九十九異能者物語 "覇将"

白木飛鳥

第1話「二人の出会い」

20XJ年9月10日11時12分。東北地方のとある山。


ここは、俺が住んでる山である。名前はないが奥羽山脈の中にある。

俺は、八俣鏜吉郎(やつまたとうきちろう)。初めて異能力を発現させた〈五山〉の八俣鏜太郎の末裔である。この山で一人で暮らしている。


「よし、今日はここで木を取るか。」


まぁ、一人暮らしなら必要なものは少ないため毎日日課だ。


20XJ年9月10日11時19分。東北地方のとある山。


「おい、そこの人間。お前そんなところで何をやっておる。」

「??」


声がする方を見るとそこには、とても美しい長髪の着物姿の女性が立っていた。


「俺は、この山に住む男だ。そちらは・・・??」

「私もこの山の住人だが、お前なんかよりもずっと前から住んでいる。そして、ここの山のものを殺生するとは・・・。」

「殺生・・・??」

「俺はただここで木を取ってるだけだ。」

「おぬしら人間には木の悲鳴は聞こえんのか・・・。まぁいい。お前のようなものがいるとこの山は無事ではなくなる。ここで、死ね!!!【夜叉ノ夜威刃】!!!」


その女性は掛け声とともに踏み込もうとした。しかし、、、


「え???」

「あ!!!」


女性がいた場所が湿っていて倒れそうになった。


20XJ年9月10日11時21分。東北地方のとある山。


「え???」

「あ!!!」


どさ!!


「いてて・・・大丈夫か??けがはないか????」

「!!???何をしてる??私をなめてるのか??殺されないと思ってるのか??」

「いやや・・・。あなたのような美しい方がけがをしたらと思ったら・・・。」

「美しい・・・。はぁ・・・。」

「なんだ・・・??もう帰るのか???」

「もういい。今日の所はもう帰る・・・。ただし・・・明日からは覚悟しておくことだな!!!」

「おう・・・。まぁ気を付けてな・・・。」


そういって美しい女性は森へ消えていった。


20XJ年9月10日11時28分。東北地方のとある別の山。


ここは、私が住んでる山である。名前はない。

私は、この山に住んでる夜叉姫だ。名前などもないため夜叉姫でいい。


「まったく・・・。あの男は何なのだ・・・。」


さっきであった男が言う「うつくしい」という言葉どう意味か・・・・。


「弱いという意味か・・・。まぁいいだろう。明日こそ殺してやるのだ・・・。」


それから私は、ほぼ毎日男を襲撃しに行った。だが、勝てなかった。


20XJ年9月16日17時26分。東北地方のとある山。


「はぁはぁ・・・。なぜ攻撃しない??なぜ止めは刺さない??やはり私のことをなめてるのだろう??私が「うつくしい」とやらだから・・・。」

「まぁそうだな・・・。あなたはとても私の好みのタイプだから・・・。」

「え??あん???この・・・み・・・????」

「あぁ、とてもあなたは美しいんだ。だから毎日会えることがとても楽しみなんだ。」

「何を言ってるのだ!!!殺してやる。【夜叉ノ夜威刃】!!!」


その女性は掛け声とともに踏み込もうとした。しかし、、、


「え???」

「あ!!!」


女性がいた場所が湿っていてまた倒れそうになった。


20XJ年9月16日17時31分。東北地方のとある山。


「え???」

「あ!!!」


どさ!!


「いてて・・・大丈夫か??けがはないか????」

「・・・。もう・・・。大丈夫だ。あきらめることとする・・・。」

「え??」

「私がどれだけ弱いかが分かったのだ・・・。」

「・・・。わかった・・・。明日、もしあなたが勝てなかったら俺の家で一緒に住んでくれ。」

「え???」

「一緒には住みたくないか???」

「いや、うん???どういうことだ???」


20XJ年9月16日18時10分。???


「で??あの馬鹿はまだ山の中にいるのか・・・???」

「そうみたいね。」

「誰か偵察に行ってこい。」

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