四條庵秘帖

地徳真猿

登場人物

時は天保11年、四條庵という小さな療養所を営む医師本葉光明が庶民のささいな揉め事から大きな闇を暴く時代物を描く。


〜幕末の本所深川〜


主要人物

医師で本稿の主人公「本葉光明(もとばこうみょう)」

一時はその腕前で江戸城ご典医に推挙されるが衰退しながらも金権にまみれた江戸城内のゴタゴタに巻き込まれたくなくて一介の町医者に。


貧しきものからお金をもらわない主義であることから本葉光明自身も貧乏医者。

庶民には庶民の悩みや、世迷い言があり、本葉光明に聞いてもらいその動向を決めるというイメージが本葉光明に付いてしまい本葉光明も庶民の為に動く事になる。


すべての仕事を右腕の冬田顕正に任せようとする。


四條庵の見習い医師

「冬田顕正(ふゆたけんしょう)」

四條庵で本葉の片腕

本葉が居ない間は全ての職務を賄う敏腕の医師

酒が大好き


四條庵手伝い

「おこう」

きっぷが良く、粋な性格

冬田顕正に惚れているが、それを隠そうとしている。


四條長屋の人々

本葉光明が所有する四條長屋。

本葉が名主。

しかし、その仕事のほとんどは冬田顕正と長屋の人々がする。


「文吉(ぶんきち)」

大工 義理人情に熱い鉄砲玉の様な男。

女房の「おりつ」に頭が上がらない。


「鈴本晶助(すずもとしょうすけ)」

浪人。その日暮らしだが剣の腕は一流。


「良造(よしぞう)」

以前は奉行所の門番

隠居しているが元の仲間より奉行所内の話をよく知り熟知している


「おとも」

長屋のムードメーカー。

おっちょこちょいが玉にキズ。

お智の早合点で小さな事件を起こすこともまま。




本葉光明の後ろ盾

「遠山左衛門尉景元(とおやまかげもと)」

ご存知、桜吹雪の町奉行

若い時のケンカの大怪我を本葉に治してもらってからの付き合い。

本葉の後ろ盾になり、動いてくれる。

本葉自身、遠山が町奉行になると思っていなかった。



四條庵に相談にくる同心

「真鍋新太郎(まなべしんたろう)」

観察眼が高く推測能力に長けているが、剣は苦手。年齢二十八歳


〜本葉光明がどう明治を迎えて行くのか…〜

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