暗闇

私は組織を離れた

不適任だと烙印をおされた

不必要とされた

すべてがなくなった


くらしを自分たちでよりよくする組織だった

「国民生活の安定と生活文化の向上」

これが組織の目的だった

私はこの組織が大好きだった


だが、トップに否定され続けた

「お前は古い‼️」

「教えるなんて必要ない‼️」

みんなの前で。


意味がまったくわからなかった

でも、私の信じる道を貫いた


離れてから気づいた

大切にしてきた思想が「古い」

そう言われているのだ

だから「教える」は余計なんだ

妙に肚落ちした

そして暗闇に堕ちた


もう、ずっと前から

大好きだった居場所はなくなっていたんだ


明日も今日と同じように

ゆっくりと時が流れる

陽がのぼり、そして沈む

でも、

組織との決別を決断できた


明日の空は違って見えるだろうか

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