神の心臓を植えられた少女
白風狐水
プロローグ-心臓を植えられた少女
苦しみを背負う者の力
「あ…が…がっ…!」
痛い…
「ま、待て!やめろ!
私はお前に力を授けてやったのだぞ!
感謝して平伏しろ!」
「あがっ…ぐがっ…ァ”…
ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
植え付けられた左腕なの箇所から身体全体が
この悍ましい【力】に侵食されていくのを感じるとともに、猛烈な激痛が絶え間なく走り続けてるけど…
それでも…
目の前のコイツだけは…
「貴方は…許さない……っ"!あが…っ…!」
痛いけど…あんたは殺す。
皆にいつしかあんたは私にしたことと同じような事をする。
だから今殺す。
私が死んででも殺す。
私の命があるうちに殺す。
私の身体がこの【力】に身体を侵食されきる前に。
私の命があるうちに殺す!
だから…
さようなら。
「うぐ…っ……!」
私は【力】を操ろうとして、制御に失敗しそうになりながら、激痛を感じながらも剣を生成し、振り下ろそうとする。
「ま、待て!
力を授けてやったのは私だ!
貴様があと少しで死ぬ状況で
こ の 実 験 を し た こ と に よ っ て 生 き 延 び た のだぞ!」
…わかってる。
だからこそ貴方を殺す。
こんな選択をしてもそれを悔いる気もない狂人にこれ以上私という実験結果を見せたらいけないから。
貴方はきっと次の犠牲者を生み出す。
それにこれが初犯じゃないから。
余計許せない。
私が奇跡的にまだ精神と身体の制御をある程度保っているから出来てるだけ。
私の前の人達は…
苦しみ激痛を感じながら
生き恥を晒させられる苦しみを味合わされて死んでいった。
あの人達が伝えてくれた苦しみを増やさないためにも
私は………
――――――――――――――――――――
事の始まりは2週間前
王国のとある村に住んでいた私は馬車に乗って王都に向かっていて、その途中で魔物の大群に馬車が襲われてた
馬車に付いてた護衛の人達もいたけど
護衛の人達を殺して魔物は
私を魔物の巣へ連れ去った
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