第二十二話
と私が
ホテルに戻ると私はすぐに、ふかふかのベットに入った。明日は早起きして、ヒラメを釣るためだ。でもヒラメを釣ったら、このエルフの国から自分の国に帰らなければならないのか。この
でも、
次の日の朝。私はこのホテルにあるレストランで朝食をすませると、魚の
砂浜に着くと釣り
「魚たちよ、この
すると少しして、竿に手ごたえがあった。お、
よし、早速釣れたー! あとはこれを、国王に持って行くだけだ。そうすれば三○○万ゴールドは、私のモノだ! でもヒラメを見ていると、考えた。このヒラメには、三○○万ゴールドの価値があるんだろうと。つまり、とても
すると私は、このヒラメを食べてみたいという
シッポの方でこんなに美味しいのなら、腹部の方はもっと美味しいはずだよね。と私は腹部の身をナイフで切り出して、食べてみた。するとやはり
なるほど。こんなに美味しいのなら、国王が食べたくなる気持ちも分かるなー。そこまで考えた私は、思い出した。はっ、こ、国王! し、しまった! 国王に持って行くはずのヒラメを半分、食べちゃった!
な、何てことだ! 国王に持って行けば、三○○万ゴールドをもらえるヒラメなのにー! どうして私は美味しそうな魚を見ると、食べたくなっちゃうんだろう?……。
と、落ち込んでいても仕方が無い。食べてしまったモノは、仕方が無い。なので私は再び魔法を使って、ヒラメを釣った。そして今度はそれを食べないように、
よし。今度こそ確実に、このヒラメを国王に渡そう! そう決心した私は、考えた。それはつまり、このエルフの国から自分の国に帰るということだ。そう考えると、イアサさんのことが気になった。
イアサさんも、魔法で魚を釣ると言っていた。どうなったのかな? 気になった私は、イアサさんの小屋に行ってみた。すると小屋の前に、小舟があった。つまり今、イアサさんは小屋の中にいるということだろう。
なので私は、小屋のドアをノックしてみた。するとすぐにドアは開けられて、笑顔のイアサさんが顔を出した。
「あ、リーネさん、おはようございます。すごいですね、『絶対に魚が釣れる魔法』というのは。
なので私は、注意した。
「そうなんですよ。この魔法は
「そうでしたか……」
するとイアサさんは、聞いてきた。
「リーネさんも今朝、魚を釣ったんですか?」
私は金属製のバケツからヒラメのシッポを
「はい。おかげさまで国王に渡す、良いヒラメが釣れました」
イアサさんはヒラメをまじまじと見て、
「おお。これは確かに、良いヒラメです。なるほど、ヒラメも釣れるんですね。今度私も、釣ってみますよ」
「はい、
するとイアサさんは、再び聞いてきた。
「元々ヒラメを釣りにこの国にきたリーネさんがヒラメを釣ったということは、もう人間の国に帰ってしまうんですか?」
「はい、そうです」
「そうですか、それは残念です。せっかく、仲良くなれたのに」
「そうですね……」
でも私は、
「でも私はまたきっと、この国にきますよ。この国は居心地がいい、良い国ですから!」
それを聞いたイアサさんは、
「きっと、またきてください。リーネさんとはもっと、色々な話をしたいので」
「はい、私もそうです。それじゃあナエミさんとノリタ君にも、よろしくお伝えください。私はまたきっと、この国にくると」
と私はイアサさんの小屋から、ホテルに戻った。
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