第二章 変化
「あーーーーーー!!!!!」
もうダメだと思ったその時
ドン!!
大きな音と同時に電気が消えた
電気がついた
聞き慣れた音と入ってくる男
画面を見ると
「は?....」
画面には8階の文字が書いてあった
「8階、8階.....8階.....」
所々を確認してく
その時非常通報ボタンに目が行った
すぐ非常通報ボタンを押した
だが何もなかった
「んで鳴らねぇんだよ!」
その時通報で思いついた
スマホの存在に
スマホですぐに警察に電話をかけた
繋がらない
「なんでだよ!あ......圏外.....」
隅々まで確認してく
「よし....変化なし」
ドアを閉める
電気が消える
電気がつく
聞き慣れた音と男が入ってくる
「は?」
画面には
10階の文字があった
「見逃したのか?.....」
どうやら見逃すと最初からやり直しらしい
「最初からだ....」
「男...鏡...ライト...白い女性の写真.......変化なし....」
疲れ切った声でそういう
ドアを閉じる
電気が消える
電気がつく
聞き慣れた音と男が入ってくる
画面には10階の文字
「あ」
何かを思い出し振り返る
「白い女性?.....白い....女性?....」
白い女性の写真はゲームセンターのポスターに変わっていた
どうやらさっきのは変化していたようだ
「マジかよ...」
隅々まで確認する
男、ポスター、鏡、ライト、天井、カメラ
「よし、変化な...」
急に電話の着信音が鳴った
スマホを取り出す
母親からの電話だ
着信を拒否した
「これは.....変化あり?....」
そのまま確認を続ける
そしたらまた着信音が鳴り響いた
電話に出てみることにした
「も、もしもし」
「もしもし」
「どうした?」
「今どこなの?」
「あ、えーっとここはー俺もわからねぇ」
「もうすぐあんたもお兄ちゃんなんだからちゃんとしなさい」
「う、うん....すぐそっち行くよ.....」
「待ってるよ」
「うん.....」
少し沈黙が続き勇気を出し口を開いた
「あのさ、友達と会う前ヤバいやつがいたんだよ」
ーーーーーー2時間20分前ーーーーーーーーー
自転車を漕いでる兄弟がいた
その自転車の弟が車に轢かれた
大怪我を負ってた
運転手は兄に怒鳴り弟はずっと道路に寝っ転がっている
起きる気配はなかった
周りにいる人は助けずに
スマホで動画撮ってる奴もいればスマホばっか見てる奴もいた
「俺はそれで助けられなくて、動けなくて」
すすり泣きながらそう言う
「そんなのが兄になっていいのか...」
「大丈夫」
「すぐにそっちに行くから待ってて....」
ドン!
「大丈夫」
電気がついた途端に
エレベーターの画面をすすり泣きながら見る
10階と表示されてある
怒ってるのか悲しいのかわからなくなってきた
エレベーターを確認する
ドアを閉じる
電気が消える
電気がついた
でも
電気の色が青になっていた
メンタルが崩壊し
叫んでしまう
「あぁぁああぁああああ!!!!!!」
そのままずっと叫んでいるとやがて
気持ち悪くなってしまい嘔吐してしまう
苦しくなりボタンを押そうとするが
手が届かない
絶望と悲しみと怒りが合わさり
自分が何かわからなくなり叫んでしまう
「あぁあああああぁぁぁあ!!!!!!」
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