大元帥、大戦に突入ス!
第6話 独逸軍、ポーランド侵入。第二次大戦勃発。
昭和14年、九月一日。
前史と同じく独逸軍がポーランド侵入し、第二次世界大戦が始まる。
違うのは独伊の二か国の枢軸国での同盟で始まった事である。
日本側が陸軍削減に依り、大陸利権から手を引き、盧溝橋事件も発生せず、
満州も全ての利権を捨てて国内に依存。
重機が開発出来た事で国内の田舎の山に田畑や工場が作られ、輜重兵の削減で、
招集解除された元兵士が地方の働き手として、家族の元で活躍。
前史の如く、女性や子供に苦労させる事も減る。
出産する女性も増え、日本の底力も徐々に回復。
俗に言う東郷資金も存分に国内の力を上げて来たのだ。
各地に増設された武器工場や戦闘機工場も続々と増築して元兵士を雇用。
工員にも職工としての階級を作り、腕の上がった工員は職種に応じて給与もアップ。
各造船所では既存艦の改造が終わるとドックから出し、新鋭艦の建造に入る。
大和型は前史と違い、最高速度35ノットと駆逐艦並みの速度を出し、副砲は設けず。
代わりに長門型と共通の長42cm砲を採用し、電探連動式。
高角砲も電探連動とし、対空機銃は補給を自動装填とする事で弾込めに人手を省く。
駆逐艦は地方の造船所でも建造し、大型造船所は空母、戦艦、巡洋艦。
そして大型輸送船を優先。
ゑ??鉄はどうしてるかって??
もちろん無から有は生まれません。
東郷の持つスパコンを通じて、令和の未来のクズ鉄、スクラップをゴッソリと貰って活用。
原油は欧米から買えるだけ買って内地に原油コンビナートを建造し、膨大に貯蓄。
大戦開始後はさすがに輸入は厳しくなったが、東郷のスパコンを通じて近隣海底の備蓄油田を発見。
神を通じてパイプラインを通して貰い、原油コンビナートに注入。
おかげで原油精製には困らず、訓練や生産、そして国内のトラックの運送にも事欠かない。
満州に依存してた前史との違いが出る事で旧陸軍の元士官も矛を収め、国内の生産を頑張る様になる。
艦隊や航空部隊も実弾演習を繰り返す事で実戦に劣らない経験を貯蓄。
前史の如く銃を振り回し「バリバリ」と叫んで撃たせない情けなさは霧散したのである。
新鋭機零戦も続々と生産され、訓練を重ねてた。
もちろん無線は完備。
グラマンと同様に主翼を大きく折り畳め、艦載機としても満点。
パイロットも士官、兵、下士官の区別なく、手柄を上げたら階級を上げるし、勲章も出す。
>戦争開始後の事になります。
映画も作り、海軍の活躍をどんどん庶民に知らせ、若者の入隊をまい進させます。
大西洋ではドイツ海軍のUボートがイギリスなどの輸送船を撃沈するニュースも入り、
駆逐艦部隊は電探や音響機械で潜水艦の探知訓練を開始。
伊号潜水艦相手なら100%逃がさない様になりました。
逆に伊号潜水艦も味方駆逐艦に見つからない様に深海に溶け込む訓練を・・。
そしてジェットエンジンも推力と耐久性能が安定。
零戦で間に合う間は零戦で戦うが、限界は早いと思うので、
そうしたら・・・。
後書き
いよいよ戦争開始です。
次回からアメリカとの対立開始。
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