黒い勾玉の書

雪夜

黒い勾玉の巻

1巻 黒い決意

体もフラフラ、不規則な生活をしている。普通なら心も荒みそうだが。心だけは―

そう、心だけは澄み切っているのだ。


1年前は、心も荒んでいた。

外に出られなくなるほどに。

何も言葉を発することもなく、誰かと話すことが難しかった。

どうやって会話していたのか分からなかった。


約1年間、違う世界にいた。

だから、言葉が浮かんでくることがなかった。

発言ももちろん、物語を書くこともできなかった。

世界観が違いすぎて、そこで生きることが精一杯で、慣れるのに時間がかかる。そして、相手の言っていることを理解するのにエネルギーを使い切るほど。だから、心を戻すために神社に行きまくった。


そして、あの日、やっと心が戻った。

ここまで無理をしているのに、心だけは澄み切っている。

ブラックだとここまでするのかもしれないな。でも―


負けなくない。今、目の前にあること全てやり切りたい。あんなやる気のない奴らと同じにされたくなかった。


努力に芽が付き始めた。

後ろに戻れない。進むしかない。

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