第12話奮戦、昆虫師団
「まったくコテっちゃんは…」
とは云え不得意な仕事に変に口出しするよりも、出来る仲間に任せると云うのは決して間違いではない、問題はソレ等雑務を押し付けて師団長の立場の者が戦場で好き勝手暴れている事であるが…
「困ったもんね?」
そう呟きながら今も激戦が繰り広げられている【ノア】の甲板の
輸送探査戦艦【ノア】の艦上は絶賛激戦の真っ只中である、
「のり子、俺等が援護するからなんとか外壁を破って艦内に潜り込め!」
コテツの怒号が飛ぶ、しかしそこに次々と攻撃が飛んで来る、
「
次の瞬間、数で圧倒していたはずのダークアクシズの
「
この状況ではそれしかない、目の前で最硬の防御能力を持った
「どこを見ている!」
しかし無駄に動き回ると云う事はその分スキが生じる可能性が高まるもの、大総統の副官のアイアンによる無駄の無い適確な射撃で動き終わりのスキを突かれてまた数体の
「想定以上か
信賞必罰を掲げる以上はここで何の成果も無く敗走したと有っては重罰は確実である、部下達の為にも目に見える成果をなんとしても挙げなくてはならない
一転して窮地に陥る昆虫師団、しかし彼女達も幾つもの窮地を突破して来た猛者揃いである、極限状態に有っても死地を前に恐れを抱く
「ジンくん、立てるかい?」
「大丈夫、平気」
男声と間違うような低音で話すのは先程大総統の攻撃で防御を貫かれたジンである、彼女は元居た
「このまま、終われない!」
恩を返さずして
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