暗闇
私は組織を離れた
不適任だと烙印をおされた
不必要とされた
すべてがなくなった
くらしを自分たちでよりよくする組織だった
「国民生活の安定と生活文化の向上」
これが組織の目的だった
私はこの組織が大好きだった
だが、トップに否定され続けた
「お前は古い‼️」
「教えるなんて必要ない‼️」
みんなの前で。
意味がまったくわからなかった
でも、私の信じる道を貫いた
離れてから気づいた
大切にしてきた思想が「古い」
そう言われているのだ
だから「教える」は余計なんだ
妙に肚落ちした
そして暗闇に堕ちた
もう、ずっと前から
大好きだった居場所はなくなっていたんだ
明日も今日と同じように
ゆっくりと時が流れる
陽がのぼり、そして沈む
でも、
組織との決別を決断できた
明日の空は違って見えるだろうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます