チートモードを失った元最強勇者のチートなし裏世界奮闘記!〜多少のご都合もあり〜
@Nijifan2525
第1話
「はああぁ・・・特訓嫌だな~」
勇者見習いのリクは勇者訓練校に向かう道の中で溜息を吐いている。
「めちゃくちゃハードなんだもん。いい加減嫌になるよ...教官のパンチは重いし痛いし…」
「「これぐらいで音を上げている用では勇者にはなれんぞ!」って教官は言うけど、痛いもんは痛いよ~!」
リクが通うユグドラース勇者訓練校は大量のU級…更にはUS級冒険者を輩出している、名門訓練校だ。
この勇者訓練校という学び舎で訓練課程を了した者には【勇者の称号】が与えられる。
冒険者ギルドでは…この【勇者の称号】を持っている者、もしくは""メンバーの中でこの称号を持っている者が1人以上居るパーティー""に
S級以上の魔物の討伐任務
魔王討滅任務
この2つの任務受諾が許可される。
その為、 訓練内容はとても厳しく骨折や死なない程度の大怪我等は当たり前。
いわば超スパルタ育成所だ。
そんなハードな特訓を毎日毎日およそ半年間も続けさせられていたリクはグレはじめていた。
「「お前は勇者になるべくして生まれたんだ!」って親父は言うけど、絶対何かの間違いでしょ...地獄みたいな訓練で毎日痛い目見るだけで全然強くならないし、ちょっとサボっただけで教官にボコボコにされるし....ホントいやんなっちゃうよ………」
はあー......と、また大きくため息を吐いた。
「だいたい、努力するの嫌いなんだよね!俺・・・てっきり育成所に入ればすんなり勇者になって魔王を倒せると思ってたんだけど。」
リクは空を見上げて嘆いた。
「あー!何もせずに最強の勇者になれないかな~」
空を見ながら歩いていたリクは地面にある物体に気づかず足が引っかかり躓いた。
「おっと...!」
その直後にバランスを取り転倒を回避したら、そのまま振り返って自分の足が引っ掛かった地面に落ちてる障害物を拾い上げる、
「なんだこれ?青い....石?」
その石は綺麗に青々と光輝いている。
「これ売れば『強化
『あーーーっ!!!!!それ!それー!』
「うわっびっくりした!」
「それです!私が落とした大事な物なんですー!」
金髪の白いワンピースを着た女性がリクに向かい目を光らせて駆け寄っていた。
「こ、これっすか?」
リクは拾った石を女性に見せる。
『それですー!ありがとうございます!ありがとうございます!』
女性はリクの手を取りながら ぶんぶんっと頭を何度も下げた...
「(近い...そして良い匂い...)」
『あ!御礼にこれをあげます!』
女性は顔を上げ何かを差し出した。リクは赤面してるのがバレないように 咄嗟に横に顔を叛けた。
『ん?どうしました?』
「いっ...いや....、な、なんでも?」
『どうぞ!』
ワンピースの女性はリクに宝石のように光る手のひらサイズの小物を差し出した。
「あぁ、御礼なんて....い、いらないっすよ...俺はただ物を拾っただけだし。」
『本当に大切な物だったのです!だからこそちゃんとしたお礼がしたいの!良いから受け取って!』
「あっ!」
女性は強引にリクの手を掴み手に持った小物をリクの手に握らせた。
『これね、真ん中の凸の部分を押すと良いことが起きるの!最初はびっくりするかもだけど!後から慣れるわ!じゃあね!ほんっっっとうにありがとう!』
その女性は指をパチンッと鳴らした。
その瞬間、一瞬で姿を消してしまった。
「な・・・なんだったんだ・・・?」
いや、綺麗な人だったのは確かだけど.・・・
と、思いながら女性に渡された物を見た。
それは、手のひらに丁度収まるぐらいの大きさでメダルのような形状をしている。
リクはメダルを空に掲げ日光に翳してみる。
すると、反射でメダルがキラリと光る。
「綺麗なメダルだなー、質屋に売ったら高く売れそうだ・・・へっ・・・へへへ・・・・・・」
何万コインで取引きされるかなぁ?
あの女の人がどこかの貴族なら何10万・・・いや、何100万コインにもなったりして・・・!!
「・・・・・なーーんて...せっかく貰った物だし大切にするかぁ、というか、人前では使っちゃダメって言ってたけど『使う』って何をどうするんだ?このメダルで?」
リクはメダルをまじまじと観察した。
何度も日光に照らし光らせながら見た後、裏面の輝きも見ようと裏返してみると真ん中に窪みがある事に気づいた。
「なんだこれ?」
リクは何となく【窪み】指が入りそうなサイズだった為、その窪みに人差し指を入れてみた。
ピカッッッッッと光がメダルから放たれた。その光はリクの体を全身まるごと包んだ。
「まっ....まぶしい!?」
一瞬眩しさで眼を瞑ったリクが眼を開けると視界には宇宙の様な空間が広がっていた。
「な、ななななっなんだあ!?」
【ギャラクシウェポン起動。特別権限者、認証成功。リク様ギャラクシーモードを使用しますか?】
どこから聞こえてるのかわからない謎の女性の声が俺が立ってるか浮いてるかわからない謎の空間中に木霊している。
「ぎゃらくしーもーど? 何それ?つーかここはどこ!?そしてアンタは何処から喋ってるのお!?」
【はい、私は
「ギャラクシーウェポン?それって・・・このメダルの事?」
【はい、指紋が認証されリク様はギャラクシーウェポンの全使用権限を入手されました。】
「(ログイン...まるでパソコンゲームみたいだな。小学生の頃に親父のパソコンでやったドラゴンハンターズは面白かったな。...ってそんな事はどうでも良くて!)」
【
「そのギャラクシーモードってのはなんなの?いきなりワケわかんない単語使われて、それを使用しますか?って聞かれても答えようが無いんだけど」
【はい、GXウェポンの最上級モードです。GXウェポンでは権限者の各モードに当該する各種力値の数値が最大値まで加算されます。
「は?...えぇ??...えぇ???」
間抜けな声をリクは三回も出した。
※
訓練または戦闘を経験する事でレベルと共に上昇する数値
各
勇者育成校で【勇者の称号】を獲得するには…
最低Lv50
各
..である事が条件となっている。
ちなみに現在のリクは
Lv20
8000P超えの
である。ユグドラース王国の勇者育成校の授業を半年受け、種力値が一つも8000P超にならなかった者は現在リクだけである。
「そ!…そそそそ、それってゲームとかアニメで言うチート能力?って奴に近いと思うんだけどゲームの話じゃなくて、本当に俺自身が現実でチート能力を手に入れるってこと?」
【はい、
「す、全て????いっ…いやいやいやいや!でも!きっと大きなハンデがあるんだろ?上手い話には裏があるって昔から...」
【本来は寿命と
「起動した瞬間って…あぁ、もしかして…さっき石のボタンみたいなのを押した時に?」
【初回でご利用されない場合、発動権限は自動抹消されます。】
「抹消って、今使わなかったら、その「ギャラクシーモード」?はもう使えないってこと?」
【はい、発動権の再取得は不可です。】
「ちょっと待って!考えさせてくれ!」
リクは腕を組んで考える
「([全てのステータスが最大値になる。]ってのが本当なら、もうあの地獄のような訓練の日々を送らないで勇者になれるし、あわよくば魔王を一撃で倒せるって事だよな? 大チャンスじゃねえか!乗るしかないでしょ!そんなもん!!)」
「よっっしっっっ!使ってやるぜ!ギャラクシーモードって奴を!!!!」
【かしこまりました。
突如として宇宙の様な空間に幾重もの白い光の粒子が発生し、リクの身体を包み込むと、白く輝く光は赤い光に変色し煙か炎のような現象に変わり空間の中で轟々と燃え盛った。
「うおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!なんだかよくわかないけど数字が上がってる気がするううううッッ!何の数字かわかんないけどいろーーーんな数字が上がってる気がするううう!ち、力が・・・!力が漲るぜえええええええええええええ!!!!!!」
◆◆◆◆こうして、俺のステータスは全て最大になった。◆◆◆◆
当然、勇者訓練校の実技テストも全て一発合格し【勇者の称号】を手に冒険者となった俺は道中雑魚敵を難なく倒し強魔族達を蹂躙した。
道中は寝泊まった街のギルドの討伐依頼を楽々こなした。
ギルドでは飲み友達も出来たりして(※この世界は16歳から酒が飲めます)、街を出る時は寂しい気持ちにもなったりした。
ある森で出会った戦士とは戦友になり。
ある日には女魔法騎士を危機から救い。
ちょっと男女感の良い感じになったりもした。
・・・こうして出会いと別れを重ね進み続ける事1年が経ち。俺と仲間になった戦士と魔法騎士はラスボスの魔王と対峙しているのだった。
魔王「貴様らが我、配下である四天王を討ち倒したパーティーかてん」
ギラギラと装飾品に覆われた玉座に座る魔王が俺達を見下ろす。魔王に向かって斧担当の戦士アニーが
「そうだ!!!今こそ俺達でお前を討ち果たして世界に平穏を取り戻すぞ!!!!!!」
声を上げ女魔法騎士のセフィーが
「ええ!だって私達には最強の勇者リクが着いてるんだから!ね!リク!」
俺に目配せのウィンクをした。
俺「ああ!そうだ!!お前らには俺が着いてる!そして、ここでお前の時代は終わりだ。魔王、どんな技を使おうと俺が切り裂いてやるよ!!!!」
(うおおおおおお!!!!!俺かっこいいいい!!!!!)という気持ちを心の中に留めながら俺は大剣を構えた。
魔王「ふふははははは!!!!!おもしろい!そのような剣で何が出来ると言うのだ!!!よかろう!!!やってみろ一瞬で終わらせてやる。」
魔王は言い放つと玉座から立ち上がった。
俺「いくぞ!!!!みんな!!!!!!」
アニー&セフィー「ああ!!!!!」
第一に飛び出したアニーが斧を振り上げ魔王の肩に一撃を食らわして、セフィーが呪文を唱え自身の攻撃力を強化し鞘から抜いた剣を両手で握り魔王の胴部へと翔びこんだ。そして、俺は特大剣を構えて魔王の胸に向けて一撃を・・・。
【リク様ギャラクシーモードの発動権限が切れました。】
俺(だあああ!!!!!タイミング悪ぃいいい!!!!今、格好よく魔王を倒すって所だろうがあ!!!!!)
急に起動した
GXメインシステムとの会話中アクセス空間の様子は外部からは見えず、加えて空間内の事象と外部の事象を完全に『 別次元 』として遮断するシールドが展開される為、""時間の概念""も空間内部と外部で異なる。
ちなみに、メインシステム君曰く
その為、GXウェポンメインシステム作動中はシールド外部の者からしたら""存在しない事象""となる。
前に魔王から大量の
熊の魔モノの口から放たれた膨大な魔力量の破壊砲を魔剣で斬り壊そうとした瞬間…
今みたいに現実遮断シールドが展開し、シールド内の【アクセス空間】でGXモードの更新をした後
現実遮断シールドが解除され目の前を見ると破壊砲が俺に向かってくる最中で真っ先に魔剣で斬って防いでから更に左手で魔弾を発射して王悪熊の脳天を貫いた瞬間に2人の方を見ると、現実遮断シールドが展開された事に2人が気づいてる様子は一切無かったから「本当に時空ごと分断しているんだな…」と、その時に確信した。
シールド内の当人からするとシールド内では時間を体感しているからシールド外に戻った瞬間はまるで数秒巻き戻ったようで、凄く変な感じなんだが・・・
もう何度も経験している内に慣れてしまった。
【
「うん、するよ!するする!今、魔王を格好良く倒すトコなんだからさぁ・・・さっさと済ませてくれる〜?」
【警告!警告!警告!】
瞬間、ブーブーブーッ!という爆音がシールド内に鳴り響いた。俺は咄嗟に耳を抑え、爆音による目をぐるぐる回しながらした。
俺「うわああああ!びっくりしたあああ!なんなんだよお!?急にぃ!!」
俺は未だにどこから喋ってるのかわからない声に今流れた警告音について問う。
【ギャラクシーモードの発動回数が残り1回となりました。本当に更新を実行されますか?】
俺「あ?....あぁ!そういうこと?」
と言うか、もう残数無いのか。
いや、それもそうか。初めて発動してから1年経ったし。まぁ、目の前にいるのはラスボスだ。出し惜しみはいらない気がする。
俺「更新するよ、どうせ最後の
【かしこまりました。
~~~更新完了~~~
俺「うおおおおおあああああ!!!!!!!!」
時間の概念がアクセス空間から特大剣を振りかざした瞬間に戻った俺は咆哮を上げ魔王に向かって振りかざした特大剣の一撃を叩き込んだ。魔王は背凭れが縦長に聳える玉座の真横に配置された大盾で俺の攻撃を受け止めた。
魔王「はっ!貴様らの其の粗末な武器で我に一撃を与えられると思うたか!!!」
アニー「さすが魔王と言った所だな。尋常じゃねえ回復速度と防御力だ。俺が大斧を食らわした肩が一瞬で回復しやがった。結構全力だったんだがな」
セフィー「私の最大限に強化した剣を振るっても傷ひとつ付けられ無かったわ。」
アニー「あぁ、こりゃ厳しいかもな、一人じゃ。」
セフィー「えぇ、一人じゃ。」
「でも、俺達はパーティーだ!!!」
アニー「そうとも!一人じゃどうしようも無かったかもしれんが!!」
セフィー「私たち3人を攻撃圏内に近づかせた時点でアンタの負けは確定したのよ!!
セフィーが剣を地面に突き刺し両手で握り締めながら
詠唱を唱えると足下に半径15メートルの魔方陣が出現した。その魔方陣から青い光が発せられた。
魔王「小賢しい!たかが人間の魔法など!」
セフィー「これは、自身の魔力を大消費して敵の防御力を大幅に下げる魔法よ。貴方も知ってるでしょ?」
魔王「当然、そして...魔法耐性100の我には無効であるのが矮小の貴様らにはわからぬかあ!」
魔王は右手を天に翳すと手の平の上に黒い球体が現れた。その球体はエネルギーの塊なのか手の平の上で膨大に膨れ上がって行く。
ーーーだけど、そんな事をしても、無意味だよ。魔王。
俺「じゃあな、最強の魔王。」
受け止められた特大剣に力を込めると抑えていた大盾が砕かれ、そのまま刃が魔王の頭上へと直撃した。
魔王「な!?」
そして、そのまま真っ直ぐに魔王の体を真っ二つに切り裂いた。裂かれた魔王の体は玉座の下に倒れた。
「なっ!何故だ!何故我が今の一撃で!!」
アニー「それは俺の斧を食らったのが敗北を決定したな!魔王よ!気づかなかったか?」
魔王「何ぃ?」
魔王は倒れたままアニーを睨む。
アニー「一時的な耐性無効だっけ?セフィーが俺の武器に仕込んでたんだよ魔法をな。」
セフィー「ええ!ただ一撃でも与えるのが発動条件だから、防御力が最高クラスのアンタには瞬間攻撃値が最強のアニーの攻撃が有効だってワケ!」
アニー「ぶっちゃけ外したら危ないかもしれないっちゅー賭けだったが、見事に食らってくれて助かったぜ!最後にして最強の魔王よ」
魔王「...!?ぐっ...ぐあああああ!体が!体が!消えて行くううううううううう!!!!」
ーーー本当は俺一人でも魔王を倒せたんだけど、ギャラクシーウェポンの発動
めんどくせーなーって内心思いながら、俺は人前で力を出しすぎないようにしてたってワケ。
まぁ、アクションゲームの強敵を自分で設けた縛りで倒す時みたいな熱いバトルがおかげ様で堪能出来たし、このハンデがなかったら楽々過ぎてせっかくの魔王を倒す冒険が物足りたくなったかもしれないから、結果的に良かったな!!
魔王の神体は完全に消滅し、黒い雲に覆われて闇一色と化していた空から一糸の光が次々と指し、真っ黒な雲が捌けて輝く太陽と青空が煌々と顔を出した。。
セフィー「倒したのね...私たち...!」
アニー「ああ!遂にやったんだ!俺達が!」
俺「世界の平和を脅かす魔王を倒し...!!!」
『はーい!!!魔王撃破おっめでとうございま~す!!!!♥️』
…………………え?
アニー「え?」
セフィー「へ?」
事は唐突に、何の前触れもなく起こった。
何処からか聞こえたハイテンションな女性の声に俺の口から素頓狂な「え?」が出た。
・・・というか、コイツらも同じ反応ってことは、現実遮断シールドも展開してないし
つか、じゃあ、どこから喋ってるんだよ。この声は。
『魔王は倒され、無事世界に平和が取り戻されました!本当によく頑張りましたね!3人とも!』
セフィー「ちょっとアンタ何者なの!どこから喋ってんの!」
うわぁ、すっっげえベタな反応。
『私?私はこの世界を作った創造者の家族だよ?
まぁ、有り体に言えば「神様の使い」って所かな?」
こりゃ、またベタな答えが返ってきたな。ラスボスを倒したら神様の使いが現れるとか、まるでアニメやゲームの中の展開みたいだ。
『この世界に私の実体は無いからこうやって3人に私の声だけ聞こえるようにしているワケ。』
俺「で?その神様が俺らに何の用ですか?」
神様『さっっっすが!勇者さん!良い質問です~^!!」
アニー「っつ…!声でけえなあ…アンタ…!」
神様『おっと失礼!ついついテンションが上がっちゃって~、ボリュームには気を付けてと...それで、何の用かと言ゴニョゴニョゴニョ...』
いや、ボリューム下げすぎだろ!ボリューム調整…零か百しか無いのかよ!
俺「あの~、普通の声の大きさで喋って貰って...」
『あ!そう?じゃあ、普通に用件を伝えるけど、アナタ達は魔王を倒した結果...裏世界への招待が決定しましたー!いえーい!ドンパフドンパフ~♡♡♡』
アニー「裏?」
セフィー「世界?」
2人が首を傾げる。うん、俺もコイツが何を言っているのかわからない。同じく首を傾げる。
『これは裏世界について説明した方が良いかな?勇者さん』
「え?あ....あぁ、お願いします。俺もよくわかってないんで。」
『OKー!裏世界とは!魔王ザゾマを倒した冒険者達だけが辿り着ける修羅の道!更なる強敵が立ち塞がる新たな世界でドキドキなバトルとワクワクな冒険が出来る大チャーンス♪ です』
アニー「更なる強敵と...面白そうじゃねえか!!」
昔テレビゲームで見たエンドコンテンツみたいなものだろうか?最終ステージをクリアしてからの世界って奴。
神様『さて、もうわかりましたかぁ?準備はいい?いくよ!いきますよー? そーーーれぃッッッ!』
3人「え?」
神様を名乗る女性の声が『そーーーれぃッッッ!』と言い放った瞬間、空間に大きな扉が出現した。
扉がギイイイと音を立て開いた刹那…俺達は尋常ではない引力により扉の中に一瞬にして引き込まれた。
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