婚約者からの愛が重すぎて困っ、……幸せです!

葉月 陸公

プロローグ

 神守と神楽。それは、決して、交わることのなかった二つの家系。例えるならば、闇と光、地獄と天国、矛と盾、きのことたけのこ。


 そんな神守と神楽の頭首が、二千年以上の時を経て、ようやく交わることとなった。


 神守優司と、神楽舞衣。


 禁断の恋をした二人を待ち受けていたのは、数々の困難。しかし、この二人は、そんな困難さえも、『愛の力』で吹き飛ばしてしまうのであった。



 ……。



「えっと……、あの、これ、そんな純粋なラブストーリーでしたっけ?」

「ラブストーリーにするのよ、今から」



 ※どちらかというとラブコメディです。

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