サバになったアラサー男の異世界転生ファンタジー!(おもんないシリーズ)
花翠 華薔生
サバ生活編
第一章 私は鯖山まこも。
私の名前は、鯖山まこも。32歳のごりごりのアラサーだ。私は今、なぜか...
サバになっている。私がサバになった経緯を今から話そうか。
私、鯖山は訳あってサバの缶詰工場で働いていた。毎日、普段と変わらない日常を過ごし
ていた。そんなある日、なぜか私の前にサバが跳ねていた。なぜこんなところにサバが?
と、疑問に思ったのだが、それを無視をして私の仕事を続けていた。
それから1時間くらい経った頃、周りには私しかおらず、サバは相変わらずぴちぴち跳ね続けていた。すると、なんということか、サバが直接、脳内に話しかけてきていたのだった。私は、よく響くその声を聞いていた。すると、「お前を呪ってやる。お前たちのせいで俺の家族がみんな殺され、喰われていったのだ。お前だけでも。お前だけでも、地獄に道連れにしてやる。」と言っていたのだった。私は怖くなって走って逃げ出した。でもその頃には、呪いをかけられた後で、絶対に死ぬ運命となっていたのだった。私は焦って走り出した。
私は焦っていたこともあり、前にあるサバ用の巨大ミキサーに気付かずに落ちた。落ちた衝撃でミキサーが誤作動してしまい即死だった。そして気がつくと、今。サバになって海に浮かんでいるのだった。魚エ〜!
二章に続く▶︎▶︎▶︎
第二章 サバのセカイって...厳しっ!!
さて、どうしたものかな。ついさっきまでは人間だったからな〜。
そうか、サバの先輩に聞きに行けばいいか。じゃあしゅっぱt...
その瞬間目の前を魚が通り過ぎていった ようくみると、それはマグロだった
そうだ、あの魚に聞こう!そう思って追いかけるが、なかなか追いつかない。魚が急に旋回
しこちらに向かってきた。気づくと周りの仲間鯖(中鯖)は消えて自分一人、いや自分一匹に
なっていた、焦って逃げるが追いつかれる、噛みつかれる直前に体を捻って、マグロの噛み
つきを逃れた。しかしまだマグロは迫ってくる。俺はマグロがまた噛み付く直前に岩陰に隠
れたんだ。そしてマグロが岩に頭から突っ込む鈍い音がした。
ひたすら逃げ回り続けた挙げ句、魚の無惨な死体を見て鯖山は気持ち悪くなって、
死んだり殺すのはもう懲り懲りだと感じた。
サバの世界って...厳しっ!
三章へ進む
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