学生の俺なぜか魔法使えるようになった!!
ただの厨二病
一話 魔法使えるようになった!!
ある日のことだった俺は朝起きたら魔法が使えるようになったのだ
いや精密に言えばそう【感じた】のだ。
当たり前かの様に、例えば…
『人がご飯を食べる時に箸を持つ』様に、
『人がトイレするときにズボンを脱ぐ』様に、
『人が勉強するときにペンで文字を書く』様に、
それが【当たり前】に感じたのだ。
「ん……?ん…?」」
(スッキリしない…なんかこう『詰まってる』みたいな感じだ…。)
詰まっているとは例えであって結論ではない、例えがソレしかないというより
思いつかない…自分が思いつく中で一番しっくり来る仮定なのだ。
数十分後……
俺はいつもの通学路を【一人】で歩いていた生憎俺はなろう系でよくある
『女性の幼馴染』だったり
『気のいい男友達』だったりとかはいない
「全く寂しい男じゃの、お主は」
いるのは喋る白猫だけだ…
……………。
「ん……???」
(喋る…白猫…?)
確かにそこには『居た』のだ。
喋る白猫が…
「夢かな?」
俺は目を擦ったり自分のほっぺをつまんだりしながら、そう呟いた。
「夢な
と白猫(?)は毛づくろいをしながらそう言った。
「お前が原因か、」
「そう我が原因じゃ。」
そんな馬鹿げた話があるのだろうか、否あるのだ
実際俺は魔法が使えるのだ今さっき試した
試した魔法は精神魔法『心理眼』家を出る前に母親の思っている事を見た
だが見たと言うには語弊がある、見たのではなく頭に入ってきたのだ。
流れ込む様に
「で?なんで俺に魔法を与えた?」
俺が思った疑問を口に出すと、
「何故ってそりゃ〜面白そうだったからじゃな」
悪戯っぽく白猫はそう言った
「というかやべぇ!?学校遅刻する!」
俺は慌てて立ち走り始めた、
「全く、人間というのは大変なもんじゃな」
白猫が走りながら追いかけてきたのだ
「いや俺学校だから!?追いかけてくんなよ!!」
俺は走りながら焦ってそう言った
数十分後…俺は無事に学校に遅刻して先生に怒られたのだった…。
「はぁ…さっきはひどい目にあった…」
俺は廊下を歩きながら項垂れながらそう言った
すると…
「さっきのお主の姿超面白かったぞ!!」
とさっきの白猫が笑いながら俺に近づいてきた。
「いやなんでお前普通に学校の中に入ってきてんだ!?」
俺はビックリし思わずデカい声出した。
「我のこと見えるのお主だけじゃからな、普通に入ってこれたわい」
白猫が鼻高々にそう言った。
「なんでお前、誇らしそうにしてんだ…」
おれは呆れて白猫に質問した
「というかなんでお前俺についてきたんだ?まぁなんとなくわかるけど…」
「そりゃ勿論お主が面白そうだったからじゃ」
「でしょうね!!そんなこったろうと思っとったわ!!」
(本当に…夢であってほしかった…)
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