朝吹さん、お久しぶりです。
興味深く拝読しました。
『眉毛ちゃん』、大衆ウケしないお顔という事ですので、「美意識が大幅に歪んでいる」のであれば、それは幸せかもしれませんね。他者からどう見られるかに囚われた世界とは違う軸の中で生きられるので。
他者からの見られ方を意識した上でのメタ認知としての眉毛であれば、何か守りたい自我があるのかもしれませんが。
ラスト、顔をあげない紺野を見つめる「ぼく」、なかなかぞくっとする場面でした。
今後はかなりマイペースなカクとヨムになりますが、またお邪魔させて頂きますね♪
作者からの返信
葵 春香さん
お久しぶりです! 半年ぶりくらいでしょうか?
眉毛ちゃん……どうしてそうなったのか。
そのまま、ということは大学でも浮いてるんだろうし、妙に気になりますよね。
あるいは眉の形だけが実はすごくいいのかな?
眉こそが自分の顔の中でのチャームポイントと思ってるのかもしれません。
財務大臣片山さつきさんのように、片方の眉を絶対に見せないという方もいて、たかが眉、されど眉ですね。
まあ某国のように全員が同じ顔に整形するなんてのよりはいいのかも。
こちらもマイペースにカクヨムしてます。
カクヨムコンも傍観者かも~(;´∀`)
「怖いもの見たさ」というのも、
どの程度危険なものであるのか把握することで
同様の場面における生存確率を上げるための本能
という話を聞いた事があります。。
仮面の下もまた、知らないよりは知っておくことで
生き延びようとする人の本能なのかもしれませんね。
面白かったです。
作者からの返信
Ashさん
こんにちは!
悪口や陰口についつい人は耳を傾けて疑うことなく信じてしまいますが、本来は情報を伝達して集団的自衛権(笑)を発動するもので、人間と他の動物を分けるものだそうですね。
それを悪用している人が悪いのです。
「あそこに毒蛇の巣があるから近寄らないほうがいい」「本当かどうか見てみよう」というのと同じように、「怖いもの見たさ」はおそらく人間の本能のなかに備わっているのでしょう。
ありがとうございました。
石の下に潜むものを、人間の深層心理を覆い隠す仮面として比喩されていて、易々とは動かせない(剥がせない)のだと再認識させられました。
眉毛の女の子も、もしかしたら眉毛という小さな仮面に人の目を注視させて、他に隠したいものがあったのかもしれませんね。
最後の紺野が顔を覆う場面での「ぼくは待った」で、結果的に主人公にも取り繕いという仮面があったように思います。声を発せなかった後悔、本当は怖かったのに平静を装っている、そういう露わにできない心の内側を狗鷲には見抜かれていたのかも。
皆が興味を持つ石の下を覗き込んだとして、そこには自分と同じ弱い心があるのかなと、考えてしまう哲学的なお話に思えました。
作者からの返信
中里朔さん
人間、社会生活を送る上での仮面なんて誰でもありますから、それをあえて剥がしてやりたいと執着する人がいたら、まあその人自身に根深い問題があるのでしょう。
人の弱みを掴みたいハァハァ 揶揄ってやりたいハァハァみたいな。
眉毛ちゃんはどうなっちゃってるのか、誰かに冗談で褒められたことを鵜呑みにしてる、或いは、眉を描くことによって仕事への気合を入れているのか。おかしな占いで云われたことを実行している可能性も。
男性でも「……」な人が流行の髪型や男性向けの化粧をしていたら、普通の格好のほうがなんぼかマシだよと思ったりしますけれど。
子どもの頃に石の下をめくればそこには悲鳴をあげたくなる蟲がいて、でもめくってみたい気持ちも怖いもの見たさでいつまでも持っている。
しかしその気持ちは自分から他人へではなく、他人の方からもこちらに向けられているものです。
さらには自分自身の視線も自分に向けられてしかるべきものであるということでしょう。
困るのは、自省性が皆無で他人の粗さがしばかりをしている人ですね汗
企画にご参加ありがとうございました!
価値観、立場といったハッキリしたものではなく、場面によって現れてくる人間の内面はちがうよ、という風に読みました。
そういう人間の曖昧さ、複雑さ、相反するものをどちらも持っている、というのがとても面白かったです。
エピソード、描き方はさすがです。
感想文の方もよろしくお願いします✨
作者からの返信
千織@山羊座文学さん
ありがとうございます~。
さきほど感想文のほうにコメントを入れさせてもらいました✨
仮面といえば、「仮面の告白」ですね(;^ω^)
自己の、あるいは人間の内面に深く潜るための永遠の課題にして、コメディやホラーにも振れるお題なので、他の人がどんな作品にしているのかとても楽しみです。
自分がしんどくなるほどの仮面は重たいでしょうが、社会生活を送る上では多少の仮面はあるほうが生きやすい、過ごしやすい、とわたしは考えておりますし、大方の人はそのへんのバランスをとっていると想うのですよね。
ただ、バランスをとりやすい人と、そのへんがひじょうに不器用な人はいるのかなぁと。
などと、イロイロ考えさせられるお題でした。
山羊座賞🏅今回も参加されたのですね
紺野さんはちょっとざまあでした
主人公はなんで落石の声掛けしなかったんでしょうね
どっちが前にいたのか…
紺野さんが前にいたような気がしますが落石に当たってましたもんね
傷を負った顔という新しい仮面をどう感じたんでしょうね
作者からの返信
凛花さん
えっ、ざまあ解釈なんだ笑
それもありかもw
「ラクッ」って云えない人はなかなか云えないみたいですよ。町内で火災を見た時に大声で「火事だ!」と町の人たちに届くような声で叫べるかどうかというか、何度か黙って見送って、慣れてきてからようやく云えるようになったなんて話をきいたことがあります。
山羊座賞は、主催者さんが全ての作品に丁寧にコメントをつけてくれるところが素晴らしいのです。参加者が激増したらそれもなかなか難しくなるでしょうから、凛花さんもよろしければ……(*´ω`)
化粧するのが面倒くさくて、それより一分一秒でも寝ていたいしコスメ代は本や趣味のことに使いたいということで、大学時代は一切化粧せずに過ごしていたのですよ。
ばっちり化粧派の友人に「なんで化粧しないの?」と訊かれて「一度やったらずっとしないといけないから」と答えたら「かしこい」と言われたことを思い出しました。
社会人になったら化粧が仕事の一環みたいになっていて、仕方なく最低限やるようになりましたけど、最近は「なんで女だけ化粧しないといけないんだ」という声が巷でも聞かれるようになって、時代が俺に追いついてきた感があります。
眉毛ちゃんも、世間的には化粧なしではいられないけど一分一秒でも寝ていたいしコスメ代は趣味のことに使いたいから、手早く誰にも文句言わせないこの手法に辿り着いたんじゃないかなあ。
男どもは余計なお世話でありますが、同情であれ誹謗中傷であれ、他人を云々している間は何か自分が偉くなった気になれるものですよね。
作者からの返信
鐘古こよみさん
ありがとうございます~。
おお仲間~!(*´ω`)
学生時代のバイト先の一つが着物を着る料亭。そこでは化粧をしないといけなかったんですけど、そこでも申し訳程度の眉と口紅だけで通しちゃってました(笑)
顔に何か塗る、というのがひじょうに嫌いで。
真夏でも日傘と帽子だけ。または石けんで落せる系の日焼どめを兼ねた化粧下地と乾燥保護のリップくらいです。
ばっちり化粧している人はまず変装なみに化けることが出来るのが楽しい、そこまでいかなくても顔に色を足すと映えるタイプなのでやってて楽しいというのが大きいんでしょうね~。
シャネルに就職した子がまさにそのタイプで、バニティポーチにいつもぎっしりコスメ用品を持ち歩いていて、彼女の顔とキャラに似合ってました。
映える子ほど、一度やるとそちらの顔のほうが見慣れちゃうので、外せなくなりますよねー。
自分が全然化粧しないわりには、コスメ用品を買うのが好きという癖があり(観ていて可愛い)、わたしの友人は「何一つなにも買わなくてもいい」というくらい、わたしから季節ごとにいろいろ贈られてます(笑)
店員さんからすれば、カウンターに座って時間をかけて色をみてタッチアップまでしていた人間が買ったものをすべて人に渡してるのですからどういうことやねんという感じかもw
他人のことをあれこれ云いすぎる人はその眼をまったく自分には向けないんですよね(・_・;)
主人公がおかしいのか、他人がおかしいのか……。
「見る」というごく簡素なその行為に、人と人のコミュニケーションの基盤が詰まっているように感じて、なんだか怖ろしくなりました。
作者からの返信
武江成緒さん
物書き一年生さん向けのお題にして、純文の人は一生お付き合いする題材でもありますね、「仮面」
根底にあるのはやはり、あるまんさんが仰っているように「人の不幸は蜜の味」なのでしょうか。
それをあまりにもあからさまに、隠しているようで本性が透けて見える人々というのは、ジェームズ・アンソールの絵画のようにそちらの方が滑稽で不気味な仮面をかぶっているようにも見えましょう。
お寒いお話でした……(;´∀`)
コメントレビューもありがとうございました!
仮面を剥いで魅えるは醜悪なだけにあらず、影濃き過去も、淫靡なる魔性も、はたまた己を見つめ返す鏡も隠されているやもしれぬ
其れでも辣韭を渡された猿が如く、醜き追及は止まず……他人の不幸は蜜の味というが、正に極上の甘露が如く其の追及は止む事は無いだろう
無州なバイトの眉毛のみならず、親しき友の危機一髪後ですら其の飽くなき追及は留まる事は無いのであろう
作者からの返信
あるまんさん
さすがは感想まで純文です。無州ってなんだろう? とちょっと考えてしまったのですが一発で変換できました汗
企画主であられる千織さんは、あるまんさんのような作風がお好きでしょうから、ぜひに。
社会性や一般常識や善悪の基準がそもそも法治国家の為に培われてきた「仮面」といえなくもないのですが、それすらも気に食わんというのなら、どうあろうと気に食わないのだろうと。そんな人は、にら、じゃなく、アルカノイドを含んだ毒草ハナニラでも食べとけよと云いたい。
編集済
こんにちは!
もうこのお題、朝吹さんが決めたんですか?と問いたくなるほどに朝吹さんのフィールドじゃないですか。
人の仮面を剥いだところで、出てくるのは醜くて美しいものでしかないのに。
どう転んでも自分にとって良い作用はしないとわかっていながら、隠されたものを見たがるのは人の業でしょうかね。
お見事。
素晴らしい作品をありがとうございました。
追記)
せっかくヨソイキの言葉で格好つけてコメントしたのに返信で全然本題に触れねえチックショー(笑)
作者からの返信
志乃亜サクさん
一時ザクになっていたことに気づいた人はいるのでしょうか笑
サク→ザク→ザクⅡ→グフと進化して、いつの日か「ザクとは違うのだよ、ザクとは」と盛大にふかして頂きたいです。
その際はわたくし、ファンネルを太陽フレアのように飛ばして後方援護しましてよ。
「燃えよドラゴン」ですが、この話はカクヨムでも何度か書いてるんですけど当時高校生のわたしが友人宅で観て、互いに抱き合い、床を転がり、呼吸困難になるほど大笑いをした禁断の映画です。
跳び蹴りされた男が椅子をばたばたと倒しながら吹っ飛んだ場面でもう駄目でした。
「ザクとは違うのだよ、ザクとは」
まさにこのセリフがピッタリでした。
あの映画のお蔭で、ウゥォハ! だの、アキャァ!! なんていう掛け声というか気合は、ネタではなく実在するんだと分かりました。
仮面。とは、創作界隈ではまことにお馴染みのお題ですね(ここしか本題にふれない返信)
への応援コメント
最後、そうきましたか。ラクくらうとまあ、うん、顔が……。怖いです。
作者からの返信
アオノソラさん
こちらまでありがとうございます。
紺野さんが軽傷であることを祈って下さい……(;´∀`)
痛そう( ;∀;)