オープニングフェイズ1

GM「それじゃ、初めて行くぞ。まずはエリからだな。」

エリ「了解。コロコロと侵蝕率は5ね。」

GM「それじゃあ、描写を初めて行くぞ。」

 風巻エリは風鳴高校に通う女子高生だ。その日は友人である浅川ユキノと下校していた。 

ユキノ「エリさんはバイトとかしてないんだっけ?」

エリ「してないと言うか…する暇がないというか。」

ユキノ「なんか、別のことで忙しいの?」

エリ「…まあね。」

ユキノ「そっかー。エリさんも大変なんだね。じゃあ、私はこっちだから、また明日ね。」

エリ「うん。気を付けてね。」

 交差点で2人は反対の方に分かれる。そして、自宅へ帰ろうとしていた時、ユキノが行った道の先からワーディングの気配を感じた。

エリ「これは!?ワーディング!?なんで!?」

そう、疑問を口にするが早いか、彼女は軽やかに身を翻し、ワーディングの方へ向かっていた。

エリ「…ユキノが危ない!」

そして、ワーディングの場所に向かうと浅川ユキノが倒れてており、その前に仮面をつけた鉤爪の大男が立っていた。

エリ「ユキノっ!!アンタ何したのよ!?」

エリは背負っていた竹刀袋から日本刀を取り出して仮面の男に刃を向ける。

 仮面の男はそんなエリを見ると口を開く。

仮面の男「…お前?UGNかぁ?」

エリ「だったら何だっていうの?」

仮面の男「お前…いい女だなぁ?バラバラに解体し甲斐がありそうだなぁ。…ヒヒッ!」

エリ「…逆にアンタをバラバラにしてやるわよ!」

 そうエリが帯刀し居合の構えをする。周囲の空気が震える。一瞬のうちに風巻エリは仮面の男の前の間合いに入り込み刀を打ち抜く。対象は両断されたかに思えたが、少し離れた場所に仮面の男は立っていた。

エリ「確かに入ったはず!?」

仮面の男「アブねぇなぁ。しかし、いい一撃だったぜ。オレじゃなきゃ避けられなかったな。」

エリ「…っ!」

仮面の男「ヒヒッ。お前はまだここで殺すには惜しいなあ。今回は見逃してやる。」そう言って赤黒い霧になって仮面の男は姿を消した。

エリ「なんなのアイツ!人のことをバカにして!いや、そんなことより、ユキノっ!」

そう言ってユキノに駆け寄ると彼女の身体から大量の血が流れていた。

エリ「ユキノ!?ユキノっ!目を覚まして!」

エリは必死に声を掛けるが、友人の顔は青白く、反応がない。

エリ「そんなっ!」そう愕然としているとある人物がキミに声をかけてきた。

そこにいたのは小柄な人形のような少女だった。

???「その子はもしかしたら、オーヴァードに、覚醒しているかもしれないよ。急いで、支部に連れて行って上げて。」

エリ「貴女は?」


GM「ここでシーン終了。」

エリ「何あの変態!」

シンジ「ジェイソンかと思ったらただの変態サイコ野郎だったのか。」

ミツキ「あれ?ところで最後に出てきた子は?」

ジュン「なんとなく、あの人かなぁ?」

GM「それはまた、後ほどな。」

エリ「うーん。気になるわね。」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る