■VS。宇宙句点戦争【掌編小説】
著者:玉棟上下
キャッチコピー:■と。の戦いはカイテヨンデ星系を揺るがす一大戦争となっていた……!
カイテヨンデ星系の防衛線上のとある区画に、旧句点記法を信条とする一派の戦闘艇が集結していた■。
「抵抗勢力を確認■戦闘配備に移行します」
「旧式の盲信者どもが――この
虚空を糧にして
「奴ら、来やがったな……」
旧句点派のベテラン
「虚空だか何だか知らねえが、奴らの好きなようにはさせねえ。俺の書くハーレムの句点は『。』じゃなきゃ締まらねえんだ」
スローライフとハーレムの名手であった彼の呟きに、つい先日まで畑で純文学を育てていた志願
「私たちは、自分の表現したいものをただ大事にしたいだけです。ランキング宙域が陥落したことは衝撃的でしたが、しかし、こんな辺境まで
「
「――ええ、
戦闘が始まった■。
■■■■ 。。。。
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■■■■。。。
■■■。
「奴らを死の色に染めろ!
「ううっ、押される――私たちはただ、今までと変わらない執筆生活を送りたいだけだったのに――」
「愚かな旧句点の盲信者よ! PVの枯渇とともに消えてゆけい!」
「それでも、それでも、私たちは――」
この戦いにどう終止符が打たれるのか――まだ誰も知る者はいない■。(了)
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