第6話、朝倉家は飛躍している件について
そうやって石山本願寺に向かってお願いをしたけど・・・石山本願寺は今は朝倉で手が一杯らしくできないと言われてしまった。
お金などしっかりと頑張って集めた2000貫を献上したのだけどそれでも出兵は大変難しいと言われてしまったけど出来る限りは少しでも期待に答えるように致しましょうと言われるだけであった。
それだけ朝倉家の勢いが凄いらしく来年に亡くなってしまうけどまだ朝倉家のチートおじいちゃんの事、朝倉宗滴が生きているせいなのかと思っていたけどとうやら違うらしい。
勿論、朝倉宗滴の力もあるけどそれよりも朝倉義景が頑張っているらしくそれで飛躍をしているとか。
あの〜ただえさえ治世では名君と評価される人物が更に乱世で積極的に動けるようになったらそれはやばいよ。
これ絶対に朝倉家に転生者いるよね!?しかも俺よりも遥かに優秀な人が居ますよね!?
俺は帰り道につきながら必死に考えていた。このままでは信長が飛躍する前に色々と終わってしまうと感じていた。
だって今は西暦だと1554年であの有名な桶狭間の戦いが後、6年後でありその前にもっと大きく朝倉家がなってしまうのは容易に想像出来る。
でも今の俺はまだ8歳のガキでありそんなガキではどうする事もできないとして悩んでいた。
大人であれば更にお金を稼いでから草などを使って少しでも朝倉家を弱らせるように裏工作をしていると思うけど今のままではできるはずもなく黙ってみているしかないのかと考えていた。
ならば出来る事と言えば敵地を偵察するしかないとして俺はそう考えたので越前国に来て偵察をしようとしていたけどこの越前国、滅茶苦茶に賑わっていませんか!?
少なくても俺が見てきた中でも堺の町と並ぶほどには賑わいを見せていた。
これほどの町並みに治安の良さも加えてインフラ整備もこの時代としては整えており間違いなくこの時代では一番住みやすい環境となっているのは嫌でも分かってしまう。
そんな事を考えながら町中を歩いていると侍に小僧、いいの物を持っているなとカツアゲをされそうになっています。
少しばかり目立たないように動いてしまったのが裏目に出てしまったと感じながらもどうにかして逃げ出そうとしていた時に吾の両国で何をしていると馬に乗ったとても偉そうな見た目をしている者が現れた。
するとカツアゲをしようとしていた野武士たちがお前こそ何者だと言うとその男は話し出した。
「吾は朝倉義景なり、そなた達こそ吾の領国で好き勝手にしてくれようとしていたな」
この人が朝倉義景!?と思っているとお供の侍たちが次から次へと現れて野武士たちは真っ青になりながら逃げろーと言いながら逃げてしまった。
助かったけどそれにしても気になっていた人に出会えるなんて運が良いのか悪いのかと考えてあると坊主、無事かと聞かれたので俺ははい、お陰様でありがとうございます朝倉様とお礼をしてから立ち去ろうとしていた時にせっかくだから少しばかり話をしないかと言われてしまって引き止められていた。
あの〜この最近よく思うけど俺は有名武将を引き寄せる磁石みたいなものでも持ち合わせているのですかと言いたくなる程に次から次へと歴史に名前を残している武将と遭遇するのですが。
そうも思いながらもこれは大名からのお誘いを断るわけにはいかないとして共に近くの寺で茶をしていた。
こう見えて茶道はそれなりに勉強をしていたので前世の記憶を頼りにしてみるとその若さでそこまでの礼儀を身に着けているとはと評価してくれたのは嬉しいけどこちらは人生2回目でもあるからなと考えていた。
それよりも朝倉義景の雰囲気を見るにこちらもかなりの英傑だと思うけどそれは相手があまりにも悪すぎたと言えるなと思っていた。
その時に朝倉義景が俺に対して問いかけてきた。
「さてとこの町並みを見てどう思ったのか教えてくれないか。うちの領民ではないのであろう」
やはり気がつかれていましたかと聞いたのだけどなら間者と思わないのですかと聞いてみると朝倉義景が間者であるならあまりにも間抜けだし何よりも軍事を調べると言うよりも観光して町を見ていたようにしか見えないと言うのだ。
それはまさにその通りでしたので何も言い返す言葉がありませんと答えた。
そうして町並みを見てどう感じたと聞かれたので素直に答えた。
「はい!ここはとても良い町並みです!それこそここと並ぶのは商いの中心の堺の町だけでそれと同じぐらいに栄えてこの一乗谷の町がどれほどに凄いのか分かります。それに町の設備もしっかりとして少なくてもここに住みたいなと思う町です」
それを伝えると朝倉義景は少しばかり照れながらそれは嬉しい限りだと言っていた。
本当に戦国時代なのにここまでしっかりとする町並みを作れて維持をしているってやはり朝倉義景は無能とは程遠い人だよな。
強いて言うなら秀才と個人的にそう考えている。
けれども戦ったのが天才を超えた鬼才の織田信長だっただけだと今でも思っているしこうして会って話して余計にそう感じていた。
そんな事をしていたら朝倉義景が話を終える前に呟くように教えてくれた。
「さてと、ここから独り言になるがそなたの主は近い内にとても大きな災が降りかかるだろう。主の為に頑張るのもよし、他の場所で1から始めることも考えておいたほうが良い。その時にこの朝倉義景を選んでくれる事を祈っておく・・・ではな、美濃の麒麟児、寿丸よ」
はい!・・・・え!?もしかして完全に最初から正体を知っていたの!?と思いながらも今は見逃してくれるという事なので素直に帰ることにした。
やはり無能ではないよ、朝倉義景は相手が化け物中の化け物だっただけだからと思いながら越前の国から立ち去る事になったのだけどこの出会いが後に大きな意味をしてくる事になるとはこの時の俺には知る由もなかったのである。
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