TSTRPGおじさん、機甲歴世界に降り立つ。

めろんぱわー

エルジア大陸珍道中

第1話 クソゲー

機甲歴世界………それは

特殊金属、ALTIMA

それにより作られたメカ、ガーディアン………

そんなものがある世界…




「おい!前線のミーレス隊はどうなってんだ!」司令官神崎の怒号が響く

「奈落獣とアビスミーレスの群れに対応中!防戦一方の模様!」オペレーターが返す

「クッソ………"穴"が空いてからどれぐらい経った!?」

「もう10分は経過しています!」

「不味いな…全ミーレス隊に通達!防戦一方でもいい!そのまま持たせろ!PMCの奴らに本命は任せとけ!」

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「ガハッ……」鋼鉄の希望が、飴細工のようにひしゃげて吹き飛んでいく。

「クソっ……生きてんのは俺だけかよ……」田宮守はコックピットの中で1人呟く。

ここは最前線………穴こと"アビスゲート"空を切り抜いて真っ黒に染めたようなそれは、四角いナニカに守られるようにして鎮座していた

___それの名前は"奈落獣"と呼ばれる怪獣である……悪意しか持たず、周囲を破壊する衝動しか持ちえない、正真正銘の化け物___

「エネルギーは……あと1発が限度か……」彼は覚悟を決めて奈落獣に向かって駆けだす。

「オォォォォリャァァァ!!」

渾身の力を込めた最後の一撃は………当たらなかった。

彼の目の前で奈落獣が輝き出す、周りの景色が白く、染まってゆく………………

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「いんやぁ〜あれはクソゲーだったわ……いやほんと、高火力高回避は味方だけで十分だっての……あれ一体で盤面崩壊したからな…GM恨むぞ……」

そう、私、ヨグル・アルファは呟いた。

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事は3日前に遡る………

前世の死ぬ前、私、鍵崎怜治は結構調子に乗っていた、当たり前だろう、超大変だった案件を二徹して終わらせた後だったのだから。

その調子で家へと足を向けて居たから気づかなかったのだろう、すぐ横から走ってくるトラックの存在を……………………








とまぁこんな感じで轢かれたのである。

その後、目を覚ました時、辺りは真っ暗だった、ここが地獄なんかな、そう思っていた時である。


プシュー………空気の抜けるような気の抜けた音が鳴り、光が差し込む、そこに立っていたのは………同じ様な顔立ちをした、2人の少女だった。

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