第3話 母の娘、母の親友の娘

「倉敷駅に行くとしたら19時21分のがあるからその電車で行こう」と優菜ちゃんが私を連れて行ってくれる事にした。

暫くすると、ある制服を着た女の子2人組が待ち受け画面に出てるのをちらっと見て優菜ちゃんに尋ねた。

「この2人の女の子って誰なの??」

よく見てみると、20年以上経ってるような感じがした。

プリクラなのだろうか?

「AMI&YUKARI」と書かれてたので最初は誰なのか分からなかった。

「YUKARIは漢字で由香里、つまり私のお母さん」

結婚する前の苗字は高本由香里、それは優菜ちゃんのお母さん。

私のお母さんの名前は亜美、結婚前の苗字は船木で私たちはそれぞれの母の友達の娘と言う事になり、いつの間にか私たちも同じ頃になれたらいいなと思うから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る