テロリストと犬畜生
祭煙禍 薬
テロリストと犬畜生
それは、ある雨の日に出かけたときの事だった。
俺はテロリストだが、お出かけくらいする、俺に破壊される前の世界を焼き付けておきたいからだ。近所を適当にうろついていた俺は、あるものを見つけた。
――拾って下さい。
そう書かれた段ボールに入っている犬畜生を見かけた。
畜生を扱ったことのない俺にすらわかるガリガリの肉体、どうやら愚かな人間の計画性の無さに捨てられた犠牲者のようだ。犬畜生には俺に気が付くとこちらを向き微かな鳴き声を上げた
「クゥン」
弱弱しい声に、ウルウルと俺を見つめられる瞳。俺は思わず、この犬畜生に可愛い奴ほど虐めたい欲求、キュートアグレッションとやらを感じた。
決めたこの犬畜生を、家で徹底的にいたぶってやる。
犬畜生と共に、家に帰って俺はすぐにスマホを開く。
どうやら犬畜生を末永くいたぶるには畜生共の病院に行くのがいいそうだ。
だが、その前にこいつにはやらせなければならないことがある。滝行から始まり、常在菌を殺す白い泡での拷問、熱風による嫌がらせで終わる拷問、水責めを行わなくてはならない。
嫌がる犬畜生を強制的に水責めにするのは見ていてとても気持ちが良かった。
そして、水責めが終わった犬畜生は、疲れたのか眠りに落ちてしまった。翌日の病院の予約でもするか。水責めをやって気が付いたのだが、こいつの体は思った以上に肉が無い、もっと虐めがいのある姿になってもらわねば。
翌日
病院から帰ってきた犬畜生に、到底旨そうには見えない餌をやる。犬畜生には俺の大嫌いな注射もさせた。また、俺は犬畜生の虐め方を病院に教えてもらった、犬畜生は案外虐めがいのある生き物のようだ。明日には首輪と引きずるための紐でも買いに行こうか。
半年後
犬畜生は最初は警戒していたものの、この生活に慣れたようだった。俺が投げ捨てた。円盤を取ってこさせるいじめも、明らかに不味そうな俺より安いごはんを食べることも、全裸の状態で体を撫でまわされることにも慣れたらしい。
腹を見せたり尻尾を振ったり、全く犬畜生は、自分の置かれている状況が分かっていないようだ。
3年後
いつしか、俺の家には犬畜生で溢れていた。
犬畜生を外で連れまわすと時たまキュートアグレッションに襲われたのだ。流石に困り果てた俺が同じく犬を監禁してる同業者に意見を求めると「犬カフェでも始めたら~」と返された。
犬畜生共の餌代も馬鹿にならない。餌代くらい自分で稼いでもらわねば、もちろん、犬畜生はいつどこに逃げ出すかわからないから監視付きだ。
犬畜生のカフェは思いのほか儲かり、俺の本業の収入を超える日も遠くないかもしれない。
さて、豊富な資金源があるならやることは決まっている。環境破壊だ。
この資金を元に、俺は世界中の環境を破壊する、森林破壊テロを開始する。
そして、
「何、マロンお散歩?分かったから、今大事な計画を練っているとこなんだから。あとにしなさい。」
俺は犬畜生の頭に手を擦り付けてから彼女の首輪にリードを繋いだ。
死ぬまでいたぶるから覚悟しろよ犬畜生共。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます