第4章第4話 事件解決


放課後の体育館前。

碧と結は、発見した赤い紙の束と看板を前に、犯人と話し合っていた。


「ねえ、あなたたちがやったのね?」碧が問いかけると、山口と藤井が顔を見合わせる。

「……はい。ごめんなさい。ちょっと面白半分でやったんです」山口が頭を下げる。

「でも、本当に文化祭を台無しにするつもりはなかったんです」藤井も小声で続ける。


結は腕を組み、冷静に確認する。

「看板を隠して紙で警告した理由は?」

「うーん……注目を集めたくて、ちょっとドッキリを仕掛けた感じです」山口は照れくさそうに笑う。


碧はにやりと笑った。

「なるほど、迷惑はかけたけど、悪意はなかったわけね!」

「でも、名探偵ごっこ的にはちょっと事件っぽくなったね」結も微笑む。


三人で看板を元の位置に戻し、赤い紙の束も片付けた。

「これで全て元通り!」碧が胸を張る。

「本当に、無事に解決できてよかった」結はほっとした表情を浮かべた。


山口と藤井も安堵の笑みを見せる。

「次からは、もっと平和的に注目を集めます……」山口が照れ笑い。

「よろしくね」碧はウインクをして応える。


夕陽が体育館をオレンジ色に染め、静かな達成感が漂う。

碧は窓の外を見つめながら、次の事件を思い描いているようだった。

「次はどんな事件が来るのかな?」

「怖いけど、楽しみね」結が微笑みながら肩をすくめる。


こうして、文化祭前夜の連続トラブルは無事解決。

悪意のない遊び心が小さな混乱を生んだものの、碧と結の観察と推理で事件は収束した。

そして、二人の学園生活には、新たなドタバタ事件の予感が漂っているのだった。


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