第14話 圧からの勉強
そろそろ三が日が過ぎたのでまた訓練を開始する。その前にそろそろ慣れて来たので重力を25にする。
途端に襲って来た圧力…。
「うー何回やってもきつい。3日休んだから余計かな?」
「きついクマァ~!動きづらいクマァ~!」
「何でメノウ、ウル、ルア、アズ余裕なのー??」
《多少きついがまだ大丈夫だな。》
「マダマダデス!」
「マダマダヨー!」
「マダマダナノ!」
始めは楽ちんだったが20を超えた辺りからきつ感じる様になった。これ100いったら人類辞める事になるんじゃ…。
そうだった既に人類辞めてた!神族だった!
その内空飛べるんじゃないかなぁーって思ったりする。
《ほら。ノルマこなす為に闘技場行くぞ。》
ディーと共に踏ん張り闘技場に行きノルマをこなす。何とか身体が慣れて来た所でウル、ルア、アズ対メノウ、ディー、私で組み手や剣術、魔術を使う。
昼前に訓練を終わりドライ魔法とクリーン魔法をかけてから昼食作りを開始した。
昼食を食べ終わり片付けをして窓から外をみる。
「結界の外は真っ白だね。それに凄く積もってて外出れないねー。」
「本当だクマァ~!雪遊びも出来ないクマァ~!」
《積もる時はもっと積もるし寒いぞ。》
「メノウは今までどうしてたの??」
《何もない限り洞窟にいたりしたな。》
「うわッ!寒そう!魔獣達も一緒なの?」
《我は寒さには強いから大丈夫だ。魔獣達は南に移動したり雪に強い魔獣はそのままだったり洞窟にいたり様々だな。》
「うーん。魔獣についてもっと勉強しなきゃ駄目だな。後この世界についても。少しは勉強してきたんだけど…。」
《解らない事は我が知る事は教える。エルの部屋にこの世界の本も合ったな。》
「うん。もっと本読んで勉強しなくちゃ。地球基準と全く別だもんね。」
《そうだな。科学は余り進んでいないし、人間皆平等ではないからな。王族、貴族がいて商人ギルド、薬師ギルド、冒険者ギルドがあり民達がいる。ギルドは王族、貴族の力は通用しない事になっている。だから弱い立場の民はギルドに所属したいと色々志す。まぁ、大体は冒険者を目指すがな…。依頼を受けお金を貰えるから馬鹿でもなれるが弱ければ死ぬ事になるな。魔獣の強さも最強、強、中強、弱強、中強、中、中弱、小強、小中、小弱、弱とあるからな。》
「ダンジョンとかってあるの??」
《確か300年位前に何処かの国に現れたと聞いた事があるが最近は解らない。我は国々に行った事はないからな。それにダンジョンの魔獣より森の魔獣の方が強いだろうしな。多分どの国々も森を開拓したいのだろう。》
「まぁ、ダンジョン無くても森にはうじゃうじゃ魔獣がいるだろうからね。でもアイテムは欲しいかな。パパ達にお手紙でお願いしてみようかな??森を開拓って無茶苦茶だね。メノウの聖域やパパ達の聖域もあるから開拓させる理由にはいかないよね。魔獣区域を開拓すれば魔獣の行き何処無くなって結局国々に出没する事になるだろうし…。」
《昔の遺物は国々が管理してるだろう。神達にお願いするならしてみるといい。普通の人間がアイテムを手に入るのは難しいだろうからな。ダンジョンが現れれば冒険者の稼ぎにもなるだろうしな。森を開拓させるよりずっとましだな。まぁ、命令されたら騎士達は動かないといけないだろうが。》
「国々を大きくするより暮らしやすく豊かにする方が先決だと思うんだけど。」
《王族、貴族はそんな事考えない奴らが多いからな。位や金を持ってれば自分達は何とかなると思ってるんだろう。だからこの世界は余り発展しないのだ。魔法も王族、貴族の方が強いとされているがそれは小さい頃から勉強や剣術や魔術を習えるか習えないかによるんだろうな。》
「だろうね。でもパパ達が民達にも強い者が増えて来てるって言ってたな。」
《神々が世界を発展させたくてそうしてるのかもな。それから冒険者の親を持つ者は小さい頃から特訓が出来るからじゃないか?まぁ、魔法の属性やスキル等は神々が決めてるのだろうけどな。》
「なまじ科学が発展してる世界から来たからトイレ、お風呂無し、飯不味は無理だな。」
《まぁ、神々が選んだ人間に知識を与えてるんだろ?エルが少し大きくなる迄には少しは発展してるかもな。》
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