第10話 人化と獣化

「エレンさん、お忙しい中奴隷商に案内して下さってありがとうございました」


「結構暇してる、気にしないで! モコちゃんは、この後どうするの?」

「リザードの巣ってのを見に行くつもりです」

「あぁ、それで魔物購入したの? 気を付けて、危ないと思ったら逃げること! 樹海で暮らしてたモコちゃんなら大丈夫、だよね?」


「無理をしないで逃げる時は、必死で逃げるよ」





 リザードとケトルを連れて樹海に入った。


「私は、モコ呼び易いでしょ」

「儂は、リザード酋長の息子ゼググだ、モコさん」

「私は、ケトル族酋長の娘リットルよモコさん」

「妹のミリ、モコさん」


 偶然? 三人酋長の子供か!

「ここまで来れば大丈夫、三人の首輪外すね」

 順に奴隷の首輪を外し、ポーチに入れた。


「「「ありがとうございます!」」」

「三人は、もう奴隷じゃ無くなった、村に帰って良いよ」

「酋長にお礼を言わせる! モコさん着いて来てくれないか?」


「ゼググにリットル、ミリ、私が人間の様な容姿なの気に成らない?」

「最初は驚いたが、人に紛れて暮らすには都合が良さそうと思っている……どう遣って姿を変えた?」


「私達も、モコさんが羨ましいよ! 人間と仲良くしようとしたら奴隷にされた」

「儂も同じで、人間が攻撃しないので油断して捕まった」


「ゼググ、リットル、ミリ、人語は話せる?」

「聞キ取リハ出来ル、話スノハ難シイ」

「それだけ話せれば十分よ! 私と一緒に冒険者する?」


「「「モコさんと一緒なら遣る!」」」

「でも皆酋長の子供でしょ? 親の許可貰える?」


「モコさん儂は三男、成人して居るので許可は不要自由の身だぞ」

「モコさん、私達も兄が酋長になるので自由の身、許可も不要よ」




「モコさん、ここがリザードコロニーだぞ」

「もっと奥地に有ると思ってた、意外に町の近くに有ったんだ!」


「モコさん? 物凄く奥地だよ?」

「モコさんに追い付く為、私達全力で走ったよ」


「儂も思った、モコさんはケトルとしても異常だ!」




 この三人には神の加護の事話た方が良いか。


「ゼググにリットル、ミリ、私は産まれた時、オーイデ神様に加護と生物最高の知力に神技を頂いた、人に似た姿も丈夫な身体も加護のお陰」


「モコさんの異常な能力は、オーイデ神様の加護のお陰って分かったが、儂達も加護を貰うには何をすれば良い?」


 そうだ! 全員人化出来れば、冒険者登録して四人でパーティー組める! 最高に楽しくなるよ!!

「オーイデ神様は見守って居て下さる、真剣に祈れば私の仲間として加護を授けて下さるかも」



 私達四人は真剣に祈った。

『ケトル変異種娘、願いは聞こえた』

「オーイデ神様、私の仲間人化出来ますか?」


『モコ、頑張って居る様子ここから応援して居ったぞ! 人化と獣化それに加護をモコの従者全員に授ける! モコは神技を何も使って居らん! 思いを込めて❮神技❯と唱えてみよ! 攻撃に防御、回復再生、の全てが使えるぞ!』


 お礼を言う間も無く、交信は終った。

「皆、人化して見て!」


 ゼググにリットル、ミリも私と違い、完璧に人間になっていた。

 ただ、三人とも全裸だった。

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