第3話 アホウドリの生活
海上基地アホウドリでは、フロータを膨らませ、浮いてくるマンガンモジュールの入った金網を海上で捕獲する仕事がメインだ。ビーコンが出ているので、海流に流されても浮上場所はすぐに特定できる。
また、自立型潜水艦も3か月に一度浮上し、電池を取り換えて潜っていく。この間、1か月は採掘の運用が止まるので、2台が交代で稼働している。
この操作には、製造した会社からオペレータが派遣されている。
2025年に日本で最初の女性内閣総理大臣が国会で、この地域のレアアース開発計画を述べたが、船頭多しで失敗したという記録を読んだ。
この基地では自由恋愛が認められている。女性が半分という構成だ。とはいっても、風紀を乱すようなことは許されない。しかし、若い人が多いので、ストレスが溜まってしまうのは避けなければならない。なので、食事はかなり豪華だ。
台風シーズンは海中に潜っている。空気はうまく取り入れができる装置があるので心配ないが、食料は長期には心配だ。
恵まれたことに、全員が個室を持っている。でも、狭い。ほとんどベッドがあるだけの空間。
なので、予約すれば、少し広めの個室が使える。
Sexしたければ、広めの個室を予約する。でも、人目のつかない区画は多いので、そんなところでもSexする輩はいる。
金網を海上で捕獲する仕事は約半分の作業者が携わっている。それは、海が太平洋で、とても危険だからだ。海上基地で連絡を取る部隊と、ボートで回収する部隊がいる。台風が近づくと作業は中止になる。
そういう時は個室が満杯になることが多い。
管理者は、若者がストレスでやられないことにものすごく気を配っている。
ときに、魚釣り大会や、季節ごとに盆踊りも催す。
作業者の約半分は2年で本土に戻ることになっている。やっぱりストレスは避けられないからだ。
僕はデートによく誘われる。
自覚しているが、イケメンでもないし、何が大きいわけでもない。理由は、大きめの個室が利用できるからだ。プロジェクトマッピングが用意され、大画面で映画も見れる。ふたりだけで。
ひどいときは女性二人が来て、僕をそっちのけで映画を鑑賞したりする。そしてそして、一番の理由は、風呂があることだ。ほかの管理者を含めて、全員シャワールームが利用できるが、この部屋は、風呂があるのだ。
僕が本土に戻っているときは船長相当のプロジェクトのメンバーがこの部屋の権利を引き継ぐ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます