第4話 大元帥 226事件阻止ス!
昭和11年二月二十六日払暁。
国家改造思想に影響をうけた陸軍皇道派青年将校10名が己の指揮出来る小隊150名を率い、
首相官邸を襲撃・・・しようとしてた。
だが・・・。
「若手将校に告ぐ!!ただちに部隊に帰れば罪には問わぬ。
兵士は即刻解散し部隊に帰隊セヨ!!」
既に情報を掌握してた東郷は陸軍参謀や将軍を連れ官邸前で戦車を待機させ、
重機関銃を配備。
官邸の総理は皇居に避難済。
それでも諦めが出来ない彼等は・・・。
突っ込め~~!!と絶叫あげながら官邸に突撃。
だが兵士は動けず。
士官はどうせ死刑よと諦めなのか、10名は剣を振りかざし突入。
「仕方ない・・・。参謀、命令を下せ。」
「ハッ、東郷大元帥。」
戦車(新鋭開発の10式重戦車)が吠え、重機銃の連射が火を噴くと・・。
10名の士官は肉塊となり散る。
150名の兵士は捧げ筒を行い、元上官に儀礼を行う。
そして銃を下し命令を待つ。
「兵士に告ぐ。そのまま駐屯地に帰り指令を待て。」
先任兵は敬礼を行い銃を肩にかけ静かに部隊へと帰る。
「参謀諸君、コレが君等の将校の考えだったのだぞ。」
「面目無いです。大元帥閣下。」
後始末を彼等に任せ、東郷は陛下の待つ皇居へと車を急がせる。
陛下と総理は顛末を聞き、陸軍の軍縮。
満州からの撤退を天皇命令で下す事となる。
後書き
515は防げませんが226は未遂です。
実史より士官は半減させます。兵士も10分の1です。
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