能力者の世界
能力者は人類の進化した種族であると学者は発表した。霊獣たちから人類を守ったのは10代から20代くらいの若い青年達であった。
彼らは生まれた時からその力を認識していたと語った。隕石衝突後に生まれた世代が超能力者となって生まれたのだ。彼らは20年以上かけて集まりのその力を親兄弟、能力を持たない友の為に霊獣を討つ事を決めたのだ。
そうして、霊獣と能力者との種の生存かけた戦争は30年にも続いた。
そして能力者たちの勝利で幕を閉じた。
確認された90%を討伐し確認したと、当時の代表者が発表した。
人類は救われた。
しかし、霊獣が現れて55年、能力者達が討伐を開始したから30年もの間にも能力者たちは生まれてきた。生まれてくる子供もこの55年間に変化がある。それは能力者として生まれくる割合が増えてきたのである。
調査研究によると霊獣が現れて10年あいだで、生まれて来る子供のうち約10%は能力者であることがわかったのだ。調査を進めると20%、30%と約10年ごとに増えていくことがわかったのであった。
よって超能力という強力な武器を人々は手に入れてしまった。
ゆえにそれを性懲りもなく戦場で有利するためにまたは、私腹を肥やすために生かそうとする有権者たち。
結局のところ表向きは平和で安寧あんねいのある世界。
だが霊獣との戦争以降、裏の世界はよりその暗さを増し、表の世界からどんどん離れてしまった世界。
そして霊獣との戦争が終わって20年後・・・
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