第2話 金魚屋連合
ー次の日ー
ハロルド(う〜む。道中と鉱山の探索中の食料をモンスター食だけで賄えるだろうか?長丁場になるから体力を温存する為にも、戦闘はなるべく控えた方が良い。食料をどうしようか。皆に相談しよう。)
ハロルド「皆!かくかくしかじか!それで鉱山の洞窟に行くことに決めた。だが食料が心許ない。何か良い手立てだては無いだろうか?」
勇敢な青年「洞窟かぁ!おもしれぇ。冒険らしくなってきたな!!!」
村人「無謀な行動はやめろよ?」
気弱な村人「大丈夫かなぁ? 死なないよね?ブルブル」
金魚屋「あっ、あのっ! わたしこの町の金魚の卸業者を知ってるんですけど、もしかしたら食用金魚を安く分けてもらえるかも知れません!!」
ハロルド !?「お・・お・・おお?」
金魚屋「ちょっとかけあってみます!」
ハロルド「お・・おお!」
スタコラサッサー
ー サイーショの街の金魚店 ー
カランコロン イラッシャッセー
金魚屋「あ、あの!!ビクビク」
金魚マニア「なんだ小娘。ここは貴様のような餓鬼が来て良い場所では無い。ここは神聖なる金魚店。魂が奏でる愛!それ即ちki・nn・gyo!!!!アァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
金魚屋「ど、ど、同業者ですっ!!」
金魚マニア「ほう。貴様がか?おかしな話だ。俺は全ての金魚屋、金魚店の顔と名前を覚えている。しかし、貴様のような者は見たことも聞いたこともない。嘘を話すのはよせ。」
金魚屋「・・・めです。」
金魚マニア「ん?なんだ?」
金魚屋「頑鉄康三郎の娘です。。」
金魚マニア「なっ、なんだと!? 金魚業界の第一人者、金魚マスター・ガンテツの娘だと?貴様その名を軽々しく語るなっ!!!ふざけるな! 恥を知れっ!!!!」
金魚屋「これを、、見てくださいっっ!!」
つヒラヒラ
金魚マニア「なんだ?それは・・・!その前掛けの金魚の紋章はっ!まさか!?ほ・・・本当にマママママスターガンテツのムムム娘っ!!??」
金魚屋「はい。。。」
金魚マニア「ここにナイフがある。死んで詫びよう。」
金魚屋「ま、ま、待ってください!死なないでくださいよぅ!!」
金魚マニア「許して・・・くださると言うのですか!?」
金魚屋「許すもなにも、何も悪い事をしてないじゃ無いですか!」
金魚マニア「俺は今、猛烈に感動している。サングラスハズシー ナミダガコボレー。母さん、産んでくれてありがとう。マスター・ガンテツありがとう。そして全ての金魚達よ、ありがとう。」
金魚屋「あ、あのー。。そろそろ本題に入りたいかなぁと思ったりするところなんですけど・・・。」
金魚マニア「いえいえ。あなた様のお口をわずらわす必要はございません。あなた様が何を求めているか想像出来ずして、金魚店を名乗る資格はありません。」
金魚屋「いや、あの・・・」
金魚マニア「つまりは、こういうことですね?」
キョウモトマリマスガイイデスヨネ ヒィィィィィ カンベンシテクダサイヨォォォォ パパー カオガガイコツミタイダヨー
村人「そういえば、東の国の金魚屋ってまだ開業して一年ぐらいだったよな?」
気弱な村人「うん。あまり客が入ってるとこを見たことが無いけどね。」
村人「まあ、無理もないよな。まだ若い娘っ子なんだからさ。」
金魚屋「皆さん!お待たせしました!一応、食用金魚(魔法冷凍)を格安で分けてもらえることになりました。量は・・・1ゴニョぐらい」
ハロルド「ありがとう! ただ、1キロか。。もう少し多く欲しい所ではあるが。。。」
金魚屋「いえ。 1 ト ン です。」
ハロルド「え?」
金魚屋「ですから、1トンです!」
気弱な村人「ファーーーーーーーーーーーーーwwwww1wwwwトwwwwンwwww」
村人「お前どうしたw」
ハロルド(ドン引き)
金魚屋の役割【金魚業】
◆こうして、ハロルド一行は食料を過剰に手に入れ鉱山の洞窟へと進んで行った◆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます