お父さんの秘密

みさ

第1話

私は子供の頃から親に育ててもらえず、里親制度の中で育ち、里子として16年過ごし、大人になった。途中少年院に行ったり成人の施設に入ったりして、20歳で一人暮らし、働かずに安売りの売春をし、実の父親にも体を許し、父と性行為をした。売春で二人子供を身ごもり産んだ。


里親さんには苦労をかけた。

が、同時に里親さんにも問題があった。

だから煮詰まり、施設に入れられた。

それが児童養護施設に入った動機だ。

赤ちゃんの頃に里親に預けられた私は、母は精神疾患、父親はヒモ体質のクズ男だった。

未婚で私を産んだ母は、精神病院入院を余儀なくされて、その後私を引き取る事はなかった。


それが私の心の闇に深く根付いてる。

お父さんへのこの気持ちは恋に匹敵するものだと思った。


お父さんは私の体を触り、お父さんは私の心を弄んだ。


それなのにお父さんは平気な顔で生きている。

それが私には許せなかった。


鈴木智浩。これが父親の実名だ。

私は鈴木智浩を訴えたい。

だが少年院に行った過去や警察に捕まった事があるので、うかつに言えないのです。


私はお父さんの事を深く愛しました。時に切なく、時にやるせない思いをしました。


その経験を少しでも多くの人に分かち合い、お父さんの罪の重さを知らしめたいのです。

それが私にできる唯一の事だから。


そのくらいお父さんに傷つけられたこと、

それがお父さんに伝わらないのが悩みです。

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