第32話3 古くさい伝統
夕ご飯はハンバーグカレーとサラダとスープでデザートは果物だ。皆美味しいと言い沢山食べてくれた。
ご飯を食べ終わり片付けをしてから着替えとお風呂セットを準備してルリ姉と温泉に向かった。
男性陣には心配なのでウル、ルア、アズを一緒に行かせた。
メノウ、ディー、メメを洗いながらルリ姉に説明し自分も洗い終え、皆で温泉に浸かりにいった。
「気持ちいいわ~!今迄知らなかったなんて損してた気分よ。いつも古くさい格好を強いられて来たからこれからは自分の好きに生きられるんだと考えたら最高よ!フロラー国は王族、貴族絶対の国で伝統に重きをおくばかりで新しい物は受け入れない、古くさい国なのよ。」
「あの2人のメノウに会ってからの記憶消したけどちょっと嫌な感じしたし心の声が皆と違ってたからああしたけど少しは反省してくれるかな?」
「無理ね。フロラー国は王族、貴族は絶対の国で辺境伯を除けば皆腐っているわ。平民はひれ伏すべき、他国より優れているか、国を大きくするかとかしか考えてないわ。私も何度も辞めて家に帰りたいと懇願したけどなまじ諜報、暗殺の才能があったから縛りつけられてたから完全に行き遅れになってしまっていたわ。自分より王族、貴族優先にしろと言われて来たわ。」
「そっか。やっぱり駄目だね。」
「正直今回森に来るのも怖かったわ。ゴブリン達に襲われてる女性達を見て自分もこうなるのかと吐きけがしたわ。ゴブリンやオーガだったかしら?女性狙いの魔獣なの?」
「メノウ。」
《ゴブリンやオーガは男性しか居ないから女性を狙うのは子作りのためだな。死んだら食われる。男性は食材として狙われるがな。ゴブリンやオーガは弱い方だぞ。》
「ウサギみたいな魔獣は…?」
《ホーンラビットか、弱小だな。皆1から魔獣についても勉強した方が良さそうだな。フロラー国では勉強出来なかっただろ?世界についても勉強した方が良い。魔法や武器等についてもだな。》
「そうだね。閉鎖的で古くさい国なら勉強させて貰えなかったでしょ?ルリ姉。」
「えぇ。諜報と暗殺の仕方と侍女としてしか教えられてないわ。」
「じゃあ、明日から訓練と勉強だね。色々な石があったり魔力草や薬草とかもあって、それがポーションになったりするからね。それに魔法使うのに呪文はいらないからそれも練習だね。皆のステータス見て決めないとね。」
「ステータスって何かしら?」
「え!?それすら教わってないの!?何やってんだ!フロラー国は!!完璧に人操ってるじゃん!!え?魔法の属性ってどうやって知ったの!?」
「教会の司教様から…。」
「ルリ姉、ステータスオープンって言ってみて!」
「ステータスオープン!」
名前 ルリア
種族 人間
年齢 9歳
職業 ?
体力 500
魔力 1200
属性 土 火 闇
生活魔法 空間魔法 結界魔法
契約魔法 アイテムBOXあり
マップ
スキル
体術 弓術 剣術 危険察知 気配察知
魔力察知 身体強化 全耐性あり
疾空 跳躍 暗歩 魅力 話術 隠蔽
人心把握 成長促進 採掘 鑑定 遮断
自動回復あり 暗殺 諜報 拷問
自己再生あり 経験値促進
「うんうん。これはあの王子達に知られなくて良かったかも知れないね。ルリ姉、次から確認する時はオープン付けないで良いからね。これとこれとこれと以外は隠蔽した方が良さそうだね。」
「こんな色々使えるなんて知らなかったわ。それに見れるなんて知らなかったわ。有難う!エル!次からはステータスだけ言えばいいのよね?後最低限以外は隠蔽はしたわ。」
「もしかして皆知らなって事はないよね?フロラー国出身だと教えて貰えないのかな?辺境伯と冒険者だったから後の皆は知ってるよね?」
「どうなのかしら?私は知らなかったけど皆は知ってるんじゃないかしら?」
「そろそろ上がろうか?」
メメのムニュムニュを辞めてお風呂から出ようとした。
「メェーン!メェーン!」
「メメ、今日はムニュムニュ終わりね。上がるよ。」
「メメはエルのムニュムニュで寝るクマァ~!」
「フフフ!私綺麗な物や可愛いい物が大好きなの。メメちゃんやディーちゃんは可愛いいしメノウちゃんは綺麗で格好えし、ウル、ルア、アズも可愛いいし、エルは天使見たいだし最高だわ。」
皆お風呂からあがりドライ魔法をかけてから着替えをしてディーとメノウをブラッシングしてから自分もした。
それからルリ姉と別れ部屋に戻り一応パパに手紙を書いて届く様にと願い机の上に置き皆で眠りについた。
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