第3話 問題児と介護と、プリントの山

 昼下がりの職員室は、コーヒーと紙の匂いでできている。長机の上にプリントの山、朱色のペン、付箋の束。どれかひとつを崩したら、他のどれかが落ちてくるバランスゲームだ。俺はその端っこで、出席簿を盾みたいに抱えて座っていた。


 「では一年三組の提出状況を」


 学年主任の声が淡々と流れる。淡々のなかに薄い怒気が混ざるのは、だいたい誰かの名前が呼ばれる前触れだ。俺の手汗が一気に増える。名指しを待つときの汗は、なぜか冷たい。


 「ミオ・ナカジマ、提出ゼロ」


 空気がかすかに動いた。机の角で誰かが鉛筆を止める音がする。主任は続ける。


 「生活記録も白紙。小テスト未提出。家庭学習も……ゼロ」


 ゼロ、という音は、出席番号よりも重い。いち、に、さん、よりずっと重い。俺は喉を鳴らしたが、音にはならない。


 教頭が眼鏡を上げる。目が細くなって、声がよく通る。


 「若い先生、生活指導を徹底してください。家庭環境のことは別として、学校にいる間は学校のルールが優先です」


 別として、という言葉は便利だ。そこに全部詰め込める。でも、詰め込んだものは見えなくなる。見えないものは、存在しないことにされる。教頭の言っていることが間違いだとは思わない。でも、それだけじゃ足りない予感が、胸のどこかでぽこぽこ泡を立てた。


 「徹底、ですね」


 俺は言った。言いながら、徹底って何だ、と内心で問い返す。怒鳴ることか、呼び出すことか、反省文を書かせることか。黒板の字をまっすぐ書けと言われるより難しい。まっすぐってどっちだ。


 会議が終わると、紙の山を小突く音があちこちで鳴った。皆が次の山に取りかかる音だ。俺は自分の机に戻り、プリントの端を揃える。揃えただけで、揃った気になる。揃った気になっただけで、少しだけ呼吸が楽になる。俺は紙の角を人差し指で叩き、席を立った。


 放課後の廊下は、昼の熱の残り香と夕方の影の混ざりもので、言葉にすると薄いスープみたいだ。玄関を出ると、校門の外にある小さなスーパーから人の出入り。ビニール袋が光を拾って、風に揺れる。道路の向こうに見覚えのある後ろ姿。髪をゴムで雑に束ね、制服の上に薄手のカーディガン。ミオだ。


 「おい」


 呼ぶ声が硬かった。自分で驚く。ミオは振り向いた。驚きの前に、警戒。彼女の目はいつも、少しだけ次のことを考えている目をしている。逃げ道を確認する目。


 「先生」


 名指しのトーンは平らだ。平らなのに、たぶん平らではない。彼女の手にはスーパーの袋が二つ。片方はずしり、片方はふわり。重いほうの袋の口から、パッケージの端がのぞいている。柔らかくて、栄養があって、嚙まずに食べられる、あのタイプの。


 「それ」


 俺は指で袋をさす。迂闊に踏み込んで、砂の地面に足を取られるときの感じがする。言葉は足だ。置き方を間違えると、抜けなくなる。


 「お前、介護してるのか」


 聞いたあとで、問い方が雑だとわかった。ミオは視線をほんの少しだけ下げ、口を結んだ。返事はこない。代わりに、袋の持ち手が手の中で鳴った。きゅ、と鳴る音。


 「提出物、明日でいい」


 出てきたのは、やっぱり学校側の言葉だった。俺は教師の仮面を慌ててかぶる。仮面はまだサイズが合っていない。


 「先生」


 ミオの声は乾いている。乾いているのに、真ん中に水気がある。


 「明日も無理」


 胸のどこかに、細い針が刺さったみたいだった。刺さった瞬間は何も感じないのに、あとからじわじわ熱くなる針。俺は返す言葉が見つからない。見つからないから、袋をもう一度見た。ラベルには、やわらかい食事、とわかりやすく書いてある。わかりやすい言葉ほど、時々ひどく重い。


 「わかった」


 ようやく言えたのは、それだけだった。わかっていないのに、わかったと言う。嘘ではないけど、本当でもないやつだ。ミオは小さくうなずいて、足を少し早めた。俺は追いもせず、見送りもしない距離に立ち尽くした。夕方の風が、制服の袖口にしみこむ。袖口の布は、朝より重くなっている気がした。


 家の玄関を開けると、空気の密度が変わった。ふかふかした密度。双子が転がるように走ってくる。


 「おかえりー」


 「ただいまのれんしゅうする」


 ラコが胸を張り、リコが深くお辞儀をする。二人とも、保育園の先生の口調を完璧にコピーしているのが面白い。今日の夕飯は親子丼の香り。甘いタレの匂いが廊下の角を曲がって鼻先に届く。


 「先生、今日はどうだった」


 ユメがキッチンから顔を出す。髪をざっと束ね、片手で菜箸、もう片手で鍋。流れるような動き。画面で何百回と見た所作が、自分の家で見られる不思議。いつまで経っても慣れない不思議。


 「まあ、山と谷」


 「山は」


「プリントの山」



 「谷は」


 「俺の心」


 双子が爆笑する。プリントの山、の部分で爆笑して欲しかったが、なぜか心で笑う。笑いのセンスが未知数だ。


 食卓につく。親子丼の玉ねぎが透明で、卵がちょうどいい半熟。かきこむたびに、体の芯が真っ直ぐになる。米と卵が、胃の中で握手をしている感じ。俺は箸を止めて、ぽつりと言った。


 「今日、ミオのこと、会議で言われた」


 ユメが、鍋から味噌汁を注ぐ手を止める。目線だけで、続きを促す。


 「提出ゼロ。生活指導徹底だってさ。帰りに見たら、スーパーの袋。介護食が入ってた」


 双子が意味のわからない単語に反応して、同時に首をかしげる。かしげた角度が双子でずれているのが、妙にかわいい。


 「先生は、どうしたの」


 「何も。明日でいい、って言った。そしたら、明日も無理って返ってきた」


 言って、少しだけ笑った。笑わないと、ここが重くなりすぎる。重いものは、配信の時間に持ち込むべきではない。


 夜、リビングの片隅にある配信スペースのライトがひとつ、またひとつと灯る。照明の白が壁紙の模様を薄く消していく。ユメは椅子に腰かけ、マイクを指先で触り、カメラにピースではなく小さな会釈。こういうときの礼が、彼女はいつも丁寧だ。


 「今日のテーマはね、家族を支える話」


 オープニングのあとの一言で、空気が少しだけ深くなる。チャット欄に、色とりどりの丸いアイコンが流れ、ひらがなが飛び交う。俺はいつものように、コメントを拾って分類する。挨拶、雑談、今日あった小さな事件、そして、時々混じる重たい話。重さは文字数じゃない。短くても重い。


 『うち、妹の世話、兄がしてます』


 『学校のプリント、机の上で山になってる』


 『親は夜勤。兄がごはんつくってる』


 指が止まった。止まった指の下で、キーボードの文字が少し遅れて見える。遅れて見えるほど、頭が先に行っている。


 「こういう話、聞くとね、胸のとこがきゅってなる」


 ユメがゆっくりと話す。テンポは落とすけど、落としすぎない。聞いている人に置いていかれない速度。画面の向こうで、何千という目がまばたきする。


 『俺、中学生。妹は小学生。母は入院中。父は仕事で帰りが遅い。料理はまあまあ得意。提出物は、たぶん山』


 名前が目に入る。シロネコ、というハンドルネーム。隣に数字。その数字に既視感が宿る。教室の出席番号一覧で何度も見た並びに似ている。いや、気のせいだ。気のせいじゃないかもしれない。ハンドルネームの末尾に、苗字っぽいものが混ざっている。ミオの苗字。心臓がひとつ、間違えたリズムで打つ。


 『兄が介護してくれてます。妹は提出、遅れまくり。先生ごめん』


 まじか、と声に出しそうになって、飲み込んだ。喉の奥で「ま」が跳ね返り、鼻に抜けて、目の奥がじんとする。ユメは画面の言葉を一行読み、口の端をほんの少しだけ上げ、それから、まっすぐ正面を見た。


「大丈夫。謝らなくていいよ」



 ためらいのない声。その声は、モニターのガラスを平気で通り抜けて、部屋の空気に混ざる。俺の耳にも届く。


 「できることをしている人に、できないことを責めるのは、ちょっと違うよね。できないことがあるときは、できることを誰かが分け合えばいい。提出物はね、山になる。山は一緒に小分けにすれば、丘になる」


 チャットがぱっと明るくなる。うちも山、という報告に、がんばれ、という返信がつく。長い励ましよりも、短いやりとりが効く夜がある。今夜はそうだ。俺はミキサーのメーターが静かに呼吸しているのを確かめながら、指先で机の端を叩いた。指先が落ち着かない。


 配信が終わり、ライトがゆっくり消える。部屋の色が元の明るさに戻る。ユメは椅子を回して、少し身体を伸ばす。肩の骨が細く鳴る。俺はいつものペットボトルを渡し、彼女が半分くらい飲むのを見届ける。


 「生徒の話なんだけど」


 言ってから、自分の顔が固いのを自覚する。固い顔のまま話すのは、相手に負担をかける。でも、ごめん、それでも話したい。


 「うん、聞くよ」


 ユメはそれだけ言って、俺の方を真っすぐ見た。言い訳を先に出す必要がない空気。聞く姿勢を先に示してくれる空気。ありがたい、という言葉が喉に引っかかる。


 「ミオって子。提出ゼロ。会議で言われた。帰り道で見たら、介護食の袋。たぶん家で、誰かの世話をしてる。本人は明日も無理って言った」


 語尾が細くなる。細い語尾は、頼りない。ユメはうなずくだけ。責めもしないし、慰めも急がない。


 「先生、どうしたい」


 「どうすればいいかわからない」


 正直に言うのは、怖い。怖いけど、言う。言ったあと、部屋の隅で回っている空気清浄機の音がやけに大きく聞こえた。音は大きくない。耳が勝手に大きくする。


 「できること、してみなよ」


 ユメは、それだけ言った。シンプル。なのに、やけに重い。でも、受け取れる重さ。


 「先生でしょ」


 その一言が、胸の真ん中にそっと置かれる。置かれた瞬間、そこに形ができる。空いていたスペースが、やっと何かで埋まる感じ。俺はうなずいた。うなずいて、怖いのが少し減る。


 「ありがとう」


 「ううん。明日も米たくから、ちゃんと食べてから行きな」


 俺は笑って、わかった、と返す。双子の寝息が安定していて、部屋の明かりが柔らかい。柔らかいものは、人の背中を押す。


 布団に入ってからも、目はなかなか閉じない。天井の角を見て、目を閉じて、開けて。頭の中で、いくつかの言葉が順番に顔を出す。徹底、提出、介護、無理、先生。最後に浮かぶのは、やめない。やめないやめない。言うと、少しだけ呼吸が整う。


 翌朝、学校の廊下を歩く足は、昨日より少しだけ早い。ポケットに小さなノート。文具売り場でいちばん安いやつ。表紙は無地。角が丸い。昨日の夜、台所の端で、双子が寝てからひっそり書いた。


 教室に入る前、深呼吸。扉を開ける。三十人の視線が、いつものように刺さってくる。でも今日は、刺さったあとに少し跳ね返る弾力がある。多分、ポケットに入っているノートのせいだ。


 ミオの机に、ノートをそっと置く。彼女はまだ来ていない。机の上には、何もない。何もないという情報が、今日は違って見える。何もないから、置ける。


 チャイムが鳴り、生徒たちがぞろぞろ入ってくる。ざわめき。椅子の脚の音。教科書の角が机を叩く音。ミオは、いつものように少し遅れて入ってきた。視線は床。歩幅は小さめ。座って、机の上を見る。ノート。表紙は無地。角が丸い。


 ミオは眉をわずかに寄せ、指でノートをずらす。表紙をめくる。最初のページに、太い文字で一行。


 ここに書くことが宿題だ。今の生活を、俺に教えてくれ


 ペンで強めに書いた線は、紙の裏に少しだけ浮かんでいる。浮かんでいる裏側の線も、正直でよかった。飾らない字は、飾れない心の味方だ。


 ミオは顔を上げた。驚いた顔。驚きのあとに、ほんの少しの迷い。その次に、目の奥に隠れていた色が、少しだけ表に出る。言葉になる前の色。俺はその目から目を逸らさず、ゆっくりうなずいた。いいよ、というサイン。点数も丸もないサイン。


 そのときだった。教室の時計が、カクンと音を立てた。音の正体はわからない。秒針が一度止まり、短いあいだだけ、逆に回った。見間違いかもしれない。夢のくせに見間違いが多い。ざわめきは起きない。気づいたのは、多分俺だけだ。


 時間は、時々気まぐれだ。行きたいほうに進む。進みたいように戻る。戻ったところで、誰かが立ち上がる合図を出してくれるとは限らない。それでも、俺は黒板の前に立った。チョークを持つ。白い粉が指に付く。昨日と同じ。昨日と少し違う。


 「出席を取ります」


 声は通った。窓の外の光が、黒板の端でふわりと揺れる。名前を呼ぶ。返事。返事が少しずつ増える。欠けているところには、俺が「はい」と言って埋める。笑いが起きる。小さな笑い。小さいけれど、ちゃんと笑い。


 ミオは、ノートの一ページ目に、時間をかけて何かを書き始めた。彼女のペン先は、最初ぎこちなかったが、すぐに一定の速度になった。文字の背筋は真っ直ぐではない。ところどころふらつく。でも、線は切れない。切れない線は、読む前から強い。


 午前の授業が終わる頃、ミオがそっとノートを閉じた。閉じた表紙の上で、指が小さく踊る。踊ってから、彼女は立ち上がり、前へ出る。俺の机にノートを置き、目を合わせずに席へ戻る。何も言わない。言わないのは、言えないからじゃない。たぶん、言うには早いからだ。


 昼休み。職員室に戻らず、教室の後ろの窓際に立つ。ノートを開く。最初の一行は、俺の太い字。その下に、小さな字が続く。生活、と書いて、ためらって、また書いてある。


 小学生のときから祖母と暮らしていること。最近、祖母が固いものを食べづらくなってきたこと。朝は早く起きておかゆを作ること。夜は祖母が眠るまで一緒にテレビを見ること。提出物は机の上で山になっていること。山を見ると胸が苦しくなって、手が止まること。先生に怒られる夢を時々見ること。怒られないときも、怒られると思っていること。


 字は、すべてが正しくつながっているわけじゃない。漢字に自信がないところはひらがなで逃げている。それでも、行間の温度は崩れていない。ページの端に、米の炊ける音、と小さく書いてあった。音は文字にできる。できるときがある。


 ノートの最後に、ミオは一文を置いていた。


 「明日は無理じゃないかもしれない」


 俺はページの余白に、ペンを走らせた。必要以上に丁寧な字になったのは、たぶん手が震えたからだ。


 「山を一緒に小分けにしよう。小分けにしたら、食べられる。まず一口、提出物じゃなくて、生活から」


 書き終えて顔を上げると、教室の時計は、さっきより静かに進んでいた。秒針は正しく、でも自分の好きな歩幅で歩いているように見えた。歩幅は人それぞれ。時計も、たぶんそうだ。


 午後の授業は、いつも通りに始まった。いつも通りに見えて、少し違った。黒板の白い線が、昨日よりまっすぐに見える。見えるのは、俺の目のせいかもしれない。目の奥に、何かが一本立ったからだ。細いけれど、倒れない棒。やめない、という名前の棒。


 放課後、廊下でミオに会う。俺はノートを返した。彼女は受け取り、表紙を撫でる。撫で方がやさしい。


 「ありがとう」


 小さな声。小さいけれど、ちゃんと届く音量。俺は首を横に振る。


 「こっちこそ。ありがとう」


 彼女は少しだけ困った顔をして、笑った。笑い方は、まだ不器用だ。でも、不器用な笑いは、強い。飾れないから、強い。


 家に帰ると、双子が玄関で待っていた。今日は紙ではなく、厚紙で作った王冠を頭にのせている。保育園の制作らしい。


 「先生、おかえり」


 「パパ、おかえり」


 呼び方が半分ずれているのが、完璧だ。ユメがキッチンから顔を出し、片手で王冠を直しながら笑う。


 「今日の先生は、どうだった」


 「やめない、の宿題を出した」


 「宿題、出したの先生」


 双子が目を丸くする。俺は頷く。


 「うん。ここに書くことが宿題だ、って」


 「何書くの」


 「生活」


 「生活ってなに」


 「ごはん食べるとか、歯を磨くとか、寝るとか、起きるとか。好きなもの言うとか」


 「好きなもの、プリン」


 「すきなの、パパ」


 双子が自分勝手なことを言って、勝手に笑う。夕方の光が窓のカーテンの隙間から斜めに差し、粉のような光の粒が部屋の中を漂う。プリントの山が机の上にある。山は今日も山だ。でも、俺の中では、少し小分けになっている気がした。


 夜、配信が始まる前、ユメが椅子に座って俺を見る。


 「うまくいったかどうかは、明日じゃなくて、もっと先でいい」


 「うん」


 「でも、今日の先生は、ちゃんと先生だった」


 「誰目線」


 「妻目線と、推し目線」


 強い褒め言葉。二重の謎の権威。俺は笑って、背筋を伸ばす。ライトが点く。ユメが画面の向こうとこっちに同時に微笑む。俺はミキサーのつまみを軽くひねる。メーターが呼吸する。呼吸は、続く限り勝ちだ。やめないやめない。心の中で、今日いちばん短いおまじないをもう一度唱える。


 その夜、眠る直前、天井の角を見る。角は角のまま。そこからなだらかに壁が下り、部屋がある。部屋の下に俺たちがいる。俺たちの下に、今日が敷かれている。今日の下に、明日が準備されている。準備は、たぶんもうできている。あとは起きるだけだ。


 次の朝、また炊飯器が息をする。白い湯気が上がり、ユメが「あと五分」と言い、双子が「ただいまの練習」を思い出し、俺は洗面所で顔を洗う。鏡の中の俺は、まだ新米の顔をしている。でも、目の奥に、細い棒が一本立っている。昨日と同じ。昨日より、ほんの少しだけ太い。

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