第13話 解釈

「朝から何してんのよ」


「何ですかそれ?」


「良いところに来た、手伝ってくれよ」


「宿題なら、自分でやりなさいよ」


「為にならないですからね」


「そんなんじゃないんだ」




Gの机にあるのは、きれいなレターセット、昨日胸に抱いてたものだ。




「あ、あたしらの勝ちじゃん。購買でジュース1本ずつね」


「覚えてたのか」


「今、思い出した」


「まあ、後でな。で、コレ読んでみ」


「いいの?手紙でしょ?」


「分かんねえんだと」




どれどれと、手紙を手に取り読んでみた。




「丁寧な挨拶から始まって、やんわり迷惑してますって言ってるねコレ。」


「振られてるじゃん」


「中身はそうかもしれないけどな、ちゃんと住所が書いてあるんだよ」


「そうなの?」


「で、こいつ朝から職員室行って、国語教師にこの丁寧な手紙の意味を教えてもらったんだと」


「手紙見せたの?」


「分からないとこだけだ!流石に全部は見せてない」


「だよね」


「良かったあ、やりそうだし」


「どんな目で見てんだ俺を」


「で、教えてもらったのが『読んでいられません。もっといい手紙出書きなさい』ってことだった。コレって、返事書いて良いと思う?」


「はあ、なるほど」


「Gくんは、どうしたいの?」


「…返事送りたい。でもどう書けばいいか分からん」




「じゃあ書いて送れば」


「何度も赤ペン入れてもらいなよ。で、合格すれば道が開けるかもよ」

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