第2話 異世界生活の始まりと異世界の知識
異世界に転生した僕はまず自分の状態を確認した。
(うん、ちゃんと要望どおりの身体になってる)
身体は創造主様に要望したとおり視点は高くなり、視界には黒髪が映り、身体には筋肉が付いている。
そして、“転生先の世界の知識もある程度ください”と言ったからか、異世界の知識も記憶されていた。
予想外だったのは服や装備も用意してくれたことだ。
創造主様は望む能力を授けると言っていたが望む物を授けるとは言っていなかったので転生時は全裸だと思っていた、嬉しい予想外だ。
次に装備を確認した。
上衣は頑丈な長袖の革服で、その上にフードが付いている膝上まである革製のマントを着、下半身も頑丈な革製の長ズボンを穿いていた、靴もまた足を守るための歩きやすい革靴だ。
左腰には全長1メートル程の
そして、足元にそのほかの必要な物が入った荷袋があった。
(身体を動かしてこの身体の性能を確かめてみよう)
試しにその場で軽く飛び跳ねてみる。
「うあっ」
すると大して膝を曲げて跳んでいないにも関わらず、1メートル程身体が浮いた。
ドサッという音を立てて着地する。
少しの間、驚きで動けなかった。
大きく膝を曲げて飛び跳ねれば4メートルを優に超えて身体が浮き、走れば高速道路の自動車以上の速度が出せ、30分程全力で走っても全く息切れせず、剥き出しの脛にマチェットを思いっ切り叩きつけても問題なかった。
僕は1時間程身体を動かし、自分の身体が要望どうりの身体能力であることを確認した。
(異世界で生活するにあたって自分の名前を決めるぞ)
2〜3分程考えた後、自分の名前を決めた。
(よし、僕の名前はオルカだ)
この名前に決めた理由は何となく響きが良かったからだ。
自分に名前を付けた僕は街へ向かって歩き出した。
街へ向かって足を進める中、記憶にあるこの世界の知識を確認する。
暦は前世と変わらず太陽暦で、約365.25日を1年とし4年に一度閏年を設けて1日を加えることで、暦と季節のずれを調整している。
季節も前世と変わらぬ、春、夏、秋、冬、の四季、今は夏の8月朝5時頃だ。
そしてこの世界には魔力という物質が存在し、主に生命に宿り、生命から湧き、空気中にも微量漂っている、生命が発する意思に反応し様々な現象を起こす物質だ。
魔力は微量身体から漏れ出ているため、ある程度魔力を扱える者は他人の魔力を感じ取ることが出来、それを気配と呼び、身体から漏れ出る魔力は修行次第で減らせ、気配を薄くするこができる。
魔法が存在し、魔力を消費して使用できる。
そしてこの創造主様に創られた僕の身体は一切魔力を持っていないため、僕は気配がなく、残念なことに魔法が使えない。
この世界には魔物という生物がおり、動物の魔物、
人種も様々な人種がおり、人を起源とする
人原人種は人原人種の別人種との間にとても稀にハーフが生まれる。
エルフ族、ドワーフ、吸血鬼を除いて、人種名に“人”が付いてる。
人種名に“族”が付いてる人種は更に細かい分類がある。
人以外の他生物を起源としている
エルフ族、ドワーフ、吸血鬼を除いて、人種名に“人”が付いていないのが他原人種だ。
そしてこの世界のお金はこの大陸だと公式貨幣と呼ばれる物で、たまに公式貨幣を使っていない国があるが、この大陸だとほとんどの国が公式貨幣を使っている。
公式貨幣の価値は僕の生まれ故郷の日本円に例えるとこのくらいだ。
小鉄貨=1円
中鉄貨=5円
大鉄貨=10円
小銅貨=100円
中銅貨=500円
大銅貨=1000円
小銀貨=10000円
中銀貨=50000円
大銀貨=100000円
小金貨=1000000円
中金貨=5000000円
大金貨=10000000円
この世界の知識には言語、マチェットの使い方や戦闘の仕方もあり、この知識はありがたい事に技術として身体に染み付いていた。
この世界の知識を確認しているうちに街の前まで来たようだ。
僕はこの世界に来て初めての街に着いた。
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