第21話 大会 一子相伝

 「マスター、マザー魔王より、闇陣営に侵入した光陣営の精鋭が、警戒中の雪だるまシリーズの上位型と交戦状態に入りました」

 「木人、雪だるまに飽和」

 「了解」


 Ω種先任は司令官、Ω種新任は総司令、Ωは対魔王用、対強者用、また様々なバリア展開を大前提に運用中。


 「最近、光陣営の侵入が増えてます。特に12月は激しく、警戒は厳戒態勢です」

 「なるほど、ネズミを出すか」


 ネズミを大量展開、光陣営に放つ。

 風の神器を持ったホークアイの英雄王、火の神器を持ったアイランドの国王、土の神器を持った古代のエルフの長老、他に天の神器、水の神器、闇の神器がある。

 

 「闇陣営に闇耐性を依頼したい」

 「わかりました」

 「で、追加に暗黒耐性も頼んだ」


 闇耐性、暗黒耐性の追加、しかも指揮官用の技能、部下に与える耐性の二つ。

 様々に通信網、また独自性の模索中、この観客席はバリア展開中にガードする大人気の一騎打ち大会。

 この戦闘技術部構成員騎兵師団の担架、様々な負傷者を運ぶ、また治療は辞めてくれと激しく抵抗は毎回。

 

 「む、月光の頭か」

 「我が道を往く」

 「ふむ。ライフマッドサイエンティストの戦いに限界はない」


 闇陣営同士の戦い、この忍者マスターとライフマッドサイエンティストの戦い、最初に信銀四世は消費型の小道具に火を見せる。


 「そう、私は月光の民だ、武器はいらない」


 催眠術とわかる、忍者マスターは激しく抵抗したが、武器は捨てる、サイコバリアを展開しなかった隙をつかれた。


 「忍者マスター、催眠術に弱いな」

 「む、不甲斐ない」

 「サイコバリアを惜しむべきではなかった」


 サイコバリアは精神系を無料化する、またバトルライフル位の弾を防ぐ。

 忍者マスターは限界の必殺技、だが武器がない為に威力は劣る。


 「忍者マスターの必殺技に耐えた」

 「流石は科学テクノロジーを極めたライフマッドサイエンティスト」

 

 この今年は信銀四世に偏る強者達、催眠術を警戒し、サイコバリアを展開は必至。

 天の神器を持った人間、この信銀四世は消費型の小道具を出す。


 「さあ、私は天の巫女、仲間ですよね、天の神器を持ったままは大変」


 催眠術の誘導、この観客席の天の巫女が雷撃に起こす。


 「くそ」

 「また催眠術かよ!」


 サイコバリアは必至、ないと催眠術に支配された。

 一騎打ち大会の決勝戦、この武道家。


 「ん、素手?」

 「私の道は遥か遠く、貴方の道は遥か近く、真っ直ぐしかない森羅万象です」

 「ふむ。森羅万象を獲たと?」

 「ええ」

 「表裏一体を踏んだと?」

 「はい」

 「因果応報に悔いはないと?」

 「無論」

 「自業自得に喜んでと?」

 「もちろん」

 「素晴らしい、その森羅万象を見せてくれ」


 高速に走る武道家、信銀四世は展開した山岳仕様の恐竜武官、雪だるま上位型、じゃがいも上位戦闘用、玉ねぎ上位戦闘用、じゃがいも指揮官仕様。


 「2分もて」


 稼働、武道家の一撃に恐竜武官が大破、左右から上位戦闘用じゃがいも、上位戦闘用玉ねぎが掴む、真正面は雪だるま上位型の氷結刀の一撃を耐えた。

 

 「見事、だが未完成とみた」


 ネズミを展開、武道家は舞う。


 「森羅万象か、この目で本物を見るとは」


 真正面の雪だるま上位型の氷結刀に立つ、この沈黙。


 「流石に荷が重い、ライフマッドサイエンティストの戦いに限界が来たな、だが我、科学の道に終わりなし」


 神殺しのビギナーソードに走る、武道家は舞う、観客席の全員は沈黙、観戦者達は沈黙、生命体兵器は後退、神殺しのビギナーソードに斬る。


 「森羅万象の一つ、硬気功です」

 「冗談みたい」


 総大将は後退、流石に神殺しのビギナーソードを防ぐ武道家とは神器の全員が悲鳴。

 

 「森羅万象の一つか、伝説上にあった軽気功、極めたか?」

 「もちろん」

 「素晴らしい生命体の力」


 追加した魔法使い型のホムンクルス、女性型生命体兵器、マンドラゴラ、吸血鬼、切り札のラミア。


 「素晴らしい生命体の力、我が道を往くシリーズの続編を作れるとは、世代交代は仕方ない、この後衛主体の5体でな」


 魔法を展開、武道家は舞う回避。

 

 「魔法を回避したか、素晴らしい生命体の力」


 降りてくる足場に神殺しのビギナーソードをつく、この硬気功の前に格闘技の殺人パンチに吹き飛ぶ。


 「バウンティハンター、アクティブスキル、殺人パンチ、殺害した分に威力増加」


 はじめての一撃、武道家は起きる。


 「素晴らしい力、我が道を往く」


 この激突は舞う武道家に殺人パンチを食らわせる、武道家は吹き飛ぶ、このぎりぎりの場外に負けた。


 「森羅万象、素晴らしい」

 「バウンティハンターの殺人パンチ、効きました」

 「修行のやり直しか?」

 「ええ」


 一応は勝った。


 「仙女見習いじゃない、仙人だ、がちがちの本物だ」

 

 流石に強い仙道の仙人、この他に偏る。


 「先程の仙人を倒した殺人パンチとやら、何に使う?」

 「究極の切り札、絶体絶命に入る最低限の切り札、接近中の敵を殴り飛ばす殺人パンチだ。俺は賞金稼ぎだ、文句はない」

 「そうか、生業の割りに、珍しく戦いに長けた戦士とはな」

 「先程の仙道は素晴らしい、貴方の仙道はいかに?」

 「まあ」

  

 幻術に分身、仙人は落雷を集結した一撃を食らわせるも、取り出した機械に落雷を誘導、機械に取り込む。


 「素晴らしい力、素晴らしい生命体の力、仙人の力、落雷を集結する為に必殺の分身、確かに、しかしながら、電磁バリア展開中の誘導に負けるとは」

 「なるほど、ふむ」


 2人目の仙人は仙術を乱用、生命体の力と笑いながら防御、仙人の老人は手に困る。


 「ちと聞く」

 「いかに」

 「どういう体しとる?」

 「ライフマッドサイエンティストの科学テクノロジーにカスタムした」

 「なるほど、改造人間とはな、科学テクノロジーの極めて希な例じゃな、己を改造するとは」

 

 仙人は動揺、ライフマッドサイエンティスト社会では普通。


 「さて、仙人用に調整中の極めて小さく見える、ネズミを出す」


 超小型ネズミ、仙人は落雷を集結、超小型ネズミは高速に回避。


 「どういう科学じゃ?」

 「サイキックテクノロジーのサイコキネシスに稼働に」

 「ESP?」

 「そう」


 この超小型ネズミはサイコバリアを展開、高速に突撃、仙人は分身に回避。

 

 「ふむ。超小型ネズミ、分身を撃破せよ」


 この突撃が効かない。


 「幻術は知るじゃろ、分身じゃよ」

 「ふむ。超小型ネズミ、分身を解析せよ」


 超小型ネズミは戦闘中、この仙人の出した仙術の一つに超小型ネズミのサイコバリアが崩壊。

 

 「ふむ。精神干渉か、なるほど、超小型ネズミ、自爆せよ」


 自爆した超小型ネズミ。


 「手先の前に減らすしかない、しかし厄介だな、するとは術の限界値である」


 空術の打ち消す力を再現した小道具、仙人の力は消える。


 「ふむ。空術か」

 「さよう」

 「また修行か、仕方ないの」

 「若返りテクノロジーはいるか?」

 「あれか、まあそうじゃの」


 若返りテクノロジーに若返り、この一騎打ち大会でも偏る強者達、この上空から天使が乱入。

 

 「闇陣営の大会中に乱入は申し訳ない、闇の総大将向日葵信銀の曾孫、向日葵信銀四世の実力を知りたい」

 「乱入するからには2対1だ」

 「そうしよう」


 この高位の魔法使いの必殺技、全耐性強化のエレメントガード。


 「開戦のラッパ、恐怖のラッパ」


 士気低下、戦意低下、しかし天使は槍の力に回復。


 「聖槍ユニコーンか、また」

 「強盗カジノはしないでください」

 「強盗カジノ封印だ。ライフマッドサイエンティストとバウンティハンターだ」

 「天使になると、手に困るの」 

 「ディブらしくない」

 「しかしの、天使は歩く魔法要塞じゃし、階級はわからん、悪戯な消費は控えと」

 「腹黒が節約家を語りやがる」


 天使は聖槍ユニコーンに突撃、神殺しのビギナーソードに弾いた。


 「え、槍が」

 「剣を鍛えた」


 当代の剣が意外に強い、戦闘技術部構成員騎兵師団は聖槍ユニコーンを眺める。

 

 「必殺技は?」

 「え~、なんで強盗カジノが、剣の名人になってんの」

 「当代は」


 ディブの高速魔法、天使は精神統一、ディブの高速魔法を緩和。


 「これだから天使は」

 「まあ、聖槍ユニコーンはランクも低い天使の切り札、階級は第9位、よくて第9位の古参だろ」

 

 天使は聖槍ユニコーンを回収して逃げる。

 今回の総大将向日葵信銀四世は剣の名人、バウンティハンターの殺人パンチに戦う、部隊と近接と格闘の総大将。

 攻防戦のディブは生み出した魔法生命体。


 「推測値は遥かに足りんが」

 「テスト用としては十分」


 超小型ネズミを出す、ディブは思案、生命体同士の戦い、この観客席の様々は珍しいとわかる。


 「魔法生命体とやら、何を隠した?」

 「さての」

 「ディブが真っ直ぐはせんだろう」


 トリックの魔法生命体はリターン、逃走防止に双方は固定。


 「いくら考えても、この手しかない」


 敢えて機動力を棄てる、策士を兼ねた知将の魔法使いは高速魔法の嵐。


 「変化か」

 「治療薬は足らんだろ?」

 

 チューリップ野戦病院拠点を追加、治療。


 「負けた、せっかく考えたのに」

 

 四世は強者、様々な強者が強いと単純明快に語る、自らを改造した為に改造人間の力も持つ。

 本戦。


 「運が良い」

 「ガンマン、運が悪いだ」


 必殺技のランチャーを構える、全力でぶっぱなす、改造人間の力に耐える。


 「対したダメージではない、再生にカバーできる」

 

 ガンマンは狼狽える、全力の一撃を耐えた、弾を装填する時。


 「ランチャーの弾はよくて2発、生身の積載量に耐えるのは、二つ、撃てば試合終了」


 ガンマンは止まる、予備弾しかない、この一撃しかない為に考える。


 「で、予備弾を失った後、まさか、口径も小さい銃に戦うのかガンマン」


 つんでるガンマン、手がないと必死に考える。

 

 「属性弾としよう、貫徹するとしよう、ダメージは徹だろう、やや高いが、対人に最強、何故に選ばなかったガンマン」


 沈黙。


 「俺様は最強、安い弾に優勝はいただきか?」

 

 図星、ガンマンは予備弾を込める。


 「くたばれ!」

 

 構えるガンマン、食らったが、再生に修復。


 「で?」


 弾切れ、棄権したガンマン、様々に強者が偏る。

 本戦の二回戦。


 「あんた改造人間らしいな」

 「確かに、貴方は改造人間かな?」

 「そうだ、俺を人間に戻せるか?」

 「まあいい、代わりにデータベースはもらうが?」

 

 頷く改造人間、この治療と元の人間に回復、喜んで棄権した。

 3回戦の決勝戦。


 「ふむ。やや珍しいが、同族とみた?」

 「倒せばいい」

 「闇の総大将向日葵信銀の一族同士、疑問はいらんな」

 

 神殺しのビギナーソードを構える、この片手剣の名人が強い、全力疾走と引き抜いたビギナーソードに突いた。


 「同族はわかるが、やや非力、ダメージは再生に修復できる、いちいちの防御などは要らん」

 「それは傲慢と言う」


 ダメージは再生にカバー、全力全開のビギナーソードに猛攻、この治療に野戦病院拠点のチューリップを出す。


 「ふむ。一応はチューリップ」

 「傲慢だな」

 「ダメージは治療と再生に修復する」


 つんだ一回、闇の総大将向日葵信銀の一族同士の戦い。

 

 「ライフマッドサイエンティストの戦い、バウンティハンターの戦い、どうした?」


 展開したじゃがいも下位戦闘用。


 「ふむ。やや珍しい旧式、初代の時代に採用されたが、世代交代の第二世代に旧式になったじゃがいも下位戦闘用の第一世代か」


 実力が足りない同族、他の力も劣る。


 「同族、レベルが足りない」

 「なるほど」

 「スキルが足りない、アビリティーが足りない、装備品の質が足りない」 

 「一子相伝のくせに」

 「口の軽い同族だ」

  

 殺人パンチに黙らせる、戦闘技術部構成員騎兵師団が確保、運ぶ。

 

 「若い同族か、第四フロンティア封鎖を突破した側も増えたな、やや世界は安定感を失う、以上は混沌が増す、とすると水の巫女、闇の巫女はどうした?」


 この二人の巫女を探す為に忍びが放たれた。

 

 「一子相伝ってなに?」

 「世代交代を埋める力」


 究極の力、一子相伝、全てを引き継ぐ、この嫉妬に狂った同族、この戦闘技術部構成員騎兵師団は無力化をこなす。


 「同族、力が欲しくないか?」

 「どういう意味だ?」

 「俺の弟子兼手下になれ、教える」


 迷ってから頷く、新入りは信銀四世が教える、戦闘技術部構成員騎兵師団は大歓声。

 一騎打ち大会の強者全員は一子相伝を聞いた、一世代に一回しかない力、一切のカンストしたら獲られると。

 闇陣営、中立陣営は笑った、一子相伝を使えば力を渡せる。

 修行は始まる、この光の強者に挑む闇陣営の強者達、また修行中に第三派閥の強者に挑む闇陣営の強者達。

 闇の総大将の一子相伝、数えて四代目を生み出した。

 様々な強者が次世代を探す。

 極めた一部の秘伝、この戦闘技術部構成員騎兵師団の女子しかいない社会に闇の総大将の一族出身者が入った、大ニュース速報。

 マザー魔王は監視、地上のΩ種の二体、Ωの一体は監視と通信網。

 

 



 

 






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