第6話 月宮詩音の独白 (月宮:視点)

 あの日――藤崎茜と出会ったのは、本当にただの偶然だった。

 それは誰のシナリオにも書かれていない、予定調和を蹴飛ばすような偶然。

 だけど今思えば、あの瞬間から私の世界は少しずつ彩り始めていたのかもしれない。




 ---


 

 

 私がVtuberグループ主催の【ぶいフェス】day3のお昼頃に、展示エリアを歩いていたのは理由があった。

 と言っても、それは至極個人的な理由である。

 その理由とは、私は私自身の眼で自分のファン達が今を楽しんでいる姿を、私を愛してくれると自分自身の体で納得してみたかったというものである。


 私は私の心に存在する自分でもよく分かっていない心の穴を、寂しさを――みんなの熱を通して塞いでしまいたかった。

 直に彼らの熱を味わって、私の心にある氷を溶かして欲しかったのだ。

 それはただ控室の中で、カメラ越しに会場の様子を見るのではなく、生の体で実際に体験してである。


 そんなわけがあって、私は人生の恩人――もといVtuberとしての私の相方でもある弦巻つるまき あめに数週間前から頼んで、どうにかマネージャーにも見つからないような控室から逃げ出す特別なルートを作ってもらい、私は展示エリアへと足を運んだのだ。





 私が展示エリアに着いた時に考えていた事は、まずはマネージャー&イベントスタッフ達に絶対に見つからないよう動き、天野シオン本人だとファン達にバレないよう最善を尽くす事だった。

 これはどう転んでも運の要素も大きいので、もはや考えても仕方なく、私はとりあえず地声を絶対に出さないと決め、他ライバー達のグッズを漁っていた。

 

 私は会場を散歩するその最中で、ファンのみんなの様子にも目を向けた。

 本当に楽しんでいるのか知りたかったから。

 

 そしてもう私のファンに限らず、ぶいれいんを好いて、会場を行き交っているみんなが楽しんでいるのは、見て聞いて感じ取れた。

 控室から抜け出して、生でこの光景を見れただけでも、気分的には満足度は高かったと思う。


 だけど、私はただ一つその中で異彩を放っている人物を見つけてしまった。


「何あれ……やっばぁ……」


 思わず口から言葉が零れた。


 黒いパーカー。

 長いズボン。

 フードは深く被られ、顔はほとんど見えない。

 遠目に見れば、不審者と見間違えてもおかしくない格好だ。

 それでも、近づいてみれば――その人が女の子だということは分かった。


 私より身長は高く、華奢で、それでいてどこか張り詰めた気配をまとっている。

 壁際に寄りかかるように立ちながら、誰にも話しかけることなく、誰の輪にも加わらず、ひとり、静止していた。

 まるでこの会場の時間の流れから置き去りにされたように。


 ただのファッションセンスが壊滅的なオタク。

 そう決めつけて通り過ぎることもできた。

 でも、その手に抱えられたものを見た瞬間――私は息を呑んだ。


 ――グッズが全部、私のものしかない!


 中に着ているであろうTシャツも、バッグからはみ出たアクリルスタンドも、缶バッジも、スマホケースも、

 どれもこれも“天野シオン”一色。

 他のライバーのグッズは一つもない。

 

 それは誰から見ても明白すぎる、あまりにも強烈な“愛の証”だった。


「……嘘でしょ」


 胸の奥が、ちくりと痛んだ。


 男の子ならまだしも、あの人は女の子ファンで且つ、おそらく私を激推ししてくれてる子。

 そんな子が寂しそうに一人突っ立っている。

 多分、私の次の出番が来るのを待つためにじっと。

 あんな表情で私のグッズだけを抱えて、こんな場所でひとりきり。

 

 それを放って置けるほど私は無神経ではない。

 自分のファンが楽しんでいないと言うのに、それを無視して控室に戻るという選択肢は私には絶対になかった。


「よし! 人肌脱ごう!」


 私はそう決意して、壁際から動き出した黒パーカーの子に自分からぶつかり、被害者のように振る舞った。




 ---




「ちょっと!どこ見て……って藤崎?!? なんであんたがk――」

「すみません!すみません! 本当にすみませんっ……! 今すぐ拾いますから!」


 なんという偶然だろう。

 私がぶつかった相手は、同じ高校の同じクラスである藤崎 茜だった。

 私は一目で気づいたけど、彼女は私が月宮詩音だとは分からなかったようだ。

 まぁ彼女は学校には1、2週間くらいしか来てなかったと思うし、こっちから話しかけたこともないので、記憶されてなくて当然ではあると思う。

 おまけに藤崎茜がこのタイミングで気づけないという事は、私が同じ学校に通っているなどとは夢にも思っていないというこの状況。

 

 もうこの時点のこの出会いで、私は結構面白かったし、ファンのことを抜きにしても抜け出した甲斐は本当にあったと感じれた。


 そして休憩エリアに移動した後、ある問いを投げてみた。

 

「いやさ、なんでアカネちゃんはこんな場所に来てるのかなぁって思って。しかもそんな狂った服装で」


 この質問から2時間くらい茜とは話し、彼女の事も色々と知れた。

 彼女と話したこの時間、本当に退屈しない時間だった。

 茜は自分をコミュ障だと自虐していたけど、私には全くそう思えなかった。

 もしかしたら彼女は自分なりに、人嫌いな今を克服しようとしていたのかもしれない。


 とはいえ、この2時間で一番大きく驚いたのは、まぁやっぱりこのクラスメイトが、私のVの体にガチ恋している事だろう。


「もし、シオンと恋人関係になれるとしたら、どんな事がしたい?」


 ――と、質問した時に「遠慮なく答えて良い感じですか?」と聞いてきたから、それに頷く。


「シオンちゃんを私の色に染めあげて、魂から私を求めるように洗脳したいです」


 すると、返ってきた言葉がこれだった。


 こんなヤバい事を真顔で言っているのだ。

 流石にこれには驚いたし、同担拒否のガチ恋に対する見る目も、少しだけ変わった。

 普通に言ってることが怖すぎるから。

 

 でもここから、茜のことが本当に面白く見えてきた。


「L◯NE交換しない?」

 

 いまのタイミングで茜と別れてしまうと、多分二度と会えないし、それは本当に凄く勿体無い気がして、私はL◯NE交換の提案をする事にした。

 途中、泣かれたのはビビったけど、どうやら泣いて喜んでだけと説明してくれて、更に彼女に対する興味が湧いた。

 もうこの時には彼女を学校に復帰させると決めていたと思う。


 …………ただ、急いでいたとはいえ、仕事用ライバー用スマホでL◯NEを交換したのは、ちょっとまずかったかなぁ……と思ったりもした。




 ---




 次の日の夜、なんとか茜を近場のカフェに呼び出し、茜に学校へ来るようにする流れを作る事ができた。

 まさか学校に行きたくがないために、泣きながら拒絶されるとは思ってなかったし、

 私が一度席から離れた時に「私なんか死んじゃえ……ばーか…………」


 などと自虐し始めた時は、流石にちょっと焦った。

 それでもなんとかシオンとしての私の声を使って言質を取る事ができた。




 ---


 


「おはよう、茜ちゃん」


 そしてまた翌日。


 朝の誰もいない学校で、私は教室の中で茜と二人きりの状態で再会をする事になる。

 彼女はやっぱり今日この時になるまで、私が同じクラスメイトである事に気づいてはいなかったようだ。

 茜が私を見た時の驚いた表情は本当に痛快で、まさかの【ガチ恋相手がクラスメイトでした】というドッキリを思った以上に成功させる事ができて、本当に楽しかった。

 

 ……だけど。


「え、違うって何? 天野シオンを恋してるんじゃなかったの?」

「あああアレは!………その場のフェスのノリで言っただけで、私のシオンちゃんに対する想いは他のファン達と同じなんですよ。あは、あはは……」

「ふ〜ん?」

「……あの、友達なら私の言葉を信じてくれますよね?」


 私は彼女が、突如としてガチ恋を否定し始めたのが理解出来なかったし、どこか許せなかった。


「んー……気になった事があるから、実験してみようかなって」

「実験?」

「そ。だからちょっと茜ちゃん、今から20秒くらい抵抗せずに目を瞑っててくれる? すぐ終わるから」


 私は恋なんてした事ないから、それがどういう感情かは理解できない。

 だけどファンのみんなが私に向けてくる感情。

 尊敬・情熱・貢献欲・擬似的な親密感や親心――そして愛。

 その全ては私が本質を理解できるできないに問わず、私の原動力となるモノだし、私に対して本気の感情を持ってる人が、それを否定するというのは見てられなかった。

 というか、あれだけ熱心にシオンへの愛を語ってたくせに、自分の気持ちはその他大勢と一緒と言い出した、彼女の神経を疑ったと言ってもいい。


 そして私の実験は思った以上の成果が出てしまった。


「月宮さん、お願いします、もう止めて……早くこのネクタイを外して下さい……これ以上こんな事をしてたら、私の頭がおかしくなっちゃいます……!」


 どうやら茜はシオンの言葉なら、何でも受け入れてくれるほど依存してしまっているらしい。

 茜に目隠しをさせて、私の声だけ聴かせて命令すれば、勝手にシオンが目の前にいると、茜の脳が錯覚を起こしてくれるようだ。

 

 リアルでモテにモテる私の美顔・美貌を目の前にして茜は靡かないくせに、Vtuberとしての私なら喜んで言うことを聞くと言うのは、正直少しイラッとするものはある。

 まぁ相手は女の子な上にVtuberなのだから、この問題は絶対に解決出来ないんだけど。


「えー……じゃあ次で最後にしてあげる」


 でもやっぱり茜はとても面白い。

 出会って数日でこんなに面白い子は、同業者相手でも見た事がない。

 本当に運命的な出会いだし、自分からぶつかりに行ってよかったと思う。

 

「月宮さんッ!」


 この時の私は本当に機嫌が良くノリノリだった。

 私の言うことを何でも聞いてくれる相手なんて初めて見たし。

 

 だから彼女のガチ恋の感情を利用して、茜には月宮詩音としての私に愛を囁かせる事にした。


 今までは男の子に告白される事が多かったし、一度くらい新鮮な味わいというもの感じたくて、私は茜に言葉を強制した。


「私は――月宮さんの事を……愛してます……」

「ふふっ、悪くないね。いつも男の子に告白されてばっかりだから、こういうのも新鮮で良いかも」


 でも、これは間違っていたらしい。


 私のこの行動は茜を大きく怒らせ、暴挙に至らせるまでになった。


 私は彼女の目元を隠していたネクタイを解いた後、すぐに茜から足を引っ掛けられ、床に倒された。

 衝撃で少し息を詰まらせる私の上に、茜はほとんど覆い被さるような形で、のし掛かっていた。


「乱暴だね。私のこと嫌いになった?」


 茜は私の事が好きなのだ。

 だから酷いことはされない。

 私はそうタカを括っていた。


 万が一何か強めのやり返しをされても、何回かくすぐられたり、軽く叩かれる程度だと思っていた。

 

「月宮さんは私に出来た初めての友達です。嫌いになったりはしません」


 茜は即座に私の両手首を掴んだ。

 そして、茜自身のネクタイを素早く引き抜き、私の両手首をひとつにまとめて拘束する。

 私が茜にやったように、茜も私にやり返してきたのだ。

 さらに逃げ道を防ぐように、茜は私の股の間に右足をねじ込んでくる。


「ですが、今回のは流石にやり過ぎです。貴女は私のラインを飛び越えてしまいました。なので今回は本気でやり返させてもらいます」

「私のことを殴ったりしたら、うちのファン達に殺されちゃうかもよ?、茜ちゃん」


 そう冗談っぽく言葉にすると、突如として茜の顔が変わった。

 

「……いいから黙って20秒、目を瞑っててください。拒否は許しません。言うことを聞かないのなら――容赦しませんよ」

「――――――ッ」


 その一言が空気を裂いた。

 息を呑む音すら、喉の奥で凍りつく。


 茜が私を見た。

 いや、睨んだ。

 あの目――あの圧――


 それは、幼い頃に父が怒鳴る時の目と同じだった。

 そして弦巻 雨が人を切り捨てる時の、あの一瞬の冷たさと同じだった。


 背筋が勝手に震える。

 冗談のつもりで越えた境界線が、どれほど脆いものだったかを、私は身体で理解した。


「…………」


 私は本能のまま彼女の命令に従い、震えながら目を瞑るしかなかった。

 怖かったから、痛いことをされるのが嫌だったから。


 そして茜はそっと私の後頭に手を回し、抱き上げる

 そして彼女は――


「――――――ッ?!」


 あろう事にキスをかましてきたのだ。

 まさかのキスである。

 

 茜がここまでやって私を睨みつけてまでやりたかった事は、暴力ではなくてキスだったのだ。

 

 流石にこれは私でも驚いて、一瞬だけ眼を見開いた。

 

 何かモノの一つでも言ってやろうと思った。

 私にガチ恋してるからって、拘束からのキスとか……


 だけど茜はそんな事は許してくれず、私の鎖骨に爪を当てて、眼を瞑るように促してくる。


 仕方なく眼を瞑ると、その隙を狙ってくるように、私の口の中に舌を捩じ込んできた。

 

 キスは他の男の子や、一応女の子ともした事あるけど、ディープキスなんて初めてだった。


 茜が私にしてくるそのキスは、とても彼女自身の欲求に満ちていて、自分を制御する気のない暴力性を見てとれた。

 だけどそれでも私を気遣い、満足させようとする優しさもそこにあったように思う。

 茜にキスの経験なんて無いだろうし、たぶん……無意識だと思うけど。


 彼女が私に与えてくれたこの熱は、今までのどんな事よりも情熱的で、狂ってて、病的な快楽を孕んでいた。

 まるで、私の脳を壊しにきてるようにさえ錯覚するほどだった。

 

「やら……ぁ…………やめ……」


 そしてゆっくりと茜の唇が離れる、その刹那。

 茜は私の舌の先をじりじりと、骨の髄にまで響かせるように、ゆっくりと強く噛んだ。


「……んぁ」


 私の身体がびくりと跳ねる。

 肩が震え、体中が血が沸騰していく。

 呼吸が荒く口元を完璧に閉ざす事は出来なかった。


 そして茜はゆっくりと私の上から体を起こし、唇を離した。

 腕を拘束していたネクタイが解かれ、私の両腕が床に落ち、細く震えた。

 

 ……無理やりされたキスだったけど、別に気分は悪くない。

 それどころか今までとは全く違う、未知の熱が体中を駆け巡っているのだ。


 私は横に倒れ込みながら、呼吸を整えようとしながら、教室の窓側を見ていた。

 

 すると茜は私の襟を掴み、ぐいと、とても乱暴に私の体を立ち上がらせ、無理やり引き寄せてくる。

 距離が詰まり、互いの呼吸が混じり合う。

 視界が少しぼやけていたが、少し経ってようやく目の前にいる茜を認識できた。

 

「……あっ……は……はぁ……。凄いよこれ。……キスって……こんなんだったっけ」


 茜は私の襟を強く掴みながら告げてくる。


 彼女は顔を見る限り、私とキスしたくせに、息一つ上がってないようだった。

 シオンを求めて私に無理やりキスしたくせに、茜はあまり様子は変わっていない。

 逆に私が一人で勝手に、自分だけ熱に浸されてる。

 なんか少し複雑な気分だった。


「貴女には私が学校に通い続けるため、私と近いところにいて欲しいんです。他にいるはずの友達達よりも近くに」


 どうやら茜は推しのシオンが隣にいてくれないと、学校にも通ってくれない頑固者らしい。

 まぁ、それはカフェでの話し合いから分かってた事だけど、本当に彼女はブレない。

 シオン一筋の、一貫性の塊みたいな女の子だ。


「……やっぱり私の言葉だけじゃ足りない?」

「当然です!」

「でもシオンとしての言葉で囁いても、あんたは満足してくれないんでしょ」

「貴女はシオンちゃんではなく、中の人の月宮さんでしかないので……」

「ふふっ、そんなこと言ってるけど、茜ちゃんは私にシオンとしての振る舞いを求めてる。――これは矛盾してるんじゃないかな?」


 茜の『貴女は月宮さんであって、シオンちゃんではありません』とかいう本当に狂った思考、私はまぁまぁ嫌いで、だいぶ私の癪に障る。

 彼女はそんなことを言っておきながら、私にシオンを求めているのだから。


 でもここで言い合いを続けてたら、きっと彼女は本当に学校に来なくなる。


「…………」


 出会った始めから今日に至るまで、茜が私に与えてくれる熱は私自身、結構好きなんだと思う。

 茜が私に向けてくれる熱の方向性は、ファンのみんなや他の友達達――そしてたぶん弦巻 雨やそのご両親さん達とも、どこかベクトルが違う。


 今も彼女はちょっと怒ってて、まだ不機嫌で睨みつけるような顔は変わってない。

 キス前に見た茜に顔はとても怖かったはずなのに、熱を直に与えられた後だと、こうも印象が違って見える。


 ……もう自分で何を考えているか分からなくなってきたけど、ここで茜と話し合いを続けようとすれば、茜は私から少し距離を置いた位置で、自分だけ満足する距離感で私と接してくるような気がする。

 例えば不登校を続けたまま、休日だけ会うことを要求してくるとか。


 それはちょっと私は許せない。

 私と友達を続けたいなら、学校くらい普通に来いって話だ。


 私は小さく息を吸って、吐き出した。


「……いいよ」


 茜の睫毛がかすかに揺れる。


 そして自分でも驚くほど自然に、腕が動いていた。

 気づけば茜の身体を、胸の奥へと引き寄せていた。

 暖かい体温が服越しに伝わる。

 

 茜の肩が小さく震えた。

 私も同じだった。

 

 どちらが先に求めたのか分からない。


 ……ただ確かにそこにあった。

 彼女の熱が、心の空洞を焼くように満たしてくれる。


「そうしないと学校に来てくれないなら、私が側に居てあげるしかないよね」

 

 …………私は今も昔も変わらず、心に穴が空いている。

 そしてそれを埋めてくれる相手は、私の周りにいない。

 あの雨ですら私に、必要最低限しか干渉してくれないのだ。

 私を満たしてくれる人はいないと思っていた。


 でも――狂人で変人でガチ恋してくれてる彼女は、少し違うように見える。

 彼女ならきっと、私が知らない熱で満たしてくれる気がする。


 そして私はもっと知りたい。

 この配信活動以上に私の心を揺さぶってくれる存在を。

 人から直に与えられる熱とは、どれだけ良いものかを。

 行方不明になった両親が教えてくれなかった事を、彼女なら……茜ならそれを教えてくれる気がした。




 あとがきです。

 次回は茜視点に戻ります。

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