次回は、キャラメイクを始める予定だね。」

ドルフィン『修正前は余計なやり取りが多いので巻きでお願いしたいですね。』

エイト「ドルフィンがものすごい辛辣!」

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