第二話-まゆなサイド-
まゆながまゆなになる以前のおはなし。
彼女は地球から遠く離れた宇宙に住んでいた知的融合生命体の宇宙人だった。
彼女の星の文明は地球が数千年後でも追いつかない高度な世界だった。
国は一つしかなく争いが起きぬように様々な試行が展開されていた。
具体的には同じ種族を殺すと自分も死ぬと言う装置を保険で創り出した。
この惑星は資源にも恵まれていてそれをどこで知ったのか、他の宇宙人が侵略してくることがしばしばあったが、まゆなの種族は色んな特殊能力を持っていた。
それはサイコキネシス、テレポート、パイロキネシス、未来視など、書ききれないほど超能力を所持していた。
宇宙人最強と言われても遜色ない。そんな種族に喧嘩を売るなど愚の骨頂である。彼らは平和主義者だったので自ら戦争を起こしたり宇宙を支配しようとは思わなかった。そんなことよりも文明レベルを上げることに力を入れていた。
地球では考えられない発明や高度な医療の発達が盛んになっていた。
彼らの特性である融合。それは意識の持たない生命体と融合することができることである。例えば自然界最強の生物との融合だったり、他の惑星の生物と融合することで未知の知識や発見にも大きく関わっていた。
彼らは知的心旺盛なだけで危険性は全くないのだ。
平和に暮らしていたある日事件は起きた。
また宇宙人がこの星に侵略してきたのだった。
星の主である王は愚かなと思いつつ先陣をきってその宇宙人を撃退しようと超能力を使ったがそこで異変が起きたのだ。
能力が効かなかったのだ。あらゆる能力を試したが全く歯が立たない。これでは埒が明かないと王は思い化学武器を駆使したがそれも効かなかったのだ。
嘲笑う侵略者たち。お前らの理解できる言語で伝えよう。お前たちは危険だ。よって我々アンドロメダ人が貴様たちを排除する。
王は最後に未来視をつかった。そして絶望する。侵略してきたアンドロメダ人によって次々に虐殺が行われた。
最後に残ったのは王だった。
「何か遺言はあるかな?」
「お前たちの方が危険だ。いずれお前たちに牙を向ける者たちが現れる。お前らはそいつらに絶滅させられる。後悔するがいい」
「これは、これは忠告痛み入る。我々には誰もは向かえないよ。何故なら我々は全てを無力化できる能力を持っているからな」
「そうか」
王は何故彼らに一方的な虐殺を許したのか理解した。
そして王は最後に幼い娘の脱出に成功していた。
家来たちがヘイトを集めてなんとか誤魔化しに成功したらしい。
我が娘よ。どうか幸せであれ。
王は一瞬でこの後首を刎ねられた。
まゆなを乗せた小型で認知阻害をかけられた宇宙船は、1番安全とされた地球に飛ばされていた。
わたくしのお父様は全て予知していたのだ。運命は変えられないと言うことに。そしてわたくしだけしか助からないことも。
わたくしは今透明化状態。適当な地球人の赤ん坊と融合するしかないと思った。そして権力、能力、財力が高めの生まれる前の赤ん坊に狙いを定めた。
それが西九条財閥の子だったのだ。
わたくしはいつかお父様たちを。
数年が経ちわたくしは産声を上げた。西九条まゆな、それがわたくしの名前だった。能力も正常に使えた(もちろん、人のいないところで試した)
容姿端麗、才色兼備、文武両道の最強の美少女。
それがわたくしですわ。
わたくしが低学年のある日面白い素体を発見した。
それはとても醜い争いでしたわ。
好きな人を取られた腹いせに言いがかりをつける女子グループ。
対し小柄な男の娘1人に3人がかりで見てられませんでしたわ。
わたくしの能力で全員気絶させたはずなのに。
それなのに男の子はまるで効いてないようで驚きましたわ。
そして今までは全ての人間の声は聞こえてきたのにこの男の子だけは何もきこえませんでしたわ。
これは非常に興味にある監視対象だと思いましたわ。
「君は今日からわたくしの監視対象ですわ」
これがわたくしと透の出会いですわ。
まさかこの出会いがわたくしの今後に必要となる存在になるとは夢にも思いませんでしたわ。
決してわたくしがこの子に恋愛対象を抱いたわけではないですわ。
だってわたくし文明レベルが低い地球人には興味ないですわ。
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