第1話
「よし、それじゃあ自己紹介しましょうか。じゃあ最初からは赤城くんから。」
新学年の初めということで自己紹介が始まった。俺はカ行なのでまあまあ最初のほうだ。
「次は霧谷君」
「どーも。霧谷零です。趣味というか好きなことはみんなと話すことなんでいっぱい話しかけてきてくれ。一年間よろしく!」
霧谷は去年のクラスでもそうだったが話すのが好きで、クラスのムードメーカーみたいな感じのやつだ。
「じゃあ次は黒野君」
そんなことを考えていたら俺の番が回ってきたらしい。ここは可もなく不可もなく無難な挨拶をしようと思う。
「始めまして、黒野凛人です。趣味はラノベを読むことです。よろしくお願いします。」
よし。おぼつくこともなく無難な挨拶ができた。
「じゃあ次は七瀬さん。」
「はい。改めまして、七瀬茜です。趣味はおしゃれすることですかね。あと、そんなに有名なものじゃないんですけどファッション誌でモデルをやってました。一年間よろしくお願いします。」
元モデルさんかー。目は大きく、髪はショートヘアーで毛先が外を向いている。色は赤というよりオレンジがかっている。いまこうして横から見てみるとなかなか背が高い。俺より数センチ低い程度だろう。因みに俺は171センチ。
「あ、あとなんか緊張して敬語になっちゃってたけどタメ口でいいからね!」
さすがは美少女。コミュニケーション能力も高いようだ。
しばらくして、全員の自己紹介が終わり、今日は解散となった。
「あー疲れた」
そう言いながらソファに倒れ込む。一人暮らしをしていると言ったが生活費は親が出してくれるお陰でバイトはせずに生活できている。ソファでぼーっとしていると、
ブーッ
携帯がなった。スマホを見てみるとどうやら霧谷からのようだ。
:おっす黒野
:なんだ
:いやあ新学年早々元モデルの隣の席とはいいご身分で
:なりたくてなったわけじゃない
:それに色々と火力が高い
:は?
:気にすんな
「七瀬茜...っとあったこれか」
元モデルと言っていたので名前を調べてみるとたしかにファッション誌に載っていた。ちらっと見てみると表紙を飾っている巻もある。
「スタイル良すぎだろ」
そこにはクール系と可愛い系両方着こなしている七瀬さんの姿が。ショートヘアーなのでクール系はもちろん、可愛い系も普通に似合っている
「この人が隣って考えるとちょっと緊張するなぁ。まあら頑張りますかね」
そう言って新学年初日を終えた。
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どうも赤べこです。
今のところ連日投稿できていますね。
この調子で頑張っていきたいのでよろしくお願いします!
次回からとうとう物語が本格的に動くと思います(多分
おたのしみに!
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