第7話 オーシャン5

 

 御告を告げてから暫くして少しずつ皆の世界は発展しだしたみたいだな。


 まぁ古くからの貴族や王族は馬鹿にしてる見たいで5人の兄や姉はお冠状態だけどな。


 流行を取り入れたい民主や流行りに敏感な貴族や王族には取り入れられてるみたいだから…。


 まぁ勉強して解った事だけど皆の世界は貴族や王族有利って感じだからな。民より魔法の力が強かったりするみたいだから…。

 まぁ民でも強い民が増えては来てるみたいだが…。



 私は勉強しながら体力作りや体術、剣術、魔法を習い過ごしてるよ。ディーも一緒。



 多分もうすぐ皆とは居られなくなるんだろうな…。もうすぐ多分5歳になるだろうから…。



 トラングルは5歳で魔法を教会で調べるんだって。私は行かなくて良いそうだ。地上に降りた時にステータスがみれるんだってさ。


 因みに冒険者登録は10歳からで最高SS~最低Gランクなんだって。

 15歳で成人と聞いた時はビックリしたよ!


 通貨は銅貨が100円銀貨が1000円って0が一つずつ増えて行くみたい。金貨、大銀貨、大金貨、白銀貨、白金貨って感じ。


 私は地上に降りたら森の真ん中に降ろすんだって。


 初め森の真ん中!?森の真ん中!?と二度聞きしてしまったよ。死ぬんだけど!?と言ったら私は人嫌い、やる気0だから神の聖域になってる所に家を創ってくれたみたいでそこで先ずは生活してみろという話だったのでホッとした。


 人嫌いやる気0を人が沢山いる中に直ぐ入れたらお前自ら死ぬだろう?との事。


 皆ディーに私が直ぐ死ぬ事のないように色々言い聞かせてていた。


 トラングルはほぼ森が占めてると言っても過言ではない感じだよ。その周りに海と国々と島がある感じ…。


 確か国を大きくしたいと森を開拓した馬鹿王が居たんだって。プロラー国とラベン国だったか…。

 500年位前に当時王だった馬鹿同士が競って森を開拓しようとしたらしいが魔獣により多くの人間が死ぬ事になったんだって。


 そのせいで今も国の端っこは危険に晒されていて結界魔法と魔除け草で魔獣が入って来れない様に、入って来た時は辺境伯爵が護る事になっているんだってさ。

 辺境伯は屈強な男性陣ばかりで軍隊になってるんだって。


 未だに国をでかくしようと両国睨み合ってる状態なんだと。

 2国共々最強騎士団を作り上げている状態なんだとか。


 馬鹿じゃね?って聞いた時思ったよ。民からしたらいい迷惑だよね。脳筋だらけでしょ!?

 絶対行きたくないと思ったよ…。



 後要注意国はラベル聖神国。

 神を祀り上げているかの如く実は教会が金儲けしてる国だ。

 教会に来た子供を調べ魔法の力が強い子供や貴重な魔法を所持している子供を洗脳している国だ。

 目的は多分教会の力を強くして上の人物達が大儲けしたいだけだろう。


 神の姿に近い人間が一番なのだと宣っている馬鹿国だ。


 あれ?馬鹿国しかない?なんか転生するの面倒になって来たな…。もう身体は創られたから森に行くしかないんだけど…。やる気0だな…。


 考えがバレてたの如くクマ質を取られた!!クソっ!!


 ロイク兄は毎日腹筋100回、腕立て伏せ100回、ランニング家の周り30周、重りも1歳歳取る事に5キロ増やせと言う…脳筋にする気なのか??

 ムング兄は木刀素振り300回と言う。軽くなって来たら違う木刀なと言われた。

 ネーヴェ兄はディーと組み手1時間と言う。

 アランド兄は魔力練り上げ魔法の練習を1時間と言う。

 ミリッシュ姉は肩より髪を短くするのを禁止するとスキンケアをきちんとしろと言う。


 パパにはやる気0で自分から死んだらお仕置きすると言われた。戦って手を抜いて死んでも一緒だと言われた。

 

 先読みされ過ぎで怖い。



 5歳になり盛大にお祝いしてもらった次の日パパ達とお別れの日になった。


シヴール《くれぐれもくれぐれもやる気0になり直ぐ死ぬ事のないようにな。トラングルの神の聖域に家は創って置いたからな。地球仕様と余り変わらない筈だ。後はアイテムBOXに色々入れてあるからな。ステータスと共に確認する様にな。後はディー、エルを頼むぞ。》


 くれぐれも2回言われた…。


「任せるクマァ~!!」

「解ったよ。」


ロイク《きちんときちんと俺達に言われた事は守る様にするんだぞ。》


ムング《心配だな…。》


ネーヴェ《エル少しはやる気出すんですよ。》


アランド《何か困ったらステータスからメッセージ送れますから。》


ミリッシュ《はい。これマジックバックよ。》


渡されたマジックバックを肩からかける。


アランド《ではトラングルに転移させますね。》


「お世話になりました。」

「またなんだクマァ!」


 ディーを抱っこして転移魔法をかけられ目を瞑った…。

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