バス停への応援コメント
拝読いたしました。
この空気感、いつもニノ前さんの小説の風景がとても美しくて頭に絵が浮かんできます。
開けていながら閉ざされていると感じた。
この一文、大好きです。
彼岸と此岸の境界線が曖昧で入るの簡単なのに出るのは難しい。
というふうに感じます。
骸骨の女の子、自分の顔を忘れてしまうくらい長い間バス停にいたんだろうな……。
自分の姿形を忘れてしまったからバス停のある空間から出られなかったとしたら、奇跡的にチャンネルのあった主人公の復顔によって思い出したからバスに乗って抜け出せたと考えたら美しいハッピーエンドですね。
作者からの返信
乃東 かるる様、ご感想をくださり感謝致します。
誉めて頂けると嬉しいながらも恐縮してしまいます。
あまりバスに乗ることがないのですが、所用で乗車する機会があるとすぐ車窓から見えるバスの停留所が遠く感じてしまいます。
自分が下りることのないバス停は、異邦の地と同じなのでしょう。その感覚を表現できていれば嬉しいです。
主人公が推測した通り、何らかの背景があったのでしょう。彼の行為で異界から現世へと行くことができた。二人の今後は、やはりご想像にお任せすることになります。
編集済
バス停への応援コメント
こんにちは。
コメント失礼します。
骸骨と同乗のモチーフはこの間拝読した〝陰膳〟にもありました。二ノ前さんのお好みの対象なのでしょうか。
骨って、形があるのに中身がない伽藍堂な感覚もあって興味深いです。
今作もイメージの結節を楽しめました。
自分の中の類例にはない物語を拝読するのは楽しいものです。
終盤、主人公が
〝振り返ることはできなかった〟
とか
〝目を向けなくとも〟
とか記されているので、実は彼女を好ましく思ってなかったのでしょうか。
複雑です。
あと、どうでも良い部分ですが。
幼少期に様々な粘土を捏ねくり回していた者としては、紙粘土で油の匂いがする製品を知らないので違和感がありました。
紙粘土には薬品とかアルコールとか香料の匂いがあるものしか知らないのです。油粘土なら、油臭ありますけど。
私の未知の製品で油練り紙粘土とかあったら失礼しました。
以上です。
それではまた。
作者からの返信
木山喬鳥様、こんにちは。コメント返信が遅れて申し訳ありません。
骸骨のモチーフを好むのは、その特異性が一目瞭然なのと、自分の中にあるものだからだと思います。
主人公の反応が否定的なのは、あくまで好奇心によるもので思わぬ結果となってしまったからですね。彼にとって、骸骨は動くはずがないものですから。
ご指摘の通り、この辺りは幼少の頃に油の臭いが記憶に残っていて、双方と混ざってしまっているかと思います。自分の知識不足と未熟さで混乱させてしまい大変申し訳ありません。
やはり下調べをしない創作姿勢はどこかで破綻しますね。作中の描写を訂正してお詫びとさせて頂きます。
誤謬をご指摘してくださり、改めて感謝致します。
バス停への応援コメント
最後を見る限り、これはハッピーエンドというべきか?
彼がどうなったかという描写もなく、何故其処でバスが止まり彼女を乗せたのかという説明もない、其処からの物語を、読者に依存している
勿論、其れはわざとだろう
其の骸骨に魅入られた時から主人公は幽世に半歩踏み出し複眼して遂には完全に連れていかれた、としてもいいし、
見いられるがまま更に彼女の「全て」を造っていくのかもしれぬ
其の様な想像の余地を残した事によりこの作品は言い様のない余韻で満たされたのだろう
作者からの返信
あるまん様、またしても深い考察をしてくださり恐縮です。
自分の創作姿勢は頭の中に思い浮かんだ情景を繋ぎ合わせるというもので、極めて直感的です。
悪く言えば結末は読者様に丸投げする形となり、コンプレックスでもあるのですが、自分でも先の見えない物語を楽しんでいる節があります。
創作する心構えとしては失格なのかもしれませんが、読んでくださる方々と共にお話のその後を想像できれば、と考えています。
バス停への応援コメント
雰囲気いっぱいで楽しかったです。
バスとか電車から見える風景って、次々と通り過ぎていく感じで、「何か」がそこにありそうな感じがしますよね。
そこに「謎のバス停」があって、そこが「きさらぎ駅」のような雰囲気を持って存在しているという設定がすごく面白いです。
最終的にバスがバス停にとまったのは、「復元」したことによって女子生徒と現世の間に「つながり」ができたからななのかな、とか色々と考えさせられますね。
現世と異界の狭間の雰囲気がすごく味わえて楽しかったです。
作者からの返信
黒澤 主計様、ご感想とレビューを賜り大変感謝します。
田舎のバス停には不思議な印象を持っていました。自分には馴染みのない土地の人間を運ぶからでしょうか。そこに小さな異界を見ていたのだと思います。
存在しないはずの場所を彼が認識することで、文字通り肉を持ったのかもしれません。
バス停への応援コメント
すごく良かったです。
最初の「停まらないバス停」という導入から、すでにこの世ではない風景が淡々と続く感じが絶妙で、いつの間にか異界に引きずり込まれてしまいました。しかも、ホラー的な派手さがなく静かで抑えた筆致なのに、恐怖がじわじわと入り込んできます。
中盤の「粘土で復顔を作る」くだりは、
創作という生命を与える行為が狂気と紙一重であることを見事に描いていて、まるで『フランケンシュタイン』の現代的再解釈のような文学的な深みを感じました。
最後の「私を造ってくれてありがとう」
——この言葉で、すべての積み重ねが報われて、恐怖と同時に、少しだけ救いのような感情が残りました。このバランスが本当に見事です。
作者からの返信
もちうさ様、ご感想をありがとうございます。
鄙びたバス停は縁遠く、それでいてバスは停まるので身近な異界でした。停まらないバス停に何かがあったら胸が躍っていたと思います。
見るだけではなく、彼は少し近づきすぎたのかもしれません。
お目を通してくださり、まことに感謝致します。
バス停への応援コメント
拝読しました。
一行目の「停まらないバス停がある」から引きこまれました。
そのバス停にセーラー服の骸骨がいるという光景がすごくいいですね。不気味ではあるのですが、ミステリ的な興味も覚えました。
それにしても、主人公とこのセーラー骸骨はこの後どうなってしまうのでしょうね……。
作者からの返信
仁木一青様、ご感想をありがとうございます。
属性を示す衣装を着せることで、何らかの背景がある骸骨だと表現しました。作中で言及した「きさらぎ駅」の印象に引っ張られたのかもしれません。
この後どうなるかは定かではありませんが、少なくとも不完全なはずのセーラー服の骸骨は周りから不審には思われていません。主人公の日常について回る、かもしれません。
バス停への応援コメント
単話3000文字以内でここまで出来るものなのか?
作品の世界観の中でどこまでがわざとでどこが深読みしすぎなのか…
多分考えてる時点でドップリハマってるんでしょうね(;´Д`)
作者からの返信
続けてコメントをありがとうございます。
明確な答えを提示しないまま結末を書くことが多いです。読者様にその先を委ねているという甘えもありますが、「秘すれば花」という言葉をモットーにしています。