第5話 ミッションスタート

チェリー「よーし!じゃあさっそく移動しよー!」

スイ「おぅ!任せとけ!めぐみの雨よ、我に力をお貸しください。。。ハー!!」

ぽつ、ぽつ、ザーーーーーーーー

梨乃「何これ?!すごい雨ぢゃん!」

志穂「ほんと、目があけられません。」

チェリー「わーい!きっもちいい〜」

マリー「エネルギー回復だねっ」

突然のすごい勢いの雨にとまどう人間達と喜ぶ妖精達。


ザーーー、ポツポツポツ…。

雨が止んで視界がクリアになると、私達はさっきいた場所と全く違う場所へ移動していた。

広めの体育館程のスペースに、少し高めの天井。

ん?天井に何かついてる。銀色の…見たことある。

壁は大きくガラス張りで、、、

華「あれ?!分かったかも!これってもしかして、UFOキャッチャー?!」

葉山「確かに、言われてみれば…。」

ケンジ「オー!ムーチョびっくり!」

梨乃「で、私たちが景品で、そこにいるタコとイカみたいのがプレイヤー的な?!」


ガラス張りの向こうにいた2人を指さす。

2人と少し離れた場所に長老が座っている。

その後ろにはショーケースがあり、そこには様々なフィギュアが並べられていた。

志穂「タコとイカ?」

イカ「へっへっへ〜なかなかいいフィギュアになりそうだなぁ弟よ」

タコ「うーん。そうだねぇ〜兄さん。僕はまず、あの制服の子がほしいなぁ〜。」

タコがにやにやといやらしい笑みを浮かべた。


チェリー「はーい!じゃあここのルールを説明しまーす!

ここは、ゲームの中だよぉ!まず、あそこにいるイカ太郎とたこ二郎が、みんなを狙ってシューティングするよ。当たっちゃうと、フィギュアになっちゃうから、気をつけてね!

その後、UFOキャッチャーのアームが動いてゴールまでもって行かれちゃったら、2人のフィギュアコレクションになっちゃうって感じだよ〜」


マリー「ちなみにこのアームは激強設定だから、動ける状態で捕まったとしても連れて行かれちゃうかも。」

リョク「出口とかはあるんだっけ〜?」

スイ「それは、あそこの取り出し口だけだろ?!」

スミレ「ミッションは皆様の能力を目覚めさせる為のものであり、ヒントを差し上げたり、私達のヘルプはタブーとされています。それでは皆様頑張って下さい。」


チェリー「華!みんな、頑張ってね〜!」

リョク「母なる葉よ。我らを戻したまえ〜」

リョクの言葉に双葉が生えてくると、妖精達それに挟まれ、そのまま地面に潜ると、消えてしまった。


「ホ〜じゃ!」

長老の一声に、さっそくビームが飛び交う。

梨乃「ちょっと!何!いきなり?!」

2人の狙いは予言通り梨乃のようだ。

イカ太郎「へっへっへー!打つぞ打つぞー!」

たこ二郎「当たれあたれー!」

逃げまわる梨乃。なかなかの運動神経だ。


梨乃「はぁ、はぁ、さすがにきつい…」こんなのいつまでも逃げ切れる気がしない。どうしたら良いの

!?

ピュー

ケンジ「セニョリーター!!」

ケンジが梨乃の身代わりにピストルにあたってしまった。

梨乃「えっ?!大丈夫?!」

かけよる梨乃。しかしそこにピストルは容赦なかった。

志穂「梨乃ちゃんっ!」

避けきれるはずもなく、2人は重なりカチコチのフィギュアになってしまっていた。


華「そんな…」

まだ始まって10分もたってないのではないだろうか…。

ウィーン…

葉山「皆さん…う、上…」

上をみた時には、すでにアームがおりてきていた。


たこ二郎「兄さんー、ぼく、フィギュアあれだけでも良かったんだけどなぁ〜」

イカ太郎「まぁ〜いーじゃないか。せっかく2つ重なってるし、纏めてもらっちゃお。」

葉山「簡単に持って行かれる訳にはっ!!」

葉山は急いで走り、アームに飛び乗った。

葉山「私はこう見えても、島の小さな学校ですが、教員でした。はしくれとしても、見捨てる訳にはいかない!」


たこ二郎「あれー?兄さん、何かまたオマケがきたよー?」

イカ太郎「ほんとだな。やつをこの高さでピストルでうったらどうなるかなー?」

たこ二郎「兄さん、そりゃ、カチコチのまま落っこちちゃって、こなごなになっちゃうんじゃない〜?」

にやにやとする2人…


華「そんな、ふざけんなこのイカタコ野郎ー!!」

イカがにやにやとしながらピストルを構える。

華「やめろって!!もー!どーしたら…」

(落ち着け、そうだ!ここは半分、夢の世界、私達は、創造者…なら、イメージ、イメージ…バリア、バリア、)

華「バリアー!!」

華がそう言いながら葉山のほうへ手をかざすと、葉山は青いバリアのようなのものに包まれた。

ピューン!ピストルはバリアにぶつかると溶けてしまった。


イカ太郎「きー!なんだよこれっ!」

葉山「おぉ!有難う!」

華「おっさん!イメージだよ!イメージッ!」

葉山「イメージかっ!有難う!そして、君達も気をつけて!」

シュー、ガコッ

タコ二郎「わ〜い!ぼくの新しいフィギュアだぁ~」


どうやら、三人はUFOキャッチャーの取り出し口へ行き、たこ二郎の手にわたってしまったようだ。

イカ太郎は華を睨みつけ、ピストルを構えた。

華はすかさずさっきのバリアを自分と志穂にイメージし、作った。成功だ。当然、ピストルは効かない。

イカ太郎「キーーー!」

志穂「華さん、すごい!」

華「できた…!ここは半分夢なんだからイメージだよ!それで、あとは、えいって!」

志穂「イメージ…それからえいっ…。」

華「そう!創造者ってきっとそゆこと!」


たこ二郎「ぎゃーー!ぼくの、ぼくの足に!こいつ!!」

イカ太郎「おいっ!どした?!」

向こう側が騒がしくなった。何かもめているようだ。

志穂「葉山さん、大丈夫でしょうか」

華「どうだろう。どっちにしても、私達もここから出たほうがよさそうだよね。」

志穂「そうですね。なにか良い方法が…」

華「…はっ!そうだ!イメージ、イメージ…うーんっっ!!」

華は眼をギュッと閉じていっぱいイメージし、眼を閉じて、願った。


志穂「華さん!見て!あそこ!」  

志穂が天井を指さしながら華をゆすった。

眼を開けて、見上げると、そこにはイメージした通りの、あの絵本でみた魔法の絨毯が飛んでいた。

華「あっ!ほんとに来てくれた!こっちこっちー!」

華の声に、魔法の絨毯が2人の前にふわりと降りてきた。

志穂「これって、魔法の絨毯?!華さん、ほんとにスゴイっ!」

華「ちょっとコツ掴んだかも!

絨毯!私達をここの出口へ連れてって!」

ふわりと絨毯が返事をしたように見えた。2人は絨毯に飛び乗った。

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