百も承知だけど言いたい。「まだまだ舞える」と。
ここからは、別の観点から考えていきたいと思っています。
私は、「読んでもらえないWEB小説を投稿することに意味はある論」で、読まれない小説も投稿する意味はあると書きました。
今回の出来事で、その論に影響あるのかを考えてみました。
まず、「書く」事は変わりありません。論の通り、書けば救いがある。
しかし、投稿して公開した時にちょっと問題がありそうです。
>本当にPV0であっても、そこから得る事はあります。
論の中でそう書きました。
もし、もしもです。
ここが生成AIの小説で洪水となり、四六時中公開した小説が一瞬で流されてしまう事になったら……それまでのPV0と意味が違ってくるのではないかと妄想します。
題名・キャッチコピーが衆目に晒された結果誰にも読まれずPV0なら、それは「今回のそれは受けなかった」という学びがある。次回に生かせます。
だが、一瞬で流されてしまうようになれば、ただ流されたという事実だけが残る。
経験値すら獲得出来ない。
やはり、書き続ける以上はもっと上達したい。だけど叶わない。
妄想かも、しれません。
そうならないことを願って止みません。
◇ ◇ ◇
今度は読み手側から影響を考えてみたい。
生成AIポン出しでも粒の揃った作品が増える……その状態は一見好ましい。
で、話題の小説、読んでみました。イケるけど、なんというか……。
途中でギブしました。
私は、テンプレも読みます。
異世界転生でも異世界恋愛でも現代ダンジョン物も何でも。
ですが、本当に好きなのはジャンル問わず「尖った作品」です。
例え少々おかしくても、矛盾があっても。
粒の揃った作品が大量に投稿され続けるのは、尖った作品が埋もれて探しにくくなるということにならないでしょうか。
というか、そもそも書いてくれなくなるかも!
つまり、私が好きになれる作品を探して読むのが大変になる。
きっと影響があります。
また妄想かもしれません。
そうならないことを願って止みません。
とどのつまり、規制に向かうしかない。
◇ ◇ ◇
おわりに
「意味はある論」を書くきっかけとなった『ちょっとした知り合い』に、今日何故か心配されてしまいました。いつもは威勢が良いのに今日はしおらしいと。
杞憂で傷ついていただけです。私がバカです。
そしてわかっています。
サイト側の規制がそうですが、私では環境をどうすることもできない。
ならば自身がコントロール出来る範囲を頑張るしかない。
生成AIには書けない物を書いていく。
テンプレではなく、新規性・独自性・作家性で戦う。
他にもあると思います。(ジャンルなら私小説とか絶対書けなさそう)
いつの日か、それらもAIでなんとかなるのでしょう。
文章はAIに書かせて、キャラクターが書いている体にする。
バーチャルYouTuberならぬバーチャル小説家とか出てくるでしょう。
もういるよね?
だけど、今はまだ勝負になる。
勝負にならなくても、やるしかないのは百も承知。
どうしようもなく、書かざるを得ない。それが小説家ではないかと思います。
だからここではっきり言います。
私は、私達はまだまだ舞える、と。
<了>
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